札幌100マイル

こどもZOOからこんにちは!

こども動物園で日々奮闘するスタッフの飼育日誌的ブログ

『円山』タグの付いた投稿

プロジェクトビーバー

よく言われる言葉ランキングベスト3

1位 白いよね
2位 ガリガリだね
3位 お前ってアレだよね

今日はね、2位に輝いたガリガリ加減をなんとかしようと思い立ったわけですよ。

体脂肪率はイチローと同じ5%なんですがなんせかんせ肉がない。

というわけで今日から筋トレ開始です。

なんで急にって?

言いたいんです。

靴下を互い違いに履く事をエコだと言い張るあの人に→「エコ靴下と環境問題

「ガリガリですね^^」って!

それだけです。

個人的な事で長くなってしまいました。



今日は、動物のエサについてちょっと

みなさん動物園のエサ代って年間どれぐらいかかってるか知ってますか?_?
円山動物園の主な検討課題にもあげられていますが、なんと年間約5000万円もかかるのです。

各動物のエサは、必要な栄養価を計算し与えています。
さらに、動物によっては野生化の状況と同じく季節によって種類が異なったり、量の増減を調節しています。

野菜や果物にしてもできるだけ安く購入する為に、同じぐらいの栄養価の物を探してきたり少しでも経費を抑えるために日々努力しています。

他にも市民の方や企業等から沢山の寄付を頂いていたりします。→円山動物園への寄付

直接僕にも沢山のカボチャの種やクルミが届いているのですよ。アリガトー

そこでだ!

少しでもと思い作ったよ!



その名も「ビーバー畑」

そのまんまですが、ビーバーのエサになるイモとポプラとヤナギを植えてみました@@

さらに!

ただ植えて収穫するだけじゃつまらないので、

体験学習等できた子供たちに収穫してもらい、それを動物にあげてもらい、より動物を身近に感じてもらったあげく、その動物を取り巻く環境問題についても考えざるをえない状況になったうえで、地球にやさしい大人になって欲しいという作戦。

名づけて「プロジェクトビーバー ~ 畑から未来の大人達へ ~」

まぁ勝手に今名前つけましたが。映画化期待してます。


ちなみにこの「ビーバー畑」はこども動物園と森山食堂の間にあるので見に来てね。


それではまたー


刈った!

刈ったよ!



例のモコモコを刈りました。
今日のターゲットは「こじじ」♂

毛刈りの道具といえば一般的にごっついバリカンを使用するのですが、

担当の三浦さんの「こだわりですから!

というわけで円山動物園ではごっついハサミを使います。



包丁が2枚重なってる感じです。

最近は北海道もアツイ!
羊は野生動物と違い、季節で毛を換えること事ができないのです。
なので毎年飼育員が毛をわっさわっさと刈りまくりんグゥーです。

けど、まだまだ気温が下がる日もあるのでこの時期に一度ハサミでほんのり長めに
カットし、8月ちょっと前ぐらいにバリカンでガァァァっと刈ります。



途中から僕も足まわりや顔の細かい辺りを刈らせてもらいましたが、うっすら皮膚切ったのは極秘です。

その後のこじじ



刈った毛はというと・・・

20080518-03.JPG

酪農大学の学生ボランティアの方達がキレイな毛と汚れた毛に分別してくれました。
ふれあいニコニコチームって書いたジャンパーがまぶしいぜ。

この後、洗って乾燥を何度か繰り返しフェルトやぬいぐるみ等に変身します。
以前円山動物園ボランティアさんが作ってくれた完成品が「ちびっこハウス(仮)」に
飾ってあるので是非ご覧アレ。


刈るよ!

刈ります!刈ります!

5月18日(日) 13時30分~14時(予定)
こども動物園内でとびます! いや、刈ります!}



あのモコモコ達がスッキリしていく様子を是非見に来てください~


それはそうと、

先日ネズミのバックヤードにこもって実験をしていました@@

実はオープン前ギリギリだった為に展示というか、ただ水槽にネズミを入れただけの
状態になっていました。。。

で、どうしようか考えていた時にとある雑誌で、上野動物園だったと思うのですが、そこの野ネズミの展示法を見ておもしろそー!

と思いさっそくパクっ いや真似をしてみようとあれやこれや準備してました。


黒土と腐葉土に石膏を少し混ぜると乾燥した時に少し固まっていい感じになると
あったのですが、石膏が無い!

というわけで、試しに赤土と腐葉土を混ぜてみました。

これで日曜日にうまくいっている様子だったら展示してみたいと思います。


それと今展示しているヤチネズミとヒメネズミの水槽の中もいじってみました。


草がボォーボォー

全くどこにいるかわかりません@p@


が!

あえてのボーボーです。

なぜかというと

ドサンコの森のコンセプトの一つとして、「身近な動物達」というのがあります。

エゾリスはよく見かけますが、野ネズミやモモンガ、野ウサギなんて普通に生活していたらまず見かけませんよね。

意識していないから見えないのです。
野生の動物達からすれば人間も天敵ですからとても巧妙にひっそりと隠れています。

普段はわからないけど、実はとても近くのこんな場所にも小さな動物達が
生きていると言う事を実感してくれたら作戦成功です。

じっくり観察していると必ず姿を見せてくれると思います!








