札幌100マイル

植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

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かまどきゃし

冬です。

「しばれる」は秋田でも通じます。

子供のころは、よく秋田でスキーに出掛けました。

いろんな思ひ出がありますが、今一番初めに思い出したのは、
関東から転校して少し経った冬、スキー場に行く途中の道路に
「ドカーンと一発かまどきゃし」って横断幕があったこと。

一体どんな意味か?
カマドキャシ・・・。どこで切るのか。

①かま、どきゃし?
②かまど、きゃし?
③かまどきゃ、し?

しばし考える。

正解は、②です。
交通安全の標語らしいが、どうやら、かまど(竈)を消す(ひっくり返す?)というのは、「ドカーンと交通事故を起こしたら、財産がなくなるよ」ということらしい。
かつて、竈は、一家の大切な財産だったからでしょうね。

しかもyahooで調べたら、たくさん検索に引っかかりこれまた驚き。

地元住民向けの交通安全標識でした。
冬道は気をつけて運転しましょう。

いかがお過ごしですか。
今日は土曜日、テレビ東京系「美の巨人たち」を観ると何だか嬉しくなったので、更新。

冬は寒いので外に行かなかったボクですが、最近は冬が少し楽しい。
年間5m以上の積雪量がありながら、人口190万人もの都市は、世界には札幌しかないそうです。

緑が少なくて、花もない時期だから、木の皮を見てみた。

今日の一枚。
20100124-00.JPG


スズカケノキ科 プラタナスPlatanus L. 

環境適応能力が高く、もっとも数多く利用されている街路樹。
こんな模様ありですか。北欧系のデザイナーが描いたか。

20100124-01.JPG

日本に多いのは、スズカケノキとアメリカスズカケノキが交雑した
モミジバスズカケノキらしいです。

この写真が、モミジスズカケノキか、ボクが未熟なので見分けがつきません。
春になったら、葉っぱを見てみよう。円山公園の大通側入口付近。

写真が下手で、色が表現できないのが残念。
もっと鮮やかな灰色、緑系灰色、クリーム色。

遠くに行かなくても、ちょっとした発見をすること、いとをかし。

冬はつとめて。雪の降りたるは、いふべきにもあらず。~枕草子~中学生レベル

2010

客観的にも主観的にも遅すぎる新年のご挨拶です。

明けました。

動物園はお正月から、たくさんのお客さんにお越しいただきました、
ありがとうございます。
もちつきも、足湯も一切レポートしていませんが、結構関わっていたボクです。

昨年中は、動物園の森でたいへんお世話になりました。
喜びの声、不満の声さまざま声が寄せられましたが、全て受け止める所存であります。
森では新たな発見を求めて、日々精進。

ということで、何とか植物的時間も年が明けました。

2010、寅。
最近夕焼けや朝焼けが綺麗ですね。
http://web.city.sapporo.jp/photo/0912/hokudai2.html
ウェブシティ札幌より。

自分で撮りたいもんです。
デジタルなカメラをさきほどネットで注文しましたので、今年は頻繁に更新予定。
今まで自分のカメラ持っていなかった・・・。

同じ系統のHPだと思いますが、
http://www.welcome.city.sapporo.jp/
「ようこそさっぽろ」というHPは、札幌市民としても参考にしたい情報満載です。
客観的に札幌を楽しめますよ。


今年一番初めの植物。
トラにも新年にも一切関係ないけれど、好きな植物。


ニシキギ Euonymus alatus
ニシキギ科 
若い枝に翼(よく)と呼ばれるコルク質が発達している。
生垣などによく利用されています。秋には、赤に紅葉します。
動物園ではレッサーパンダ前の生垣に。

素敵な翼です。翼って馴染みないかもしれませんが、
枝の周りに「南部せんべい」の耳みたいなのがついているんですよ。っと。
同じようなコルク質は、ハルニレにも発達することがあり、コブニレと呼ばれることも。

