札幌100マイル

植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

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テレビ

いつの間にか甲子園球児が年下だということに気が付くように、時代は回っているようで、プロフィールにもある「ぬらりひょん」を知らない世代が多くなっているとの、ご意見が目立ちましたので、始めにご紹介。

ぬらり→滑らかな
ひょん→奇妙もの、思いがけないこと
ぬらりくらりとつかみ所のない妖怪。独特の形状をした禿げ頭の住職・・・。
水木しげるのゲゲゲの鬼太郎では、悪い妖怪の総大将、さまざまな妖怪と組んで悪事を働く by Wikipedia

「ぬらりひょん」関連の豆知識は今回が最終回。

かわいそうな「あだ名」だなって思っているあなた、同情してくれてありがとうございます。
小学生中学生は時として、さまざまな覚えたての知識と直感で悪事を働く by syokubututekijikan

植物的時間は、これくらいでは挫けません。


さまざまなマスメディアが発展している現代社会。
皐月最後の土曜日、みなさまは週末をいかがお過ごしですか。
こんばんわ、日付変わって6月1日。

さて、土曜日は、たくさんテレビを見ました。


20時から見たのは、NHk探偵ロマン世界遺産。
セレンゲティ国立公園という、アフリカの野生生物の王国をやってました。

動物園職員としては、ピヨピヨのヒヨコ状態の僕ですが、野生の動物は、かなり力強いと感じました。ブラウン管越しですが、表情が鋭かった。そして、体の模様にしても、走り方にしても、綺麗だった。
動物が動くのは主に「食べ物」に関する時でした。特徴的な動きや形、色は、食べ物を探したり、他の動物の食べ物になったりしないようにして、生き残るために進化や退化させてきたのだろう。
弱肉強食が当たり前の世界です。それぞれが、食物連鎖Food chainの中にあって、バランスが取れてこそ、成り立っている。

ミルチで買ったスパイスセットで作ったカレー。ここには、食物連鎖が無いよ。
20080601-03.jpg



動物園は「野生」ではないので、その力強さは、正直言って劣るかもしれませんが、その美しさや不思議さは感じることができると思います。動物の動きや形、色、何でも良いので新しく覚えたり、テレビで見たことと比べたりすると、動物を見る視点が変わり、すごく新鮮に感じるかもしれません。
来園する時間帯によって、表情も違いますよ。個人的なお勧めは、朝9時開園直後です。みんな動く動く。

だけど動物園では、のんびり、癒されるのことも忘れないでください。




21時からは、UHBで映画「県庁の星」織田裕二と柴咲コウ主演の。

県庁のエリートが、庶民的なスーパーでの研修を通して変わっていく物語です。
いかにもお役所的な発想の織田裕二が演じる「県庁さん」は、公務員の僕としては、仕事の進め方について「あるある」と半笑いで、うなづける部分がたくさんありましたが、ストーリー全体として、訴えかけられるものが多かった。

今、円山動物園は、どんどん新しいことにチャレンジし、変わろうとしてきています。
円山動物園も札幌市役所の一部ですから、「県庁さん」のように変わらなければいけません。弱肉強食は、ヒト社会にはもちろん、動物園業界にもあり得る話です。


夜は冴えます。
日本で初めてノーベル賞を取った物理学者:湯川秀樹は、枕元にノートを置いて、思いついたことを書き込んだようです。
ケクレという学者さんは、うたた寝をしていた時にヘビが6匹繋がった夢を見て、ベンゼン環の構造を思いついたという逸話も。ベンゼン環って六角形の化学式か。
過去の偉人達は夜眠くなった時、いろいろ思い付いているようです。
僕の場合は、冴えるというか、いろんな事が、独特の形状をした頭の中を巡り、支離滅裂の危機。


夜は冷えます。
明日は日曜なのに、あいにくの雨模様。
植物と僕は、雨乞いの儀式が実って嬉しい気持ち半分、GW頃の温かさが恋しい気持ち半分。


テレビを消して寝ます。

カタチ

こんばんわ。
今週は、雨がたくさん降りました。
It was raining cats and dogs in this week.

白球を追いかけてた「ぬらりひょん」時代には、考えられないくらい、今は雨が好きです。学校に行くときも靴が濡れるし、朝起きて雨の音が聞こえると、テンションが下がってしまったのは、僕だけではないと思う。

秋田訛りの母親が
「まんず、たしった良い雨ふってら」(→あぁ、とても良い雨が降っているわね)
って言っていた気持ちが少しわかってきた気がする。

それも、植物のせいです・・・。


動物園は、雨の日は、商売成り立ちませんが、密かに嬉しい僕です。


何日も雨が降らないと、明らかにミドリ色が悪い。
お腹が減ったときに、食べたご飯のように、植物にとって、雨は恵みなのだと勝手に妄想して喜ぶ、やや危険な僕です。


ところで、植物は、なんとなく好きだけど、興味がない人はたくさんいるはずです。逆に花粉症の人以外、植物嫌いな人は滅多にいない気もする。

僕的に植物の素敵なところは、まずカタチです。カタチから入る男ですから。



今日の①枚。
「イチイ」という針葉樹です。漢字で「一位」。阿修羅マンのごとく。
こども動物園入口付近にありますので、探してみてください。


自然界のものは、動物にしても植物にしても、
義務教育にはまりきった僕の想像を、遥かに超えた「美」的センスがあることに、通信簿「美術3」なりに感じるわけです。


円山動物園の動物も見慣れてしまった方は、動物や植物のカタチをよく見てみてください。
進化とか、それぞれ理由があるようですが、よーく見てると、
不思議で、正直意味分からなくなってきます。




今日の②枚目。
なんでこんな失敗したミルフィーユ風になったのか。
同じ地球上にいる生物として。

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