双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
by hokkyoku
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アフタヌーン・ベア
Posted by hokkyoku on 2009年4月5日(日) 23:52
春の服が欲しい。だけど金欠の樋泉です。
仕事のために身銭を切りなさい、というビジネス書の言葉に従いました。
切りすぎてズタズタになりましたとさ。
日毎に春めく園内で、デート中のお客さまを見かけることが多くなりました。
女性の服や靴を見ると、春を実感します。
パンプスを履いたお客さまが多くなりましたね。
私なんか、まだドス黒いロングブーツを履いています。
ドス黒いブーツでドスドス歩いています。
ドスコイ!
動物園に配属されてからというもの、何故かめっきり縁遠くなりました。
思い起こせば、冬はほぼ黒、もしくはグレーのタートルネックのニットで過ごしました。
色気の無いことです。
鳥類のメスはおしなべて地味ですが、ヒトの世界では女性はある程度華やかにしていた方が何かと得なものですよね。
私も一応メイクはするのですよ。
ノーメイクだと、モックンに納棺してもらいたいような、いっそおくってもらいたいような顔色なのです。
さて、ホッキョクグマも、容姿で異性にアピールするようです。
オスですけどね。
オスの四肢の毛はメスに比べて長くてフサフサしています。
あれは、テングザルの鼻、ズキンアザラシの鼻の袋、ライオンの鬣などと同様、メスにアピールするためのものだそうです。
ホッキョクグマを愛して早10年。でも、このことは最近知りました。
ずっと見ていると、エルヴィス・プレスリーや西城秀樹の服についていたフリンジを思い出します。
5日は休日だったものの、急いで書かなければいけない原稿・送らなければいけないメールやFAXがあったので、午後から動物園に行きました。
手早く仕事を済ませて帰ればいいものを、せっかく動物園に来たのだから、といそいそと熊館へ行ってしまいました。
私服でしたし、一眼レフカメラを持った女性も最近では珍しくありませんので、お客さまに擬態していました。
もう16時近いのに元気いっぱいの双子。
勇敢なほうの子はプールの縁を歩いていました。
わが子が落ちないものか心配で、そばに行くララ。
鼻を鳴らして怒るのかと思えば、存外穏やかな顔をして見ています。
心配でも、子供の冒険はできるだけ見守るのがララの基本姿勢。
たまに背中をくわえたり、鼻を鳴らすなどして制止もしますが。
育児は気が抜けませんね。お疲れですね。
親の心子知らず。
カラス追いしかのクマ。
コグマ撮りしかのヒト。
汚い話で恐縮ですが、カラスはララの糞に含まれる未消化の何かを食べに来ています。
しっかりレスリングも見せてくれました。
収容は16時30分ごろでした。
さよなら。
ウィーンの動物園の一歳になる双子の写真など、他にもお見せしたいものがあるのですが、それはまた今度。
明日も明後日も、熊館まで足を運ぶ余裕はなさそうです。
年度始めは、こんなものさね。
きっと明日も明後日も双子は健やかに楽しく過ごすだろうから、それで良しとします。
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