札幌100マイル

とことん!雪まつり -さっぽろ雪まつり公式ブログ-

さっぽろ雪まつりの魅力や舞台裏を実行委員会スタッフが紹介する公式ブログ◆第70回さっぽろ雪まつりは2019年1月31日(木)~2月11日(月・祝)に開催します。 なお、ブログの内容に関係のないコメントは、予告なく削除させていただく場合があります。

『大通4丁目会場』カテゴリーの投稿一覧

成長。【4丁目会場】

昨日から雪の搬入が始まった4丁目会場。
今日行ってみると、雪山がかなり高くなっています!

どのくらいの高さでしょうか?
ちょっと比較してみましょう。

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重機が入っており、あまり雪山に近づくことができないため、比較した結果、実際に見た感じよりは低い印象の写りになってしまいました(-_-;)
ちなみに、このモデル(?)の身長は175cm(自己申告)です。

引き続き、どんどん雪が搬入されてきます。

20090108-06.jpg


今の冬は街中の積雪はまだ少ないですが、雪像用の雪は郊外から運んでくるため、今のところ、真っ白な雪がどんどん届いています。

毎年「街中の雪を除雪して使えば一石二鳥では?」との声が聞かれるのですが、街中に積もった雪は、新雪でも思いのほか汚れています。また、滑り止めにまく砂の問題もあります。
ゴミや砂交じりの雪は、見た目が汚いだけでなく、黒い部分が日光を吸収し、そこだけ温度が上がるため、気温が上がったときに、ムラに溶けて危険なのです。

トラックが雪を下ろすと、ブルドーザーが雪を山の方に押しやり、それを油圧ショベルで救い上げ、高い場所に積み上げていきます。

20090108-05.jpg


その連携プレーは、さすがプロ!
見ていて飽きない作業ですが、写真のとおり、公園内は頻繁にトラックが出入りし、重機が何台も入っていて危険なため、一般の方の立ち入りはできません。
こちらのブログから、雪輸送の雰囲気を感じてくださいね。

最後に...来週から従事いただく、雪像づくりボランティアさんの控え室も、準備が始まっています。

20090108-07.jpg


中の様子は、また後日ご紹介しますね。

第60回さっぽろ雪まつりまで、あと28日!

祈願。【4丁目会場】

 キター!!
 雪まつり大通4丁目会場に雪がやってきました。


   
 今日から雪の輸送が開始しました。
 トラックからどどーっと雪が降ろされる瞬間はまさに大・迫・力!
雪輸送

 ※ ただし、危険ですので、公園内に入ってみることはできませんので、ご注意を

 今日は、札幌市厚別区にある開拓の村からダンプ60台分の雪が運ばれてくる予定です。
 
 さらに、4丁目会場では、大雪像の制作期間中の無事故を祈念して、安全祈願式とノミ入れ式が行われました。

安全祈願式 


 雪像制作の様子は、随時、お知らせしていきます。大雪像が完成するのが楽しみですね!


 第60回さっぽろ雪まつりまで、あと29日!

片鱗。【4丁目会場】



はい、驚いて帰らないでくださいね。ご覧いただいているのは、4丁目模型制作現場であってますよ。
いきなりこれは、何でしょうか?
この写真の雪像を作るわけではありません!
もしかしたら、細かな作業で体が強張るのを防ぐために、作業の合間にトレーニング雑誌でも見て、皆で鍛えているのでしょうか?

周囲を見わたすと...





こちらは、細かな作業中。
何を作っているのでしょうか?






これは何でしょうか?





模型から爪楊枝が生えています??
これは、雪で実物を作るときに支柱を入れる部分だそうです。
こういった部分も、模型の時点から確認しながら、ていねいに作業を進めるんですね。

前回の4丁目大雪像は「ナルニア国物語~第2章カスピアン王子の角笛」でしたね。
雪まつりは映画が公開される前だったので、雪像模型のパーツを見て、全体として何を作るのか推測するのは、かなり難しかったと思いますが、今回は違います。
ちょっとした部分から「あれかな?」と判ってしまう(かも?)ので、こちらの写真も、発表まではかなり出し惜しみになっちゃいます。
私達もじれったいところですが、何ができるのか、どうぞお楽しみに!

