黄色
Posted by zoowood on 2009年8月26日(水) 21:38
風と日差しが秋の気配を感じさせる今日このごろ。
いかがお過ごしですか。
今年黄色い花をアナタは見ましたか。
道端にアチコチにあるやつです。
たしたきれいだなや。(大変綺麗だな)
「北の国から」にも登場したようですが、これは非常に強い外来植物。
花は綺麗ですが、舶来品です。
Rudbeckia laciniata
オオハンゴンソウ・・・キク科
昨年も、ちょうどこの時期退治をしていました。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_wood/article/10
でも今年、動物園には強い仲間がいます。
30名の「動物園の森ボランティア」さん。
今年から始まった動物園の森を、一緒に盛り上げてくれる強い見方です。
もの凄い数のオオハンゴンソウを抜き取り&刈り取りしてくれました。
こんなに一生懸命なボランティア活動は見たことがないくらい頑張る方々です。
みなさん熱心かつ真面目なので、誰一人顔を上げていない。
黄色が気になって仕方ないようです。
「休む暇があるなら、黄色い花を」を合言葉にはしてませんが、凄い勢い。
ぶれるくらいの動きの速さで抜き去ります。ありがとうございます。
黄色い花が、悪いわけではありません。
ただ、放置しておくと、外敵などがいないので、どんどん広がって、そこいらじゅう占領し、
その結果、元々生えていた植物が無くなってしまうのです。
使用前→使用後を見たいですが、こんなとき写真を撮っていないのが、ボクです・・。
この2枚の写真も講師の笠さん((有)緑花計画)にいただいたもの。
ごめんなさい。
今週中に撮っておきます。是非、動物園の森の散策タイムへ来て見てください。
でもこの黄色い花、誰でも抜き取りや刈り取りをして良い訳ではありませんのでご注意を。
環境省の許可が必要です。
「特定外来生物」に指定されているもんだから、勝手に抜いたり持って帰ったりはできません。
草抜きするにも許可が必要なんて、21世紀っぽいですが、
国のお役人さんも仕事を増やしたい訳ではありません。
扱いを理解していなくて、いじくると、かえって拡げてしまうのです。
根っこの破片からタネまで慎重に、性質を理解して作業しましょうということです。
外来生物。難しい問題です。ひとつ言える事は、人間の活動や生活が原因であるということです。
今日の一枚。
草抜き作業は、動物園のスタッフ達も時間を見つけて作業しています。
MVPは↓
山菜ドロボーではありません。円山動物園の唯一の鉄工作業マン、山下さん。
普段は動物舎などのメンテナンスをしてくれていますが、
一度草抜きをお願いすると昼飯を忘れて作業作業。
「似ている物は、全て抜けば良いか?」という力強い質問に、
冷や汗をかきながら、ボクも一緒に頑張ります。
「俺の手にかかれば、鉄もアルミもオオハンゴンソウも強度不足。
鉄工作業員 ヤマシタ ヤスノリ。」
以上、外来生物オオハンゴンソウレポートでした。