森の散策タイム　vol.02

Posted by zoowood on 2014年7月24日(木) 20:59

今日も蒸しますね。こんな日は、森が最高ですね。

先週末も多くの方々に散策にご参加いただきました。ありがとうございます。

大阪からの常連さんもいらっしゃったようです。

これは、ベニスズメ（スズメガ科、Deilephila elpenor lewisii）の幼虫。マムシグサの葉をむしゃむしゃ。
触ると結構気持ちいいんです。

これはハエドクソウ（ハエドクソウ科、Phryma leptostachya ssp.asiatica）の群生地。手元の図鑑をみてみると・・・
根に毒があり、蠅取紙に利用したそうです。花は可憐なので、以外ですね。

今日の虫はこれ。クルミハムシ（ハムシ科、Gastrolina depressa）です。ザリガニ小屋の下あたりにあります。是非近寄ってみてください。主にオニグルミの葉を好んで食べるようです、いい食いっぷりです。小さな黒いコウモリみたいにぶら下がっているのは、蛹です。森の小さなエイリアンってとこでしょうかね。

こんな感じで、日々変化が絶えない森です。

今週末も森でお待ちしております。

さて、8月2日は夜の森で昆虫観察会があります。是非ご家族で夜の森をのぞいてみてください。

夏の森の主役

Posted by zoowood on 2014年7月11日(金) 18:34

この森で一番人気ですかね。オオウバユリ（大姥由利、ユリ科、Cardiocrinum cordatum var. glehnii）が今年も咲きました。ついさっき森で見かけてびっくり。もう少し先かなと思っていました。まだ咲きはじめなので、ぴかぴかの厚みのある光沢感がたまりませんね。

ぜひ週末は森をのぞいてみてください。ガイドではきっと貴重なお話が聞けるはずです。

森の生き物たち

Posted by zoowood on 2014年7月11日(金) 18:20

札幌近郊は台風の影響もなさそうで、今週末も森の散策ができそうで何よりです。今週末も晴れますように・・・。

先月末の散策の様子。登別のキウシト湿原でボランティア活動をされているみなさまにご参加いただきました。遠方からお越しいただきありがとうございました。当湿原は、来年一般公開を予定しているとのことで、ぜひお邪魔したいと思います。

一般のお客さまも多くご参加いただいたので、森ボラさんもガイドに力が入りますね。お疲れさまでした。この日はいつもと違い、サル山近くにある記念碑の説明や動物園の歴史の話もあり、大変興味深くみなさん聞かれていました。

この頃天気のいい日が続いているせいか、たくさんの虫たちが活発に活動してます。
私みたいに日々ぼーと生活しているとまったく目にも留まらないカタツムリやゾウムシ、トンボたちも、ガイドを聞きながら観察するとまったく違った生き物に見えてくる。すごくきれいで、みんな一生懸命バランスとりながらこの森で生きているんだなと。

で・・・一方、事務所内では今、「食虫展」の準備で大忙しです。専門書も出ているようで、園内にも食べられる昆虫がいるそうな。

これはキアシドクガ。毒はないそうなのですので、試しに食べてみますかね？

これはエゾマイマイですね？
数日間絶食させて、未消化物質を出すとかしたら食べれないこともないそうな・・・。エスカルゴはそれ用に飼育しているらしいので、来年のために試してみますかね？

これは、エゾサンショウウオ。今年孵化したもので、６年目になる森ボラさんも見るのは初めてとのこと。
おいしいのかな・・・

いやいや、ちゃんと、食べられないように、見張っときますからね。