おまけ



「日本だ」???
ええ、もちろん札幌は日本ですが...

雪まつり開幕まで あと 64日!

始動。【4丁目会場】

いよいよ大通4丁目会場の大雪像模型づくりが始まりました~

模型は「どんなものを使って作っているの??」そんな疑問にお答えして、小道具を御紹介!





まずは、「ねんど
昨年度、模型制作の際にあまったねんども一緒に使います!





続いて、「バーベキュー用の串
細かい作業をするのにはもってこい!





こちらは、「ヘラ
大きなところや細かいところの作業、使い分けが肝心です。





これは、木と発砲スチロールで作った「土台」です。この上に粘土で模型が造られていきます。

さて注目の雪像テーマですが・・・

残念ながら、まだ、お知らせできません。
12月19日(金)の発表です!お楽しみに。。。

さようなら、そしてありがとう 【大通4丁目会場】

 
 粉雪の舞い散る寒い朝、とうとうこの日がきてしまいました。



 今日は、約1ヶ月に渡り、その成長を見守り、ときに修復や化粧直しをし、ともに多くのお客様をお迎えしてきた雪像が、元の雪に還る日です。
 4丁目東側大雪像「ナルニア国物語/第2章カスピアン王子の角笛」の取壊し作業は、夜が明けきる前に始まりました。


 雪像は、物理的には雪のかたまりにすぎません。それでも、生き物の形をした像には、私達はただの物ではない何かを感じてしまうものです。取壊し作業に入る前に、瞳を真っ白な雪で覆っていきます。
 ライオン、仮面、ねずみ、馬、そして美しい王子。
 お疲れ様、ありがとう...ひとつひとつ、そんな思いをこめながら。

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 ショベルの最初のひとかきがステージの一角を崩すと、その様子を見守る私達も、一瞬息が止まる思いがします。雪まつりが終った今、役目を終えた雪像の取り壊しは、安全確保のためにどうしても必要なこと。毎年繰り返してきた作業ですが、この瞬間の特別な思いには、慣れるということがありません。 

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 多くの人を魅了した王子と馬が、その形を失っていきます。瞳をふさいであるとはいえ、重機の操作をする方にとっても、見守る私達にとっても、この作業は想像以上につらいものです。

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 作業をビデオカメラで記録している隊長の背中にも、声をかけることができません。
 雪像制作は、ただひとつ、雪まつりにいらしたお客様に喜んでいただくためのもの。制作期間も、雪まつりの会期中も、事故の起きることなく、美しい雪像を、札幌の冬を、楽しんでいただくために、大雪像は作られました。今、同じ目的のために、消えてゆく雪像を、私達は見送っています。

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 雪は、私達の都合にはお構いなく降り積もります。日々の暮らしを支障なく続けるために、北国に暮らす私達は、長い冬の間、毎日が雪との戦いです。

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 どうしても雪は降るのなら、それを重荷とのみとらえるのではなく、雪を、長い冬を楽しんだ方がいい。そんな思いから、各地の雪祭・冬祭は始まったのでしょう。
 
 子どもの頃、雪まつりの滑り台を楽しみにしていた、という札幌市民の方は多いと思います。人口190万人近くを数える大都市札幌にあって、雪まつりが市民の“ふるさと”であれたら。遠くの友人を招待して見せてあげたいと思い、また、遠くにお住まいの方がぜひ見てみたいと思えるものであれたら。

 さっぽろ雪まつりは、来年60回を迎えます。
 来年もまた、純白の夢よぶ世界のひろばで、たくさんの方々の笑顔に出会えますように。



 雪像制作に携わった方々、雪まつり開催を支えてくださった方々、ご来場くださった方々、そしてこのブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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