双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
by hokkyoku
その名にちなんで
Posted by hokkyoku on 2010年3月8日(月) 19:20
3月6日(土)より、ララとデナリの同居を再開しております。
ララは子育てが終わったばかり、デナリは帰札したばかりではありますが、
さすがは長年連れ添っただけあって、とりたててトラブルはありませんでした。
ただ、仲良くはありません。
ララはデナリが近づくとちょっと怒ります。
ララの発情が来るまではそんなものなのです。
今日様子を見に行くと、それぞれ別の場所で午睡中でした。
こちらはララ。堀で寝ています。
こちらがデナリ。扉の前でまどろんでいます。
足裏の毛が大変豊かですね。
オスの被毛が長めなのは、メスに自分をアピールするためだと聞いたことがあります。
特に前肢の毛はエルヴィス・プレスリーや西城秀樹の服のフリンジのようです。
そんなことを1年ほど前にも書いた気がします。
娘も昼寝中。
円山ではしばらくオスの成獣を見ていなかったので、いかつく見えます。
ですがデナリはとても気立ての良い、親しみやすい方です。
「デナリ」とは北米最高峰マッキンリー山の別の呼称で、先住民の言葉で「偉大なるもの」を意味します。
当園にはもう一頭、「偉大」を意味する名を持つ動物がいます。
二児の父・ユキヒョウのアクバルです。彼の名はアラビア語由来。
当人達は自分の名の意味など知る由もないですが、二頭とも偉大なオスとして立派に子を残してくれました。
これからも期待大。
どちらもオスは子育てに携わらない動物なので、父になった覚えなど全くありませんが…。
名は体を表すといいますが、彼女の名は「良い、可愛い、美しい」の意。
「宝物」と「人が踏み固めた道」は元気かな…
さて、デナリを久々に見ると大きく感じるのですが、体重は251kgで、オスとしてはわりと小柄な方です。
ゴーゴ君(天王寺動物園)や豪太君(男鹿水族館)の方が大きいのではないでしょうか。
特に豪太君については、2009年5月時点で346kgもあったらしいです。
まだかなり若いですし、きっとこれからいっそう巨大になりますね。
もちろん遺伝的な要素もあるのでしょうが、食事内容にもよります。
こちらは2008年5月の写真です。
さつきと格子を隔ててお見合い中。
なんとなく顔立ちが変わったように見えるのですが、私の気のせい。
こちらは南アからやって来たサーバルキャットのメスです。
もうすぐ愛称を発表しますので、少々お待ち下さい。
南アといえば、先日ご紹介した「ポロ」は動物交換で南アのヨハネスブルグに転出しました。
転出先を初めて聞いたときは驚きましたが、元気に暮らしているそうです。
「ポロ」はアイヌ語で「大きい」を意味しますが、父がポール、母がシロですから、
きっと両親の名を組み合わせただけですね。
寝起きピリカ。