札幌100マイル

『映画』カテゴリーの投稿一覧

映画 【地下鉄のザジ】

地下鉄のザジ

原作  レーモン・クノー
監督  ルイ・マル
出演  カトリーヌ・ドモンジョ フィリップ・ノワレ カルラ・マルリエ

ZAZIEの作品誕生50年のお祝いして
完全修復ニュープリント版 にて登場

むかしむか~し子供の頃
原田知世がアルバムの中で歌っていた
地下鉄の~ザ~ジ♪
当時は・・・地下鉄のザジって何?!
数年たったあとに知りました・・・映画だったんだ。

そしてなんとこの作品を観るのは初!
ちょうどキノさんでやっていたので観ました。

痛快ドタバタ劇で・・・
予想外。
むかしのフランス映画って・・・
男と女にしかり・・・ザジにしかり
何がいいたいのかわからない。

小悪魔ぽくてかわいいんですけどね~
・・・。

地下鉄に乗せてあげようよ。
ストだけど~!!!


公式HP http://www.zaziefilms.com/zazie/
札幌ではシアターキノにて公開中

2010年58本目

100マイル映画レポ 【17歳の肖像】

100マイルさんの映画レポーター枠で行ってきました。
17歳の肖像

監督  ロネ・シェルフィグ
出演  キャリー・マリガン ピーター・サースガード ドミニク・クーパー
     ロザムンド・バイク アルフレッド・モリーナ カーラ・セイモア

英国ジャーナリスト リン・バーバーの回想録を
脚本家ニック・ホーンビィが上手にストーリー化。

17歳
多感な時期であたしはその頃どうだったかな?
なんて過去を思いながら鑑賞。

時代は1960年代 英国
音楽も衣装もレトロポップな感じでかわいらしい。

1961年 主人公ジェニー(キャリー・マリガン)は16歳。
オックスフォード大学を目指す優等生。
大学進学のためにチェロを習い苦手なラテン語も勉強し
父親のがんじがらめな上から目線指導に
うんざりしながら毎日を過ごしていた。

そんなある日倍も離れた男性
デイヴィット(ピーター・サースガード)と偶然知り合う。
世の中を知らない女の子は
言葉巧みな優しい年上の男性に憧れ恋をする。

ジェニーは制服姿は普通のかわいらしい高校生だけど
大人チックなお洒落をすると美しい女性へと変身。

色々な人の忠告を受けながらも自分の道を
迷いながら自分で選んでいく。

そして17歳の誕生日を迎える。


あたしは大人なのでこんな男性は要注意って思うけど
若かったら分からないんだろうなぁ・・・なんて。
同世代の子達はこの映画を観てどんな感想を持つのだろう?って興味津々。

実際若い頃は年上の男性に憧れたりもするしね。
誰にでも多かれ少なかれ迷い道や寄り道やお痛なことって
実際にあると思うので 
それが上手に作品になっているなって思いました。

公式HP http://www.17-sai.jp/
札幌では5/8(土)より ユナイテッドシネマ札幌 にてロードショー

2010年57本目


映画 【ずっとあなたを愛してる】

ずっとあなたを愛してる
20100503-01.jpg
監督・脚本  フィリップ・クローデル
出演  クリスティン・スコット・トーマス エルザ・ジルベルスタイン

ジュリエット(クリスティン・スコット・トーマス)は
15年の刑期を終え出所して飛行場で
妹のレア(エルザ・ジルベルスタイン)を待つシーンから始まる。

少し謎で 誰もがお互いに距離感を持っていて
微妙な空気が流れているんだけど
この映画がまさかこんな風に変化するとは思えないくらい
よくって
罪は罪だが・・・罪を犯す気持ちもわかるし
出所後の人と人との繋がりの変化が
ものすごくよくて(涙)

観てよかったなって思える1本。


公式HP http://www.zutto-movie.jp/
札幌ではシアターキノにて公開中

2010年56本目

映画 【ルドandクルシ】

ルドandクルシ

監督・脚本  カルロス・キュアロン
出演      ガエル・ガルシア・ベルナル  ディエゴ・ルナ
製作総指揮 アルフォンソ・キュアロン  ギレルモ・デル・トロ 
         アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

