美食充コラム

芍薬を爽やかに

    お花屋さんに芍薬が並ぶようになりました。   柔らかい花弁が幾重にも重なる大輪の芍薬は、思わず見惚れてしまう美しさです。   しっかりした質感の葉物や枝物と合わせると、すっきりとした和の雰囲気になる芍薬。   柔らかい質感の軽やかな葉物や草花と合わせると爽やかで軽快な雰囲気に。 ...

ファレノ (胡蝶蘭) の不思議

    気温が10度をこえる日もあり、春風が心地よい季節になりました。 市場に出回る花は 初夏の花に移り変わってきています。 枝物やグリーンをたくさん使った自然を感じるブーケ。 一輪のファレノを添えるだけで、ブーケの表情が凛として気品に満ちる不思議。   ファレノの不思議。     ...

フレッシュな葉物と

  4月になり、雪のない生活になりました。 芽を出したプランターの原種のチューリップは、あっという間に18cm程に育ちました。 これから一気に植物が花を咲かせる季節がやって来ます。   フレッシュな葉物に魅力を感じるようになりました。 1種類のお花を 2種類以上の葉物で束ねるのも洗練されたパリスタイルのひとつのかたち。 お庭で育...

桜で迎える春

    北海道の桜の季節は、もう少し先ですが。 いろいろな場所で桜がいけられているのを目にするようになりました。   桜と 柔らかく 儚い 桜の花びらのように 柔らかい ナズナや スカビオサで ブーケを束ねました。   雪どけも始まり、春はすぐそこです。    ...

菫色に魅せられて

  降る雪も湿り気を帯び、雪どけの気配を感じるようになりました。   パンジーとチューリップを使って、菫色(スミレ色)の春のブーケを束ねました。   突然ですが、スミレとビオラとパンジー、とても似ていて、区別に悩みませんか?   スミレは原種の山野草で、ビオラやパンジーは野生のスミレを園芸用に品種改良したもの...

うつむいて咲くクリスマスローズ

    「クリスマスローズ」の出回る季節になりました。   原産地のヨーロッパで、原種の「ニゲル」が花の少ない 冬のクリスマスの頃に白い花を咲かせたこと。 それが「クリスマスローズ」という名前の由来だそうです。 日本でよく見かける交配種は、2月~4月頃に花を咲かせます。   茎や根には有毒な成分が含まれ...

ふわふわ ふりふり ミモザとパンジーの季節

    ヨーロッパで春を告げる花といわれる ミモザ。 フランスではBorme les Mimosas(ボルム・レ・ミモザ)というミモザ祭りが行われます。 イタリアでは 3月8日は、ミモザの日・国際婦人デーで、女性に感謝をこめてミモザを贈ります。   黄色に輝くふわふわのミモザを見ると、心がウキウキしてきます。 そして ...

透けるようなチューリップの花びら

  春を感じる花のひとつに、チューリップを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 チューリップは単子葉植物なので、花の作りが基本3の倍数(!)になっているそうです。 花びらが6枚に見えますが、内側の3枚が花弁で、外側の3枚は萼が色づき花弁化したものだそうです。 雄しべが6本、雌しべの先は3つに分かれているそうです。 面白いですね。 &nbs...

くるくる 巻きひげの魅力

  ラナンキュラスやチューリップ、ヒヤシンスなど、花屋さんに春の花が並ぶようになりました。 水分を含んだ柔らかい茎や、曲がった茎が春の花には多いですね。 今日は、くるくる 巻きひげの可愛い えんどう豆の花をアネモネと束ねました。 ブーケの中に 曲線のあるものを加えると グッと雰囲気のあるブーケになります。   植物やお花で、楽しく・き...

シックなブーケで新年を

    2018年を迎えました。 新しい年が皆様にとって素晴らしいものとなりますようお祈り致します。   今年のお正月はシックなアネモネに南天の実を束ねたブーケで迎えました。 南天(なんてん)には、”災難(さいなん)が転(てん)ずる”という意味合いもあるそうです。 シックなブーケに・千両・南天・若松などを加えると雰囲気...