双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
2009年10月14日 の投稿一覧
熊も歩けば子熊にあたる
Posted by hokkyoku on 2009年10月14日(水) 21:55
ララの行く先々で進路を妨害する者がいます。
狭い所で息子と鉢合わせ。
息子たちは道を譲ってくれないので大抵ララが引き返します。
プール内から息子が足にじゃれついてきます。
玩具をくわえて進路に突き出してきます。
故意ではなさそうですが、歩みを止める羽目になります。
進行方向にタイヤなどを置かれます。
こういう場合、ララは鼻を曲げてイヤそうな顔をします。
プール内からあんまりしつこくじゃれつかれると…
引き返します。
もしくは、
頭を甘噛みしてやります。
ガウガウ。
ひどい時は飛び上がってじゃれついてきます。
マリオならここで一機減りそうです。
マリオって「一機」「二機」て数えてましたよね。
なんか変な感じです。
どうでもよいですね。
たまに息子の玩具をくわえあげて、
遠くへ投げて遊んであげます。
またタイヤ。敵は二頭いるため頻繁に進路妨害されます。ララ、なんという顔を…
絶対に道を譲ってくれません。小さい癖に生意気な。
やっぱり通してくれない。
軽い玩具であれば、
前足で避けて進みます。
時にはまとわりついてきます。
なにをされても愛しい息子たち。
はいはい、キックオフですよ。
サッカーじゃなかったのか。
イコロ。
キロル。
子熊は風の子
Posted by hokkyoku on 2009年10月14日(水) 00:22
子熊は風の子、ブリザードの子。
季節による変動、個体差がかなりあるようですが、ホッキョクグマの平均的な体脂肪ってどのくらいなんでしょうか。
具体的な数値を読んだことがありません。
海棲哺乳類より少なめとはいえ、相当高い数値なんでしょうね。
冷え込みの厳しい今日この頃ですが、イコロとキロルは元気です。
これは群れをなして飛ぶカラスを見上げているところです。
熊館前は風が強く、身を切るような寒さです。
しばらく熊を眺めていたら、体がこごえてしまいます。
そろそろ手袋が欲しい…
イコキロは夏よりも元気です。
なにせホッキョクグマですから。
夏より睡眠時間が減って、遊ぶ様子を見られる機会が増えたように思います。
容器を持ってはしゃぐキロル。
きちんと前足を揃えて飛ぶイコロ。
最近、「ずいぶん大きくなった、可愛くなくなった」というお客さまの声を耳にします。
熊館にいると、自然と小耳に挟まってくるのです。
でもそんなお客さまも、遊びに没頭する彼らを見ているうちに自然と顔が綻ぶのでした。
私もひとりニヤつく秋の午後。
このように、子供たちは追いかけっこを好みます。
追い掛けられているのはキロル、追い掛けているのはイコロです。
あぁ。
追い詰められてプールに落下するキロル。
ニヤついたような顔をするイコロ。
べつにニヤついてなんかいないでしょうし、そもそも熊は笑顔を浮かべたりしないのですが、イコロとキロルは笑っているように見える頻度が高いです。
それが愛される理由のひとつだと思っています。
なんとまあ盛大な水しぶき。
イコロもあとを追って飛び込みます。
大人は静かに遊びます。