札幌100マイル

札幌彫刻美術館日記-彫美家の日々

札幌宮の森にある小さな美術館の日常を学芸員がお伝えします。

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明日はナイトミュージアムです★

おはようございます!
今朝は雨でちょっと涼しい札幌です。

明日は、「カルチャーナイト2012」の参加企画として、
ナイトミュージアム」を実施します。

ふだんは17時で閉館の当館ですが、
明日は20時まで開館(入館は19時30分まで)。
さらに17時以降は割引料金でご入館いただけます。

18時30分からは、ギャラリートークを実施。
本館で開催中の「となりのひと」展と、
記念館の常設展示をご案内します。
こちらはとくに予約など必要ありませんので、
ふらっとお気軽にご参加ください。

美術館に行く前にちょっとごはん食べたいな、
帰りにゆっくりコーヒーでも...
そんなときは、「円山・宮の森散策マップ」をぜひご利用ください。
当館で配布しているほか、
リンク先からダウンロードもできますよ。





お仕事帰りでも間に合いますので、
ぜひお気軽にお立ち寄りくださいね。
お待ちしております!

明日はサンクスデー

こんばんは!

なんだか急に夏がやってきましたね。
当館の31回目のお誕生日である本日は、
ここでもお知らせしたバスツアー「石狩 初夏の旅」にでかけてまいりました。

太陽がさんさんと照りつけるなか、
参加者のみなさまと、ゲストの本郷弦さんと、
石狩浜の本郷新による開拓者慰霊碑「石狩-無辜の民」を訪れ、
モエレ沼公園の「海の噴水」など堪能してきましたよ。
大迫力でございました。


そして明日はサンクスデーです。
日頃当館に親しんでくださっているみなさまに感謝の気持ちを込めて、
明日は本館・記念館ともに無料でご入館いただけます!
ぜひこの機会にご来館ください。
はじめての方ももちろん大歓迎です!





本館では「となりのひと」展まだまだ開催中!
「となりのひと」展Facebookページ

おでかけの際は「円山・宮の森散策マップ」もご利用くださいませ!
 美術館周辺のおすすめ情報満載でございます。
「円山・宮の森散策マップ」Facebookページ

アーティストトークのお知らせ

こんにちは!

本日はあさって16日(土)に開催される
「となりのひと」展の関連イベント、
アーティストトークのお知らせです。

4名の出品作家に、「となりのひと」というテーマのもとで
出品いただいた今回の作品についてのお話をうかがいます。
今回お話いただく方々の作品についてちょっとご紹介。



鴻上宏子さんは、石膏を素材にした男女一対のレリーフ状の彫刻と
子どもの半身像を組み合わせ、
家族のイメージがぼんやりと浮かび上がる幻想的な世界を作りました。


小林麻美さんは、「窓」をモティーフにした新作の大きな絵画と、
電車のなかで出会った人の記憶を描いた小品を出品。
「見る」ことと「見られる」ことが画面のなかに同居する、
絵画の不思議に引き込まれる作品です。


冨田哲司さんは、YKK5号のジッパーのついた服を一般から募集して
つなげるプロジェクトを展開中。
ほんのささやかなきっかけで
他人同士がつながることのできる可能性を見せてくれます。
会期中も会場内にどんどん服は増殖中。
詳しくはこちら⇒Zip Up Us Art Project
★冨田さんのプロジェクトに参加される方は、本展の入場が無料になります。
受付でお申し出ください。




野又圭司さんは、社会的なテーマを扱うことの多い作家。
今回は「孤立死」を題材に、
展示室のなかにセメントによる重厚な集合住宅を出現させました。
壁一枚隔てた隣人に声が届かない孤独に、
背筋の冷える思いがします。


今回は以上の作家から直接お話を聞くことのできるよい機会!
ぜひお気軽にご参加ください。




アーティストトーク「となりのひとの話」

担当学芸員が聞き役をつとめながら、
「となりのひと」展出品作家4名が自作についてお話しします。

日 時:2012年6月16日(土)14:00~15:00(予約不要、要展覧会観覧券)

参加作家:鴻上宏子、小林麻美、冨田哲司、野又圭司



展覧会のFacebookページでも、
本展にまつわるいろいろを発信中。
Facebookユーザーでなくてもご覧いただけます。
ぜひのぞいてみてください。


こちらの写真は現在編集中の本展図録の校正刷り。
よい感じの本になりそうです!
7月1日発売予定。
窓口で予約も受付中です。


バスツアーのお知らせその2「夏の美術館バスツアー」

本日ふたつめのお知らせです。

真夏に開催の、札幌彫刻美術館と札幌芸術の森をめぐるバスツアーです。
美術鑑賞とたっぷりの緑をお楽しみください。


【宮の森~芸術の森】夏の美術館バスツアー

日 時:2012年7月20日(金)9:45~16:15(札幌市役所前集合、解散)
定 員:30名
参加費:2,500円(美術館観覧料、昼食代込み)
申 込:6月20日(水)9:30より電話受付開始(彫刻美術館 TEL 011-642-5709)
※9:30より前にはお電話を受けられませんのでご注意願います

