札幌100マイル

植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

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この森を守るため・・・

昨日、ボランティア(以下森ボラ)のベテランSさんに誘われ、オオハンゴンソウやガーリックマスタードたちを抜きに森へ。オオハンゴンソウは「特定外来生物による生態系にかかる被害の防止に関する法律」により特定外来生物に指定されておりまして、植物は12種が指定されておりますが、その中の一つです。
・・・とは言いつつ、抜くのは昨日が初めてで、Sさんからいろいろご指導いただきながら、ひたすら抜きまくること1時間。なんでもいいから夢中になれる時間は悪くないですね。若いころは、発想力を高めようと、ろうそくの炎を見ながら頭を空っぽにする訓練をしたものですが、5秒ともたない。オオハンゴンソウ抜きの方が効果が高いということなのか・・。

ちなみに、これは抜いた後のオオハンゴンソウ。地下茎でつながっていそうなのですがそうでもないようですね。海外では、品種改良されたものが庭などで使われおりますが、大丈夫なんですかね。

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一方、ガーリックマスタードは、見事に地下でつながっていて、葉っぱはハーブとして利用されているようです。今度伊藤家の食卓にこっそり入れてみます。こっそりと。

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抜いた後は、焼却処分をするとのことで、袋詰めに。今日の収穫は全3袋で25kgくらいだったかな。

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今度は、森ボラの方にお声掛けして、ワイワイガヤガヤやりたいと思います。

この森を守るため・・・。

 

 

 

雨水を吸い込む花壇

正門前の変化に気付いた方いらっしゃるでしょうか。


ちょっと前まではこんな感じだったのです。


そう!花壇が作られています。
「雨水浸透型花壇」という方式で、札幌市みどりの推進部により施工されました。
アスファルトの上を流れてくる雨水や、春先の雪解け水を地中に浸透させることができる機能を兼ね備えています。

かなり深く穴を掘って、


水が浸透しやすいように砂利を入れます。


ヤチヤナギという低木が植栽されています。とてもいい香りがするんです。
まだとても小さいです。あんまり目立たないのですが、頑張って成長するところですので踏まないようにお願いします。



「世界の熊館」前の花壇も同じ方式の浸透型花壇です。色が違うのは、上に載せている石の種類が異なっているからで、その下はほとんど同じです。


せっかく動物園にきたのに、あいにくの雨。
そんなときに頑張っているのがこの花壇です。


<「森の散策タイム」の予定>
 6月8日(水曜日):13:15から ※午前はお休みです
 6月11日(土曜日):10:00からと13:15からの2回
 6月12日(日曜日):ガイドボランティアの勉強会のため午前午後ともにお休みです。 
 10分前に受付前で整理券を受け取ってください。
 実施の有無(もしかしたら急になくなるかもしれません)については当日に、入口のドキドキメニュー掲示板をご覧ください。

かまどきゃし

冬です。

「しばれる」は秋田でも通じます。

子供のころは、よく秋田でスキーに出掛けました。

いろんな思ひ出がありますが、今一番初めに思い出したのは、
関東から転校して少し経った冬、スキー場に行く途中の道路に
「ドカーンと一発かまどきゃし」って横断幕があったこと。

一体どんな意味か?
カマドキャシ・・・。どこで切るのか。

①かま、どきゃし?
②かまど、きゃし?
③かまどきゃ、し?

しばし考える。

正解は、②です。
交通安全の標語らしいが、どうやら、かまど(竈)を消す(ひっくり返す?)というのは、「ドカーンと交通事故を起こしたら、財産がなくなるよ」ということらしい。
かつて、竈は、一家の大切な財産だったからでしょうね。

しかもyahooで調べたら、たくさん検索に引っかかりこれまた驚き。

地元住民向けの交通安全標識でした。
冬道は気をつけて運転しましょう。

いかがお過ごしですか。
今日は土曜日、テレビ東京系「美の巨人たち」を観ると何だか嬉しくなったので、更新。

冬は寒いので外に行かなかったボクですが、最近は冬が少し楽しい。
年間5m以上の積雪量がありながら、人口190万人もの都市は、世界には札幌しかないそうです。

緑が少なくて、花もない時期だから、木の皮を見てみた。

今日の一枚。
20100124-00.JPG


スズカケノキ科 プラタナスPlatanus L. 