植物は、動物のように動かないけれど、特にその形状に惹かれます。
好きな植物を紹介していくだけでも、ネタは尽きないはずか・・。

好きこそ物の上手なれ、というか物の継続なれ。

みなさんの好きなコトは何ですか?楽しいコトは何ですか?
今年は、自分の好きなコト、モノを少し追求してみようかと思います。

ボクの好きなモノ、コト
植物、動物、野球、新聞、NHK、タオル、お香、アロマ、
雑誌、下調べ、低温、コタツ、鉄道、飛行機、日本製、ラジオ、お茶・・・。

全て中途半端に好きだけど、意外といろいろあるか。
好きなモノ、コトを楽しんでいこう。

皆さんも日々大変な毎日でしょうけど、無理せず頑張りすぎずにいきましょう。

ボクはもっと頑張った方が良い・・・。

今年もよろしくどうぞ。

タマ

結構雪が降りました。

昨日から大通公園では、イルミネーションが始まったようです。

雪が降るとより一層輝くことでしょう。


昨日から円山界隈もイルミネーションで賑やかに。


園内の管理作業全般を担当する職人
「イサオ ミカミ」が丹精こめて手作りしたのです。



「ナナコとユウマのHOTな冬。熱いぜマルヤマシークイン。」
熱いのはミカミさんです・・。
そしてなにより器用です。

命名式などの横断幕や除幕なども実は、全部彼の作品です。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-240.html
                                  ~ナナコ歓迎式より~


僕は、彼のような器用さは持ち合わせていないため、
図工の時間の工作や絵を描くと、途中でどうにでも良くなり、投げ出します。

そんな僕も今回は、「玉」を作ってみました。



酒造会社の軒下によくぶら下がっているあれです。

「杉玉(スギタマ)」もしくは「酒林(サカバヤシ)」と呼ばれ、
今年も新酒ができましたという印です。
ハチの巣じゃないよ。

杉の葉は初めは、ミドリ色ですが、枯れていくので、色は茶色に変わります。
この具合が、お酒の熟成具合を物語るわけです。

調べたところによると
作り方は、
①作りたい杉玉の1/3位の大きさで針金でボールを作るらしい。
 上下に吊り下げ紐もつけておく。
②吊り下げて、杉の葉を、ボール中心部まで、
 本当は丁寧に満遍なく差し込んでいく。

③球状に刈り込んでいく。床屋さん気分で。

かつて造園屋さんは、鋏の使い方を習得するための訓練の一環でやったとか。




今回もほぼ、途中で投げ出しましたが、何とか形はそれっぽい・・。でも粗。
この大きさは直径15cmくらい。


もっと真面目で、器用なら密に杉を差し込めるので、
酒蔵のやつのように綺麗な玉になります。

動かしてみても良し○


作品名 「動き UGOKI」
現代美術的な作品名。

季節的に
サンタクロースのオジサンを乗せても○


作品名「オジサン」

季節的に
雪の中に置くともっと◎


作品名「みんなトモダチ」
今回使ったのは、アズキナシの実、アカナラの葉、スギ。


世の中には、クリスマスイルミネーショングッズがたくさん売っていますが
是非、自然のものを使ってやってみてください。

自然は神秘です。お金もかかりません。エコ。




最後は、アカナラの葉で。

ゴリラ≧カカオ

京都市動物園に貸出していたゴリラのゴンが亡くなりました。

僕は、小さい頃札幌に住んでいなかったので、ゴンを円山動物園で
見た記憶はありません。
でも、中学校の修学旅行で札幌へ来た時に、
班自由行動で選んだ行き先は、ここ円山動物園でした。

その時に会っていたのかな・・。

少し前に大好きなテレビ局NHKで、爆問学問を見ました。
山極壽一先生(霊長類社会生態学)が番組を収録したのは京都市動物園でした。
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20080513.html
http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20080520.html