【行程】
札幌市役所前出発
  ↓
本郷新記念札幌彫刻美術館見学(「となりのひと」展、記念館常設展示)
  ↓
札幌芸術の森レストランにて昼食
  ↓
札幌芸術の森野外美術館見学
  ↓
札幌芸術の森美術館見学(福田繁雄大回顧展)
  ↓
札幌市役所前到着、解散


旅は札幌彫刻美術館の「となりのひと」展からスタート。
写真は佐竹真紀さんの映像作品《暮らしあと》のワンシーン。
何気ない家族のふれあいの断片が心に沁みる作品です。




おとなりの記念館にて本郷新作品を鑑賞。
2階窓からの眺めもおすすめです。
記念館




そしてバスは札幌芸術の森へ。
レストランでの昼食のあとは、野外美術館にて彫刻と緑を堪能。
ボランティアスタッフによる易しい作品解説があります。
写真に写っている赤い作品は内田晴之《異・空間》。
(札幌芸術の森管理課Sさんによる素敵な写真を拝借)
野外美術館




そのあとは札幌芸術の森美術館にて「福田繁雄大回顧展」を。
錯覚や錯視など視覚トリックを応用した作品で知られる
世界的なグラフィックデザイナー福田繁雄(1932-2009)の仕事を
平面約200点、立体約100点で振り返るスケールの大きな回顧展です。
福田繁雄展



野外美術館にも福田繁雄の作品《椅子になって休もう》がありますよ。
一緒に座って記念撮影もお忘れなく。
椅子になって休もうよ





という充実の夏の旅となっております。
帰りのバスではみなさん熟睡かもしれないですね。

彫美も芸術の森もちょっと不便な場所にあるので、
これまで訪れる機会を逃していた方、
美術と自然を満喫したい方におすすめです。

平日なので、混雑も少なくゆったり楽しめます。
お休みをとって参加、というのもたまにはよいのでは。

ご参加お待ちしております!

バスツアーのお知らせその1「石狩 初夏の旅 」

おはようございます!
初夏の日曜日、みなさまいかがお過ごしですか。
彫美は今日もさきほど開館いたしました。

本日はバスツアーのお知らせを2本アップします。

ひとつめは「石狩 初夏の旅」
石狩浜にある本郷新が手がけた開拓者慰霊碑「石狩-無辜の民」を
訪ねる毎年恒例のツアーです。


「石狩 初夏の旅」
日 時:2012年6月29日(金)9:00~15:20(札幌市役所前集合、解散)
定 員:30名
参加費:3,000円(美術館観覧料、昼食代込み)
申 込:6月14日(木)9:30より電話受付開始(TEL 011-642-5709)
※9:30より前にはお電話をうけられませんので、ご注意願います。
ゲスト:本郷 弦 氏(彫刻家本郷新の孫、俳優)

【行程】
札幌市役所前出発
  ↓
本郷新記念札幌彫刻美術館見学(「となりのひと」展、記念館常設展示)
  ↓
石狩浜にて開拓者慰霊碑《石狩-無辜の民》を見学、献花
  ↓
サーモンファクトリー(佐藤水産)にて休憩
  ↓
モエレ沼公園にて昼食(お弁当)
  ↓
モエレ沼公園見学(海の噴水)
  ↓
札幌市役所到着、解散



まず札幌彫刻美術館では、昨日の記事でお伝えした
「となりのひと」展を本館にてご覧いただきます。




そのあと記念館では常設展示を。
本郷新のスケールの大きな野外彫刻の石膏原型や
ブロンズの代表作などをご覧ください。




それから一路石狩へ。
ハマナスの咲く石狩浜に佇む開拓者慰霊碑「石狩-無辜の民」を鑑賞。
ここには本郷新の遺骨の一部もおさめられています。




そしてモエレ沼公園へ。
ピクニック気分でお弁当のあとは、自由散策。


(モエレ沼公園HPより画像転載)



海の噴水の40分間フルプログラムも楽しめます。


(モエレ沼公園HPより画像転載)




という初夏満喫のツア―です。

また、今回ゲストとして同行される本郷弦さんは、
本郷新のお孫さんであり、仲代達矢氏率いる無名塾の俳優として活躍されています。
道中、祖父本郷新の思い出話などお聞かせいただきます。


それでは、みなさまのご参加をお待ちしております!


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