札幌100マイル

植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

2009年11月 の投稿一覧

タマ

結構雪が降りました。

昨日から大通公園では、イルミネーションが始まったようです。

雪が降るとより一層輝くことでしょう。


昨日から円山界隈もイルミネーションで賑やかに。


園内の管理作業全般を担当する職人
「イサオ ミカミ」が丹精こめて手作りしたのです。



「ナナコとユウマのHOTな冬。熱いぜマルヤマシークイン。」
熱いのはミカミさんです・・。
そしてなにより器用です。

命名式などの横断幕や除幕なども実は、全部彼の作品です。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-240.html
                                  ~ナナコ歓迎式より~


僕は、彼のような器用さは持ち合わせていないため、
図工の時間の工作や絵を描くと、途中でどうにでも良くなり、投げ出します。

そんな僕も今回は、「玉」を作ってみました。



酒造会社の軒下によくぶら下がっているあれです。

「杉玉(スギタマ)」もしくは「酒林(サカバヤシ)」と呼ばれ、
今年も新酒ができましたという印です。
ハチの巣じゃないよ。

杉の葉は初めは、ミドリ色ですが、枯れていくので、色は茶色に変わります。
この具合が、お酒の熟成具合を物語るわけです。

調べたところによると
作り方は、
①作りたい杉玉の1/3位の大きさで針金でボールを作るらしい。
 上下に吊り下げ紐もつけておく。
②吊り下げて、杉の葉を、ボール中心部まで、
 本当は丁寧に満遍なく差し込んでいく。

③球状に刈り込んでいく。床屋さん気分で。

かつて造園屋さんは、鋏の使い方を習得するための訓練の一環でやったとか。




今回もほぼ、途中で投げ出しましたが、何とか形はそれっぽい・・。でも粗。
この大きさは直径15cmくらい。


もっと真面目で、器用なら密に杉を差し込めるので、
酒蔵のやつのように綺麗な玉になります。

動かしてみても良し○


作品名 「動き UGOKI」
現代美術的な作品名。

季節的に
サンタクロースのオジサンを乗せても○


作品名「オジサン」

季節的に
雪の中に置くともっと◎


作品名「みんなトモダチ」
今回使ったのは、アズキナシの実、アカナラの葉、スギ。


世の中には、クリスマスイルミネーショングッズがたくさん売っていますが
是非、自然のものを使ってやってみてください。

自然は神秘です。お金もかかりません。エコ。




最後は、アカナラの葉で。

ゴリラ≧カカオ

京都市動物園に貸出していたゴリラのゴンが亡くなりました。

僕は、小さい頃札幌に住んでいなかったので、ゴンを円山動物園で
見た記憶はありません。
でも、中学校の修学旅行で札幌へ来た時に、
班自由行動で選んだ行き先は、ここ円山動物園でした。

その時に会っていたのかな・・。

少し前に大好きなテレビ局NHKで、爆問学問を見ました。
山極壽一先生(霊長類社会生態学)が番組を収録したのは京都市動物園でした。
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20080513.html
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20080520.html


じつは、昨年、友人の結婚式で京都を訪れた際には、ゴンに会いに行きました。
少し茶髪?のイケメンでした。舌を出して日向ぼっこしてました。

写真があれば良いのに、こういうときに写真が無いのが僕です・・・。

日本一の入園者数を誇る植物園「京都府立植物園」で、
http://www.pref.kyoto.jp/plant/
幹から直接、実がぶら下がるカカオを撮っている場合じゃなかった・・。



これはこれで感動したけれど。


今でもよくお客さんにゴリラはいつ帰ってくるの?と聞かれます。

ゴンが帰って来た時には、植物をたくさん植えてあげると良いななんて
少し心の中で考えていたので、
ゴリラについては、あまり詳しくない僕も、何だかとても悲しいです。

晩年、一人ぼっちだったゴンが、
京都に行って、植物に囲まれ、相棒ゴリラと過ごせたので幸せだったことでしょう。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-244.html

何と言ってもゴンを知っている飼育員さん達、特に吉田さんが一番悲しいのかもしれません。


円山で会いたかったぜい。ご冥福をお祈りします。

ゴリラは力強いのに優しそうで、素敵です。個人的にそう思います。

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