札幌100マイル

植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

2015年05月 の投稿一覧

ヤマグワのはっぱ

動物園の森のヤマグワ、夏には実をいっぱいつける子供たちの人気者。
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よく見ると葉っぱの形や大きさがバラバラなことに気づく。
この切れ込みはどうも大切な役目を果たしているそうな・・・。
遺伝的なもののようですが、葉に切れ目を持つことで、「もうすでに先約の虫が私を食べてますから、お控えくださ~い」っていうサイン出しつつ、「うまそうな虫がいるんじゃないのか?」って葉を食べる虫たちを食べる虫を呼んで、結果的に自分の身を守っているのではという説があるそうな・・・。敵の敵はミカタ?なんだか混乱・・・。
そんなこんなで不思議がいっぱいの森。知らないことだらけの森。考えるカラスを思い出す。観察し、仮説を立てて、実験・考察。科学をもっと勉強しておけば・・・とかなり後悔。

アイヌ人はヤマグワでかんじきを作ったそうですね、確かに結構しなりはありそう。来年のかんじきウォークに使えるかも・・・すね。

八重桜が見ごろです

5/5こどもの日、道新の朝刊で子供の人口減の記事を見た。
気になって、まるっぱをのぞいてみた。6歳以上の遊具エリアに比べ
こどもの数が断然少ない未就学児用の遊具エリア。遊具に魅力がないのも
ありますが、それだけではない気がする。日本の未来はと・・・。

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でも大丈夫。ニンニンジャーショーには、あふれんばかりの子供連れでごったがえしておりました。

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さて、園内は、八重桜が見ごろを迎えております。

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ステージ横のハナカイドウももうそろそろかな・・・

 

 

GW後半戦

カラスの巣をみつけた。
その夜、カラスの夢を見た。
カラスを手なずけようとする夢。
「我々はあなたのミカタです」と。
夢まで仕事モード全開です。
日本人でよかった。お互いの’個’を大切にするイギリスではこうはいかない。
今日も来園者の安全確保に努めます。

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園内では、昨年秋に、は虫類館前のバラ花壇などに仕込んだチューリップが咲いてます。
ごく普通のチューリップ。桃色のチューリップ。
人はなぜ花に惹かれるのか考える。ニオイか色か、姿かたちか。
「ないよりましかな」、とか、「なくてもこまらないよね」、そんな必然性がもとめられないのが造園の世界。そこに惹かれた。めげずに攻めたい。

花にとってはそんなことはま〜どーでもよくて。昆虫を呼ぶためにどんだけ目立たせるかの勝負なのでしょう。
チューリップの花も半分はがくだし、必死に生きてるんだな〜と関心。

さて、5月2日(土)の散策の様子をすこし紹介。
昆虫博士の飛び入り参加で、テンションあがった参加者もおおいはず。
ボラさんも、お休みのところご協力いただきありがとうございます。
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この森には、ビオトープ池という名の池がある。ビオトープって?とよく聞かれます。簡単に言うと動植物たちが生息する空間(環境)のこと。やはり池があると、生息環境の世界に多様性が生まれます。
B-044 B-047 B-059これは、ガイド用に、池からすくい取ったエゾアカガエルやエゾサンショウウオの卵たち。朝、森ボラさんが、池の水位の変化で陸に上がってしまった卵を救出。触るときは、一度水に手を入れて触らないと、低温やけどをしてしまうそう。気を付けます。
この池は、円山の雪解け水が水源になるため、春先は水位が増します、今は安定して深い場所で70cm程度に落ち着いております。

今週末から、本格的に森の散策タイム開始です。すごくいい季節なので、ぜひお立ち寄りを!
https://www.city.sapporo.jp/zoo/tree/forest/index.html

今年も森の散策始めます

連勤も中盤にさしかかり残り9日、くじけずがんばります。桜も散りはじめておりますが、森はこれからが本番。
新緑がまぶしい季節です。この時期が一番好きです。日本人だなとつくづく感じます。
八重桜のつぼみもそろそろはちきれそう。
この暖かさだとライラックも一気にきますね。
なんだか・・・焦ります。でもマイペースでいきますよ。

さて、今年はいつもより一足早くGW期間中特別に1日(5/2)森の散策(ガイドツアー)を行います。
今、園内新緑がすごくきれいです。野花も咲き始めました。動物園に来られる際はぜひ森をよく知るボランティアとの散策をお楽しみください。
5/2(土)の定員は、午前(10:30~)午後(13:30~)共に先着30名を予定しております。

また、通常の散策タイムは5/9(土)から10/31(土)の期間中、毎週土日祝に実施してます。
お気軽にご参加ください。

森の桜-B森の桜満開(4.29)

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