札幌100マイル

2010年11月15日 の投稿一覧

映画 【小さな村の小さなダンサー】

小さな村の小さなダンサー

監督  ブルース・ベレスフォード
出演  ツァオ・チー ブルース・グリーンウッド アマンダ・シュル
     カイル・マクラクラン ジョアン・チェン

あたくしバレエは詳しくはないですが
小学校の頃バレエの漫画をハマって愛読していたこともあり
バレエ用語とそれなりの知識はあるかと思います・・・?!
なーんて。笑

この映画は期待して観なかったのですが
予想外によくって。涙。

リー・ツンシンの自伝を映画化したものである。

渡米してからのリー役は
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のツァオ・チー
ものすごく美しいバレエ。
スクリーンですがすごくキレイです。
リフトもすごく上手でトップにいるダンサーだなって実感。

わかっちゃいるけど泣けてしまう。
周りにいる人もハンカチを取り出したので
泣きのツボは一緒なのね。

実際に鑑賞したくなりました。バレエ。
美しすぎです。

アメリカ人の意外な温かさと
中国のお国柄が見えます。

実際のリーはかなり辛かったんだろうなって思う。
外国で認められて本当によかった。

期待していなかった分
とってもよかった。ステキな映画だった。


http://chiisanadancer.com
札幌ではシアターキノにて公開中

2010年133本目

映画 【セラフィーヌの庭】

セラフィーヌの庭

監督  マルタン・プロヴォスト
出演  ヨランド・モロー ウルリッヒ・トゥクール 
     アンヌ・ベネント フランソワーズ・ルブラン

フランスに実在した素朴派の画家
セラフィーヌ・ルイ(1864-1942)の映画

セラフィーヌ(ヨランド・モロー)は家政婦として働き
食べることも儘ならない。
彼女は部屋にこもり黙々と絵を描く生活を送っていた。

そんなある日 ドイツ人の画商ヴィルヘルム・ウーデ(1874-1947)が
一枚の静止画に出会い衝撃を受ける。
その絵の作者がウーデの家で働く家政婦のセラフィーヌだった。

ウーデはアンリ・ルソーやピカソをいち早く評価した画商である。

ウーデに認められたセラフィーヌは個展を夢に描き続けるが
第一次世界大戦でウーデはフランスを離れてしまう。

戦後2人は再会するも1929年の世界恐慌が2人にも
大きな影響を及ぼしセラフィーヌの精神のバランスを崩していく。

あたしはセラフィーヌ自体を知らなくって興味をもって鑑賞した。
実際に描いた絵を観てみたいと思った。
そして芸術家って
純真で紙一重ということを改めて実感してしまった。
画家も音楽家も亡くなってから偉大さが認められるのって
なんとなく悲しくなってしまう。

予告とかを観ていてもっと
信頼関係の深いヒューマンな映画を期待してしまったが
ちょっと違ってました。
心にズーンと重たいものが残ってしまった。

純真無垢なセラフィーヌが
実際にはどんな人物だったのか
映画を観終わった後でも気になるのだった。


http://www.alcine-terran.com/seraphine/
札幌ではシアターキノにて公開中

2010年132本目

pageTop