札幌100マイル

RSS 札幌彫刻美術館日記-彫美家の日々

札幌宮の森にある小さな美術館の日常を学芸員がお伝えします。

by sapporochobi

プロフィール

本郷新記念札幌彫刻美術館

宮の森の閑静な住宅街のなかにある美術館です。
彫刻家・本郷新の作品をおもに展示しています。
「ちょうび」と呼んでください。
5人家族の「彫美(ちょうび)家」、日記担当は学芸員のHです。

開館時間 10:00~17:00 月曜休館
料金 一般300円、高大生200円、65歳以上250円、中学生以下無料 ※特別展の場合は異なります。
〒064-0954 札幌市中央区宮の森4条12丁目
TEL 011-642-5709
http://www.hongoshin-smos.jp/index.html


投稿したブログ数:46件

西野康造彫刻展、明日からです。

こんばんは!
台風一過で、今日の札幌はおだやかな気持ちのよいお天気でした。

「西野康造彫刻展-風の形象、空の記憶」の
展示作業が無事に終了し、明日のオープンを待つのみとなりました。

西野さんの金属による繊細な彫刻は、
スケールこそ大きいけれど、存在を強く主張するのではなく、
そのなかにたっぷり空間を含んで、静かに呼吸しているようです。
何時間でもぼーっと見ていられそうな魅力があります。
たまにはだまってぼんやりしていたいなぁ...という方にはとてもおすすめ。


設営風景を少しだけご紹介。
(もったいないので作品全体はお見せしません!)






どんな展示になったのか、
ぜひとも実際にご覧になってほしいです。
ご来場をお待ちしています!

第15回本郷新賞受賞記念
西野康造彫刻展―風の形象、空の記憶
会期:2011年9月24日(土)~11月13日(日)
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし月曜祝日の場合は翌火曜日)
観覧料 一般500(400)円、高大生300(250)円、65歳以上400(320)円
※この料金で、隣接する記念館にもご入館いただけます。ぜひ両館あわせてご覧ください。

主催:本郷新記念札幌彫刻美術館
後援:札幌市、北海道教育委員会、札幌市教育委員会

 本郷新記念札幌彫刻美術館では、戦後日本の野外彫刻を牽引した
本郷新の功績を記念し、昭和58年度以来隔年で日本国内の公共空間における
優れた彫刻作品に本郷新賞を贈ってきました。
第15回目となる今回は、今年4月に札幌市にオープンした
創成川公園のアートワークのひとつである《スノーリング》が本賞を受賞しました。
 これを記念し、作者である西野康造の展覧会を開催します。
西野はステンレス、アルミニウム、鉄、チタンなど金属をおもな素材に、
早くからスケールの大きな野外彫刻に取り組んできました。
移ろいゆく自然の事象をテーマに、卓越した技術で無数の金属線を
複雑に構成したその作品は、軽やかで繊細な佇まいで空間にひっそりと息づきます。
本展では、《空の記憶》(第32回中原悌二郎賞優秀賞受賞作)をはじめとする
西野の彫刻作品を展示するとともに、《スノーリング》の制作背景を紹介します。

●西野康造 Kozo NISHINO 
1951年兵庫県に生まれる。1977年京都市立芸術大学彫刻専攻科修了。
1978年から79年にかけてヨーロッパ、北アフリカ、中近東、アジアの遺跡を訪問し、
いにしえの人々の宇宙観、自然観から多くのインスピレーションを得る。
帰国後、金属素材を用いて本格的な創作活動を開始。
野外彫刻を手がけ、公共空間における作品設置も多い。
現在、国内にとどまらず海外にも活躍の場を広げている。
京都府亀岡市在住。


【関連事業】
◎学芸員によるギャラリー・トーク
西野康造彫刻展(本館)と本郷新記念館の見どころを学芸員が解説します。
日時:10月8日(土)、10月22日(土)各回14:00~14:45
解説:樋泉綾子(本郷新記念札幌彫刻美術館 学芸員)
※予約不要、要展覧会観覧券。

コメントをどうぞ

メールアドレス (必須・公開されません)
コメント本文

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  • スパム・迷惑コメント投稿防止のため、メールアドレスの入力が必須ですが、公開はされません。何卒ご協力のほどお願いいたします。
  • 投稿いただいたコメントは管理者のチェック後掲載しておりますので、即時には反映されません。
pageTop