環境適応能力が高く、もっとも数多く利用されている街路樹。
こんな模様ありですか。北欧系のデザイナーが描いたか。

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日本に多いのは、スズカケノキとアメリカスズカケノキが交雑した
モミジバスズカケノキらしいです。

この写真が、モミジスズカケノキか、ボクが未熟なので見分けがつきません。
春になったら、葉っぱを見てみよう。円山公園の大通側入口付近。

写真が下手で、色が表現できないのが残念。
もっと鮮やかな灰色、緑系灰色、クリーム色。

遠くに行かなくても、ちょっとした発見をすること、いとをかし。

冬はつとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。~枕草子~中学生レベル

タマ

結構雪が降りました。

昨日から大通公園では、イルミネーションが始まったようです。

雪が降るとより一層輝くことでしょう。


昨日から円山界隈もイルミネーションで賑やかに。


園内の管理作業全般を担当する職人
「イサオ ミカミ」が丹精こめて手作りしたのです。



「ナナコとユウマのHOTな冬。熱いぜマルヤマシークイン。」
熱いのはミカミさんです・・。
そしてなにより器用です。

命名式などの横断幕や除幕なども実は、全部彼の作品です。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-240.html
                                  ~ナナコ歓迎式より~


僕は、彼のような器用さは持ち合わせていないため、
図工の時間の工作や絵を描くと、途中でどうにでも良くなり、投げ出します。

そんな僕も今回は、「玉」を作ってみました。



酒造会社の軒下によくぶら下がっているあれです。

「杉玉(スギタマ)」もしくは「酒林(サカバヤシ)」と呼ばれ、
今年も新酒ができましたという印です。
ハチの巣じゃないよ。

杉の葉は初めは、ミドリ色ですが、枯れていくので、色は茶色に変わります。
この具合が、お酒の熟成具合を物語るわけです。

調べたところによると
作り方は、
①作りたい杉玉の1/3位の大きさで針金でボールを作るらしい。
 上下に吊り下げ紐もつけておく。
②吊り下げて、杉の葉を、ボール中心部まで、
 本当は丁寧に満遍なく差し込んでいく。

③球状に刈り込んでいく。床屋さん気分で。

かつて造園屋さんは、鋏の使い方を習得するための訓練の一環でやったとか。




今回もほぼ、途中で投げ出しましたが、何とか形はそれっぽい・・。でも粗。
この大きさは直径15cmくらい。


もっと真面目で、器用なら密に杉を差し込めるので、
酒蔵のやつのように綺麗な玉になります。

動かしてみても良し○


作品名 「動き UGOKI」
現代美術的な作品名。

季節的に
サンタクロースのオジサンを乗せても○


作品名「オジサン」

季節的に
雪の中に置くともっと◎


作品名「みんなトモダチ」
今回使ったのは、アズキナシの実、アカナラの葉、スギ。


世の中には、クリスマスイルミネーショングッズがたくさん売っていますが
是非、自然のものを使ってやってみてください。

自然は神秘です。お金もかかりません。エコ。




最後は、アカナラの葉で。

かずあるなかに

この時期思い出すのはこの童謡。


「あーきのゆうひーにーてーるうやまもみいじー。
     あーきーのゆうひーにーてるうやまあもみいじー。
 
こーいもうすいーもかーずうあーるなーかーにー。
       こーいもうすいーもかずあるなかにー。」


童謡もみじ。

僕は下のパート(追いかける側のパート?)でしたから、
紅葉を見ながら、24インチのママ自転車を走らせ口ずさむのは
いつも下のパートです。

「かずあるなかにー」、低い声で追いつく部分が好きです。
調子に乗ると、いつの間にか追いついて、上のパートの人と合流しないように注意です。
何でも2番手が好きです。



先週の動物科学館前のヤマモミジとハウチワカエデ。
絶妙なシグナル的ハーモニー。青、赤、緑。

でも紅葉は不思議です。

緑が黄色に変わるの?
黄色が増えるの?赤が増えるの?どぉーなぁーてるの。

そのしくみは、

僕が調べたところによると

黄色い葉っぱ編
①夏はミドリさんもキイロさんも葉っぱにいる。
 ミドリさんが多いのでキイロさんは目立たない。
②秋になり、光合成をしなくなったミドリさんが減る。やがていなくなる。
③キイロさんの全盛期が来る。
④散る。

赤い葉っぱ編
①夏はミドリさんもキイロさんも葉っぱにいる。
 ミドリさんが多いのでキイロさんは目立たない。アカちゃんはほとんどいないはず。
②秋になり、光合成をしなくなったミドリさんが減る。やがていなくなる。
③キイロさん全盛期がくるが、アカちゃんが増えてくる。オレンジ色っぽくなる。
④アカちゃん大量発生。
⑤アカちゃん全盛期。
⑥散る。

基本的なしくみは、こんな感じのようです。

気温、雨、日射、樹種によって、いろいろな要因が複雑に絡んできますので、
みなさんも調べてみてください。


ある山奥で見つけた理想的なキノコ。



種類がわからないし、かわいそうなので我食さず。

円山付近は、今週末が最後の見ごろかもしれません。
週末は是非円山エリアへ。





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