札幌100マイル

双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地

札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。

2009年05月 の投稿一覧

北極踊り






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「ぼくらのふるさとでは、白夜の季節になると皆こうやって踊るものだって、ワタリガラスが言ってた」


ヒイズミの頭がどうかしたみたいです。
大丈夫です、ただの手抜き。

幸福な午睡

拙ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
円山動物園の黒沢かずこです。結構似てるけど違う!樋泉です。


ホッキョクグマのふるさとでは、今は太陽が沈まない季節ですね。
この時期のワモンアザラシ狩りはなかなか難しいと本で読みました。
日毎に暖かくなって氷が融け、狩りのスタンダードである「アザラシの呼吸穴での待ち伏せ」や「アザラシの隠れ家の急襲」ができなくなるからだそうです。
もっとも、一年を通じてホッキョクグマの狩りは困難になる一方だと伝えられています。


ララと双子は元気です。





「昼寝するなら、兄弟のそばがいい。暑くても」


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「昼寝するなら、母さんのそばが一番いい」

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子供がララの前足の間に入ろうとしたとき、その仕草のあまりの可愛さに連写しすぎてカメラがbusy状態で止まったのは苦い思い出です。

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幸せそうですね。

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左の子はマイペースだな…

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もう一方の子のこともララはちゃんと気にしています。

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「玩具を取って来るよ」

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「枝で遊ぼう、母さん」

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目が冴えたみたいですね。

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さっきまで母親べったりだったのに、どこ行くの。

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昼寝の後は、プールです。

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野生でも動物園でも、ホッキョクグマの親子はいつか離れ離れになります。
(ただし、動物園だと母娘がずっと一緒にいることもありますね。釧路のコロとクルミがそうでした)

こういう日々は有限だということを双子は知らないけれど、ララは2頭の娘を育てあげているから、別れが来ることも知っていて、その日の前にできるだけ子供を慈しもう、などと思っていたりするのでしょうか。
クマがどういう思考をするのかわからないけれど。


撮影:2009年5月4日

う~ん




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なにか、悩みごとでも?

およげ!双子くん


「やあ」

「やあ」

お久しぶりです。(そうでもないか)
経営管理課の樋泉です。


双子の犬かきは日々上達しています。
時々ですが、潜水も試みているように見えます。
すっかりウルスス・マリティムスらしくなりました。


プールから上がって、しばらく泳ぐ気の無さそうな双子。
彼らをプールへ誘う健気なララ。


双子はもちろんのこと、なんだかララが愛しくてなりません。



■ さっぽろ白クマ応援キャンペーン5月8日までの参加状況 ■

●キャンペーン応募
カード応募 :7,065名様、11,481件 → 共通ポイント114,810マイル
かざスタ応募: 147名様、 406件 → 共通ポイント 65,950マイル

[共通ポイントによるエサ代寄付]
参加者全体で貯まった共通ポイント総額
180,760マイル(180,760円相当)

●個人協賛
Aコース 96件(個人協賛グッズ1セット)
Bコース 86件(個人協賛グッズ2セット+ありがとうメール)
任意寄付 1万円(善意の方より、協賛金に加算してのご入金)

[個人協賛によるエサ代寄付]
個人協賛金からの寄付予定額
約134,400円
http://sapporo.100miles.jp/cpn_pb/article/7

たくさんのご参加、誠にありがとうございます。

園内でのスクラッチカードの配布は間も無く終了いたします。
詳しくはリンク先をご覧下さい。
http://sapporo.100miles.jp/cpn_pb/article/6

お疲れ様でした





お疲れ様、ララ。GW、終わったよ。

立てば芍薬


本日の写真です。

なんと美しい立ち姿。
私よりずっと姿勢が良いです。

足元の子供たちは、いつかララより大きくなって、腕毛(?)ボーボーの立派なオスに育ちます。

父のように。


■お知らせ
双子の秘蔵映像を満載したDVDの先行予約を下記リンク先で受け付けております。
STV札幌テレビ放送制作です。
白くまツインズものがたり ~ふたごの赤ちゃん生まれたよ~
STVホームページのほか、当園のオフィシャルショップでもお申込可能です。