そーいえば、ネズミを観察していたら後ろの方で、

ジージージージージージー

と、タロウが呼ぶので近寄ってみると僕の顔を見たとたん巣穴に入って寝てしまいました。


呼んだだけかよ・・・・。

人にもよくやられますが、まさかモモンガにまでとは

20080516-03.JPG

クヤシイデス!!

ニボシクウタロウ

動物を飼育していると

毎日壁にぶちあたるのですが

また頭を悩ませる出来事がありました。


煮干し。子供の頃よくおやつがわりに食べていたあの煮干し。

なんの疑問もなく煮干しだと思っていた煮干し。

で、これってなんていう種類の魚なんだろうと・・・

最近よく日本人の常識TVみたいなのやってるじゃないですか
これって知らないとやばいのかと思い、ついさっきネットで調べてみたところ

「ほえー」って感じでした。

とりあえずスッキリしたので、次

みなさん一般的に普通のウサギというとどんなウサギをイメージしますか?
普通、ペットショップで売っている飼いウサギを想像すると思うのですが

今日はペットじゃないウサギ、野生の野ウサギについてちょっと


これはエゾユキウサギ

この時期になると毛換りもだいぶ終わり茶色になりますが、
冬になるとまっしろけっけになります。
生息地は名前の通り、北海道に住んでいます。

今日注目してほしいのが

このでかい足!

動物の体って、パーツごとに見てもそれぞれ形が違いますが
全部ちゃんと理由があるんですよ

このエゾユキウサギの足がでかいのにも理由があるのですが

その前に

新雪の上を走ることをイメージしてみて下さい。


・・・・



しましたか?

雪にはまって身動きとれず倒れましたか?

そんな時には「かんじき」ですよ。
きっとウサギも考えたんでしょうね。「足でかくすりゃいーじゃん!」って

というわけで、このでっかい後ろ足のおかげで
雪面でも沈まずに俊敏に動く事ができるということでした@@

ちなみに、英名で「snowshoe-here(かんじきうさぎ)」とも言うんです。





煮干し食うタロウ

美声効果

こんにちは!

いやぁ日曜日は動物園盛り上がってました。
午前11時の時点で駐車場も満車だったようです@@

天気がよかったのと新しい施設がオープンしたということもあり、GW並みの人出だったように感じました。

おかげで園内の桜も咲き始めた模様
春の円山動物園
サル山のエゾヤマザクラが1番乗りのようです。
噂ではサル山担当朝倉飼育員が、毎日ガイドの時に発する美声が開花をはやめたとのことです。


美声・・・(苦


更にビーバーの森の中にある、ビーバー舎内につっこんでおいた桜の枝も咲き始めました!!
まだ一分咲きといったところでしょうか。
明日からサクラに向かって話しかけてみようと思います。


実はちょっとしたアレで撮った画像が全て消滅してしまったわけなので
動物達の様子はまた次回ということにして・・・


今日は、各動物のオススメビュータイム(ドサンコ編)を!
特に野生の動物達は飼育下でも本来の活動時間に沿って動き出すのでそれ以外はほとんど巣の中や、落ち着く場所に隠れています。

エゾリス
活動時間は主に午前中の9時~11時頃
午前中に餌を食べ、あとはずーっとどこかで寝ています。
寝ているときでもよ~~~く探せば見つけられる場所にいる事が多い。
ちなみに2匹 オス(もみお) メス(めんめん)
名前呼んでも来ません・・・

ネズミ
基本的に夜行性なので自分で落ち葉を集めて隠れています。
落ち葉の量を見えるか見えないかのギリギリにしてるので、常時チラ見可。
右下にいるエゾトガリネズミだけは昼夜問わず活動しているのでタイミングが合えば
結構見れます。ちなみにモグラの仲間です。ネズミとは関係なかったりします。
エサの時間は午後3時半頃なのでその頃だと動いてるかもです。

エゾモモンガ
タロウちゃん@夜行性
確実に起きるのはエサの時間で、大体ですが3時半~4時の間
寝ている姿は常時見る事ができます。

エゾユキウサギ
夜活動する事が多いが、昼間も活動したりする。じゃあいつ寝てるんだと思う今日この頃。
名前は「ひかり」と「あかね」
ものすっっxtぅtぅっxtぅごい警戒するので決して窓を叩かないように。
エサと水交換するのに中に入っただけで全速力で走りまわります。
衝突死する危険があるので、ある意味毎日ドキドキ体験みたいな感じです。
これは、のぞき穴があるので、そこから常時観察できます。
ただ、よしずの貼る位置が悪かったらしく、かなりの確立で皆さんおでこをぶつけていた模様・・・申し訳ありません・・・。

エゾタヌキ
終日屋外(ドサンコの森出口から出てすぐ左)に外出している事が多いと思いますが、とても臆病なので、今日は観覧側から1番遠くの角で2匹揃って丸まっていました。慣れるまで少し時間がかかるかもしれないです。

というわけでまとめると、午前中(10時頃)と夕方(15時~16時)の2回来れば動物の動いている様子が大体見れると思います@@

それではまた!









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