「住宅地に出てくるヒグマの生態と安全対策」のフォーラムが開催されました！

Posted by sminamiscenic on 2012年2月23日(木) 18:00

２月１６日の投稿記事で告知していた、ヒグマに関するフォーラムが２月１８日（土）に開催されました。
当日はあいにくの悪天候にも関わらず８３名が参加し、ヒグマ出没への関心の高さがうかがえました。

★開催日：平成24年2月18日（土）　13：30～16：00
★場所　 ：東海大学北海道キャンパス札幌校 N311講義室
★主催　 ：南沢まちづくり協議会、東海大学北海道キャンパス札幌校、南沢地区町内会連合会

フォーラムを企画した、南沢まちづくり協議会の梶浦会長。「生活安全と自然保護の視点からヒグマの生態を学び、共生のまちづくりについて語りあいましょう」と、フォーラム開催の目的を説明。

ＮＰＯ森林再生ネットワーク理事・ヒグマの会副会長の山本牧（やまもと・まき）氏の講演。
・ヒグマは個体ごとに異なる行動パターンを持つので、個々のヒグマに合わせた対策が必要
・人里に降りて来るのは山のドングリが少ないからではなく、人里の方が楽に栄養の高いエサを得られる
　という、合理的な行動による
・ハンターの銃声を聞くと、逃げるどころか鹿肉を求めて近づいて来ることすらある
といった、興味深い話を紹介されていました。

南区役所・吉田地域安全担当係長からは
・新年度より札幌市に新たなヒグマ対策担当部署が設置される予定
・ゴミ出しなど地域として注意すべきこと
といった点について説明がされました。

講演後、参加者からの活発な質疑応答がなされ、ヒグマへの関心の高さがうかがえる、非常に有意義なフォーラムとなりました。

※フォーラムの内容は、以下でも紹介されています。
・南区役所・藻岩まちづくりセンターのホームページ
・南区役所ホームページ「まちの話題」　（平成24年2月28日追加）