ホッキョクグマの可愛い映像のみならず、当園の様々な取り組みの紹介映像もあります。


↓なんとなく作ってみました。

眠いときは寝る

園内で迷子続出です。
樋泉も人生の迷子です。だれか…




たくさんのお客さまにも全く動じず、寝たいときは寝る子供たち。


眠る双子の上で立ち尽くすララ。
強い日差しから子供たちを守ってあげているのだとしたら、泣けます。
(この後ララも横になって寝てしまいました)


ふわぁ。早く帰って眠りたい…


私も泳ぎたい、としみじみ思った一日でした。

脂肪遊戯



拙ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
ホッキョクグマでもないのにせっせと脂肪を蓄えている樋泉です。


今日はデスクワークやゴールデンウィーク恒例の迷子捜索に専念するため、ホッキョクグマの双子のことを極力考えないようにしておりました。

彼らのことを思うと、仕事が全くはかどらなくなります。

彼らはいま、水泳中だろうか、昼寝をしているのだろうか、レスリングに興じているだろうか、将来はどうなるだろうか、そういったことに始まり、例えば彼らが動物園生まれではなくて、北極圏生まれの野生育ちだったなら、今頃どうしているだろうか、という妄想を始めてしまいます。

野生下で、餓死や大人のオスの襲撃を免れて無事に大きくなり、2年半を経て母親や兄弟と離れてから、どのように暮らすのだろうか、とか。

成長したオスのホッキョクグマは北極圏で最も強い存在で、時にはセイウチやシロイルカまで狩りの対象にするというけれど、狩りの成功率は低いから、大抵はお腹を空かせて放浪し続けるのだろうか、頑張れ!とか。

260,000k㎡を越えるといわれるほどに行動範囲の広い動物であり、親兄弟が再会することはないといわれるけれど、偶然会うことは本当にないのだろうか、とか。
繁殖期に野生のホッキョクグマたちが同じ場所に集うことがありますよね。
また、大きな海棲哺乳類の死骸がある所など、食べ物が豊富な場所に集まってくることもあるといいますね。
そうしたときに、兄弟が再び会うことがあったなら、彼らは類人猿なみに頭がいいといわれていますから、きっと相手のことを覚えていて、昔を思い出して遊んだりするかもしれません。

オスのホッキョクグマは孤高の放浪者とされているわりには遊び好きで、空腹でさえなければそれほど攻撃的でもなく、場合によっては他のオスのホッキョクグマと相撲を取ってじゃれあうこともあり、時には食べ物を分け合うことすらあるそうです。
メスを巡って争うときも相手に深手を負わせたりはしないといいます。

そういう生き物なのだから、兄弟が再会したなら、大喜びで抱き合うのではないか、といういささか感傷的であまり意味のない妄想を日常的に繰り広げます。

でもそもそも温暖化が著しいなか、自然界で2頭が大人になるまで生き延びる可能性は低いのか、と考え始めたりもします。

そういうことって、ありませんか。


こちらは昨日の午前中の様子です。

たくさんの方に見ていただけるように入れ替え制を導入しましたが、ゆっくりご覧になりたい方、特に本格的に写真を撮りたい方には大不評だろうと思います。
入れ替え制は大型連休中のみの予定ですので、ご容赦ください。





そんなに見ても何も出ないよ。
心拍数が上がるから、あんまり見ないで…
人懐っこそうな顔をして、ほんとは違うこと、知ってるよ。


こんな風に見上げられると、レンズフードや布製品など、おもちゃになりそうなものをあげたくなりますが、なんとか自分を抑えます。


眠気を催したご様子。

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あら、眠らないの?

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やっと眠りにつきました。

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寝相を模索しております。

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これで落ち着きました。

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ララと双子たちが眠ったあと、お客さまを惹き付けるのはさつき。
実に楽しそうにプールで遊ぶので、見ている側も楽しくなります。

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さつきさん、バスケが・・・したいです。

さつきと目が合うといささかまずいことになります。
屋上から食べ物を投下することがあるからか、プールから上がってこちらに来ようとするのです。
目が合ったら退散。
飼育員じゃなくて、ほんとうにごめんなさい。

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本物の飼育員登場。柳の枝をララにプレゼント。

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さっそく柳の新芽を食べ始めるララ。

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柳の首飾り。

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ずいぶんと幸せそうな顔をしますね。

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子供たちの主食はまだまだ母乳ですが、ララが口にするものは大抵一緒に食べようとします。