じつは、昨年、友人の結婚式で京都を訪れた際には、ゴンに会いに行きました。
少し茶髪?のイケメンでした。舌を出して日向ぼっこしてました。

写真があれば良いのに、こういうときに写真が無いのが僕です・・・。

日本一の入園者数を誇る植物園「京都府立植物園」で、
http://www.pref.kyoto.jp/plant/
幹から直接、実がぶら下がるカカオを撮っている場合じゃなかった・・。



これはこれで感動したけれど。


今でもよくお客さんにゴリラはいつ帰ってくるの?と聞かれます。

ゴンが帰って来た時には、植物をたくさん植えてあげると良いななんて
少し心の中で考えていたので、
ゴリラについては、あまり詳しくない僕も、何だかとても悲しいです。

晩年、一人ぼっちだったゴンが、
京都に行って、植物に囲まれ、相棒ゴリラと過ごせたので幸せだったことでしょう。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/topics/topics2-244.html

何と言ってもゴンを知っている飼育員さん達、特に吉田さんが一番悲しいのかもしれません。


円山で会いたかったぜい。ご冥福をお祈りします。

ゴリラは力強いのに優しそうで、素敵です。個人的にそう思います。

ゲリラ

ゲリラアラレが降った今日。

寒くても平気なはずのボクもさすがに寒かった。


森は、花もほとんど無く、紅葉するには少し早いので、見るものがない気がします・・。
しかし、池にはいますいます。

彼女らが。

食事中の方は、心してご覧下さいね。





今日の一枚。



あなたには見えるだろうかー、
何かを訴えるかのように、こちらを見つめている無数の瞳が。
赤いのは少し酸欠状態らしいです。白鳥池にいた大勢のミジンコさん。




森の池にいるミジンコさん達です。基本的にみんな彼女です。メスミジンコ。
棲んでいる環境がそこそこ良ければ、オスがいなくてもOKな単為生殖と呼ばれる繁殖をし、子孫をドンドン増やします。
細長いのはフサカという生き物。


最近ミジンコを見慣れてきたので、
卵が見えたり、食事しているであろう様子も見えるようになりました。

是非森の散策タイムに参加して、ミジンコさんを見てみましょう。


可愛いい動きで、飽きないもんですよ。
動物園の森でもしかしたら、一番人気かも・・・。


今日の本題は告知。
明日12日、「外来生物シンポジウム」が開催されます。
ボクもちょこっとお話させていただきます。

もっと早く告知すべきですね・・・。


外国から来て北海道の自然に影響を与えている生き物について、わかりやすくお伝えするイベントです。
パネリストの方は、ボクを除き・・・、第一線で専門的に活動している方ばかりですので、興味深いお話が聞けると思います。


以下、シンポジウムの内容です。

[日時]:10月12日(月、祝)13:00~16:00
[場所]:札幌市円山動物園動物科学館
[内容]
・基調講演「外来生物とは」40分 
吉田剛司(酪農学園大学生命環境学科准教授)


・問題提起
ウチダザリガニとアメリカザリガニ 20分 川井唯史(北海道立稚内水産試験場)
 
アライグマ 20分 阿部豪(アライグマ研究グループ・代表)
 
動物園の森の外来植物 20分  (札幌市円山動物園)

パネルディスカッション及び質疑応答 40分

[参加費]:無料。入園料は必要です。
[申し込み]:不要。当日会場にお越しください。
[主催]:ザリガニシンポジウム実行委員会

[同時開催]
・外来生物を知る園内ツアーシンポジウム講師のガイドを聞きながら動物園内にいる北海道の外来生物を見学します。(30人限定、11:00~12:00)
10:00から動物園センターにて参加券を配布


・動物園センターではザリガニの塗り絵・クラフト体験があります。
10:00~16:00(クラフトがなくなり次第終了)



連休最終日は天気もよろしいようですので円山動物園へ。

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