札幌100マイル

こどもZOOからこんにちは!

こども動物園で日々奮闘するスタッフの飼育日誌的ブログ

『プレリードッグ』カテゴリーの投稿一覧

同居、始めました。

動物園ブログ通の皆様こんばんは。
ミドルネームはさておき、ねぇさんこと中居です。

単独の書き込みはお初ですので、色々と「何これ?」という部分はあるかと思いますが、初心者ですので何卒お許し下さい。


本日、こども動物園の密かな人気者(なのか?)プレーリードッグの二家族が同居を始めました。

課内移動して初の担当。
色々と周りの方々に教えて頂きながら試行錯誤の連続でしたが、漸く一つ階段を上れたのかなぁ、と思っています。
これもこども動物園スタッフのお陰です。ありがトゥ!(谷村新司風に)

同居で何が一番怖いかと言うと、やはり「他の家族とうまくやっていけるのかどうか?」ですよね。
子供たちは無邪気で物怖じしない感じだったので、あまり心配はしていなかったのですが、問題は親世代。

今までは獣舎を区切って右・左と分けていた通路を開通した時は、密かに心臓ばっくばくでした。


・・・・・・・が。


昔の人は良い格言を残してくれました。

『案ずるより生むが易し』

正しくそんな感じ。







まずは子供たちがまっ先に開通した通路を通り、ご挨拶。
お隣のお母さんにもきちんと挨拶してました。偉いです。可愛いです。
お母さん達も自分の子と隔たり無く接してくれたので、まずは一安心でした。

さぁ、問題の親世代はどうかと言うと・・・・・。

実は、一つは母親のみの家族、そして一つは両親の揃った家族だったのですが。
お父さん・・・・気づけばお隣のお母さん宅へ乗り込んでいました。
えぇ、それはあっという間と言うのが適切だわ、ってぐらいにすぐに。
しかも居座っています。あまつさえ寄り添っていますよ?!

おいおいお父さんよ、と。

しかも、これまた気づけばその子供達もお隣のお母さん宅へとぞくぞく押しかけている様子。
ふと見ると、残された片方のお母さんが一人、ぽつりとお部屋でフリーズ状態。
残念ながら、その映像は哀愁駄々漏れすぎて写せませんでした。


どう、なんでしょう、これ。
思わず世界の中心で切なさ乱れ打ちしたい気分でした。
(一部リサーチによりますと、男性心理としてはお父さんの行動は良く理解出来るとか・・・男って)


ま、まぁ、私の心境は取り敢えず置いといて。


今のところ穏やかに同居は出来ているみたいです。
とは言え、まだまだ油断出来ない部分もあると思うので、ガラスの外から温かく見守っていきたいと思います。

皆様もそんな二家族の様子を、お越しになりましたら是非ごゆっくりとご覧下さい。



さてさて。
こちらは現在、バックヤードにてお暮らしのお二人。
見られる刺激がないせいか、何ともたれています。


(何だこのまっすぐな仰向けは)


(そんでもって、「何か文句あるの?」とでも言うような視線)


これもこれで、どうよ?と。

(いずれ全家族の同居になりましたら、表舞台に復活しますので、それまで暫しお待ち下さいね)

あけまして(遅

今年に入って初ぶろぐになります。

皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします。

冬体制になりこども動物園のスタッフも減ってしまいましたが男4人(平均年齢31歳)春まで元気にガリガリゴリゴリやっていきたいと思います。

そんなわけで1発目は


プレリーちゃん

去年の暮れから発情期に入ったため、2頭いた♂を左と右で仕切りを入れてわけています。

仕切りを挟んでドンドン(♂)とガンガン(♂)が、1日中プンプンしながらやんややんややっていますが、すぐ落ち着きますので心配しないでくださいね@p@;

新しい施設なので繁殖に成功するのかもうドキドキワクワクです@@

うまくいけば遅くても4月前には巣の中で子育てしている様子が見れるかもですね




オグロプレリードッグ

RODENTIA

Sciuridae

Black-tailed Prairie Dog

Cynomys ludovicianus

北アメリカの大草原(プレリー)に生息しています。体長約30cm、尾長約10cmで、体重は1kgほど。動作がかわいらしい臆病な動物です。体は地下生活に適した形になっていて、体全体が円筒状で手足は短く、トンネル内の移動に向いています。毛並みは短く滑らかで、トンネル内で後ずさりをしても逆立ちません。耳介は小さく、鼻の穴は閉じられています。また前肢の爪は頑丈にできています。危険を感じると「キャンキャン」とイヌのように鳴きわめくことから草原の犬「プレーリードック」という名前がついたものです。

*ビーバーの森にて、巣穴の中で生活している様子をご覧いただけます。

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