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映画 【セラフィーヌの庭】

セラフィーヌの庭

監督  マルタン・プロヴォスト
出演  ヨランド・モロー ウルリッヒ・トゥクール 
     アンヌ・ベネント フランソワーズ・ルブラン

フランスに実在した素朴派の画家
セラフィーヌ・ルイ(1864-1942)の映画

セラフィーヌ(ヨランド・モロー)は家政婦として働き
食べることも儘ならない。
彼女は部屋にこもり黙々と絵を描く生活を送っていた。

そんなある日 ドイツ人の画商ヴィルヘルム・ウーデ(1874-1947)が
一枚の静止画に出会い衝撃を受ける。
その絵の作者がウーデの家で働く家政婦のセラフィーヌだった。

ウーデはアンリ・ルソーやピカソをいち早く評価した画商である。

ウーデに認められたセラフィーヌは個展を夢に描き続けるが
第一次世界大戦でウーデはフランスを離れてしまう。

戦後2人は再会するも1929年の世界恐慌が2人にも
大きな影響を及ぼしセラフィーヌの精神のバランスを崩していく。

あたしはセラフィーヌ自体を知らなくって興味をもって鑑賞した。
実際に描いた絵を観てみたいと思った。
そして芸術家って
純真で紙一重ということを改めて実感してしまった。
画家も音楽家も亡くなってから偉大さが認められるのって
なんとなく悲しくなってしまう。

予告とかを観ていてもっと
信頼関係の深いヒューマンな映画を期待してしまったが
ちょっと違ってました。
心にズーンと重たいものが残ってしまった。

純真無垢なセラフィーヌが
実際にはどんな人物だったのか
映画を観終わった後でも気になるのだった。


http://www.alcine-terran.com/seraphine/
札幌ではシアターキノにて公開中

2010年132本目

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