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柳の新芽を食べ終えて、樹皮まで剥いて、ひとしきり枝で遊び終えるまではプールに入らないだろう、と予測して、動物園センターに戻りました。

ところが、動物園センターのモニターを見てみると、そこには泳いでいる子供たちの姿が…
嗚呼。そんなものですよね。
泳ぐ彼らの姿をじっくり眺めたいのですが、またもやタイミングを逸してしまいました。

こんなとき、動物園センターからホッキョクグマの展示場まで遠いことが恨めしくなります。
ですが、そもそも熊館が事務所から遠く離れた動物園の端になければ、出産のための閉鎖も難しかったでしょう。
そうするとララの3度の繁殖成功も無かったろうと思うので、仕方ないですね。


続きまして、さっぽろ白クマ赤ちゃん応援キャンペーンの参加状況をお知らせいたします。

■5月1日までの参加状況■

●キャンペーン応募
カード応募 :4844名様、7838件 → 共通ポイント78,380マイル
かざスタ応募: 131名様、 354件 → 共通ポイント55,210マイル

[共通ポイントによるエサ代寄付]
参加者全体で貯まった共通ポイント総額
133,590マイル(133,590円相当)

●個人協賛
Aコース 81件(個人協賛グッズ1セット)
Bコース 76件(個人協賛グッズ2セット+ありがとうメール)
任意寄付 1万円(善意の方より、協賛金に加算してのご入金)

[個人協賛によるエサ代寄付]
個人協賛金からの寄付予定額
約118,000円

【補足】エサ代寄付について
■共通ポイントによるエサ代寄付
・カード応募1件につき、共通ポイント10マイルが貯まります。
・かざスタ応募1件につき、共通ポイント10マイル+初回来店ボーナス100マイルが貯まります。
・共通ポイントは、参加者の皆様に「ネットマイルの特典交換ページ」から個別に寄付手続きしていただくことにより、動物園にまとめて寄付されます。
・キャンペーン終了後、寄付手続きのご説明メールが参加者の皆様に送信されますので、そちらより手続きして下さい。
■個人協賛によるエサ代寄付
・キャンペーン終了後、個人協賛金からグッズ配送やメール配信等の諸経費を差し引いた金額が、キャンペーン事務局より動物園にまとめて寄付されます。
・寄付金額は協賛金の約2割を予定しています。
・諸経費の変動により寄付額が変わることがあります。


長々と失礼致しました。

春なんか嫌いだ

昨日からの激しい目のかゆみ・くしゃみ・鼻水で、春の訪れを身に沁みて感じました。
シラカバ花粉症の樋泉です。



あ、キタコブシが咲いたな、シモクレンも咲いたな、とか、木々の若芽が美しいな、とか、ぼんやりと思っていたら、くしゃみ連発。


繁忙期と花粉襲来が重なるこの時期は、少しだけつらいです。
たまに気管支にもダメージを受けます。


そんなことはどうだっていい。

私がカメラを持って会いに行ったときに、子供達が折り良くプールで泳いでいたためしがありません。
(泳いでいる写真が撮れたのはプールデビューの日のみ)


この毛色、さては君ら、スイミング後か。

広報用に泳いでいる写真を撮りたいのですが、短時間でそう都合良く欲しい絵が撮れるわけがないですね。


でも、眠っていようと、堀に降りて遊んでいようと、レスリングをしていようと、双子は愛くるしい。
プールに入ってくれなくても、元気な様子が見られたら、それだけで嬉しい。
このちびっこ野郎どもの様子は、何度見ても飽きません。


なお、5月2~6日は、世界の熊館前をエゾシカ・オオカミ舎側からの一方通行と致します。
混雑状況に応じて、ホッキョクグマ前のお客さまの入れ替えを行いますので、ご理解・ご協力をお願い致します。
また、お子さまや車椅子のお客さまのためのスペースを作ってあります。

双子たちが折悪しく堀に降りていたり、昼寝中で動きがなく、物足りなく感じることもあるかもしれません。
どうかご容赦ください。

昼食をとっている方が多いであろう12時から13時くらいが比較的見やすいかもしれません。


では、また。

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