あたしの好きな1本
『天国の口、終わりの楽園』
アルフォンソ・キュアロン監督作品。
ガエル・ガルシア・ベルナル×ディエゴ・ルナ
(今回の映画はアルフォンソ・キュアロン監督の弟の作品
 ガエル×ディエゴの再共演作品)
天国の口、終わりの楽園は衝撃的な映像から始まる
若くて盛んな男の子と酸いも甘いも知り尽くした大人の女性の
ロードムービー


今回の作品はメキシコの片田舎に住む
バナナ園で働く兄ベト(ディエゴ・ルナ)と
弟タト(ガエル・ガルシア・ベルナル)が
草サッカーから
スター・プレイヤーになるストーリー。
しかし物事はトントン拍子に進むわけもなく
人生浮き沈みのオチつき。

兄ベトは妻子もいるのにギャンブル好きのゴールキーパーで
荒っぽいプレーと性格でルド(=タフな乱暴者)

弟タトは優秀なストライカーだが本当は歌手になりたい女好き。
大袈裟なプレーによってクルシ(=ダサい自惚れ屋)

この兄弟好きなものにのめり込むと
ブレーキが利かなくなるというのか・・・
人間誰でももっていそうな部分を全開でやっちゃってるというか・・・
人生はそう簡単に上手くいくはずもなく・・・
やり方次第では上手くいくこともあるはず。



公式HP http://www.rudo-movie.com/
札幌ではシアターキノにて公開中

2010年55本目

映画 【てぃだかんかん】

てぃだかんかん
海とサンゴと小さな奇跡

原作  金城浩二
監督  李闘士男
出演  岡村隆史 松雪泰子 吉沢悠 原田美枝子
     渡部篤郎 長澤まさみ 國村隼

養殖サンゴの移植・産卵を世界で初めて成功させ
2007年環境大臣賞・内閣総理大臣賞を受賞した
金城浩二さんの10年間の奇跡を描いた実話である。

一応これでも?!ダイバーの端くれなので
この映画はかなり興味津々でした。

率直な感想としては後半泣けました。
よくサンゴの産卵に成功したなぁって。
そして周りがみんな あったかい。

沖縄の海はとってもキレイで
沖縄行きたい!海行きたい!って思うくらいキレイで
テーブルサンゴが見事で・・・


昔はもっとキレイだったんだよぉって・・・
死んでしまった珊瑚は白くなるんだよって・・・

昔はキレイだったよじゃなくて
未来では昔はサンゴは少なかったんだよって言えるように
沖縄の海にサンゴを復活させたくって
苦労や挫折を繰り返し
もう少しで折れちゃいそうなんだけど・・・
家族や友人や周りの人たちに支えられながら
一生懸命取り組む姿が印象的。


金城健司(岡村隆史)のお母さん(原田美枝子)が肝っ玉かあさんで
この親子のやり取りがおかしくて
健司の妻由莉(松雪泰子)もしっかりと夫を支えて
友達にも恵まれてて
魚組の組合長(國村隼)が最高で(←國村さまラブなもので)
子供達もお父さん思いで・・・

なんだかしあわせな気分になりました。

劇中
移植したサンゴはイラブチャー(ブダイ)に
狙われやすいからってサンゴをイラブチャーから守るために
カゴを取り付けるんだけどカゴを取り付けた後
イラブチャーが泳いでいる姿があって・・・
あたしも初めて沖縄で潜った時のインストラクターに
今日見た魚はイラブチャーと教えられた記憶が蘇りました。
はぁぁ沖縄行きたいなー
真栄田岬でツバメウオに会いたいー
慶良間 大満喫したいざんす。

人生観の変わった沖縄の海をこれからも大切に守ってください。

公式HP http://tida.goo.ne.jp/
札幌では ユナイテッドシネマ札幌 札幌シネマフロンティアにて上映中

2010年54本目

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