札幌100マイル

とことん!雪まつり -さっぽろ雪まつり公式ブログ-

さっぽろ雪まつりの魅力や舞台裏を実行委員会スタッフが紹介する公式ブログ◆第70回さっぽろ雪まつりは2019年1月31日(木)~2月11日(月・祝)に開催します。 なお、ブログの内容に関係のないコメントは、予告なく削除させていただく場合があります。

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行程。【4丁目会場】

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朝8時すぎの気温です。
今年はまだ、そんなに寒さの厳しい日はありません。
暖気がきて雪像が溶けるのも怖いですが、寒すぎても作業が困難になるので、このくらいがちょうどいいかも?

さて、今日は作業の流れをご紹介しましょう。




これがボランティアさんの1日の作業行程です。
ボランティアさんの活動は、午前の部、午後の部、そして夜間の部(21日から)に分かれていますが、午前・午後と続けて活動される方もいらっしゃいます。

毎日の日課として、朝礼があり、その後は...
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準備運動!
体を暖め、関節をよく動かしておくことで、事故を防ぎます。
続いて作業はいくつかのグループに分かれますが、まずはボランティアさんの活躍の場、ネタ張りをご紹介。

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①化粧雪に霧状の水を吹きかけます。

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②切り込むようにして、よく混ぜます。

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③できたネタ(シャーベとも言う)をバケツに入れ、ソリに乗せます。

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④運びます。

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⑤バケツをロープに結び付けて・・・

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⑥滑車で上まで持ち上げます(バケツを手に持って上がると、両手がふさがって危険です!)

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⑦届いたネタを貼っていきます。
細かいネタの貼り方は、また今度!

ちなみに、ネタの届いた最上部から見える風景は・・・
(空いたバケツをおろす場面ですが)

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ひゃー、怖い!怖くてあまり端の方まで行けません!
この雪像の高さは11.7mになる予定。10mくらいなら・・・と思ったのですが、実際真上から見るとかなりの高さに感じます。
もちろん、こんな高所で作業する方は、安全ベルトを腰に巻き、金具を足場にかけ、万一足が滑っても、下まで滑落することのないよう、安全第一で作業しています。
こんな風に・・・

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んー、ちょっと見づらいですね。
実は、怖くて長くいられなかったんです(^_^;)。
皆さん、毎日高所での作業、ご苦労様です!安全第一でがんばりましょう!

意思の疎通、これが極意!【10丁目会場】

雪像制作11日目の今日も、“世界一の雪像”をと、隊員一丸となって制作に汗を流しています。
この規模の雪像を作ることは、言うなれば大事業です。
しっかりとした制作技術が必要なことは当然ですが、
それと同じくらいに重要なのが、「意思の疎通」です。
期間中毎日、始業時、昼及び終了時の3回、
森岡隊長と各班の班長、副班長が制作隊本部に集まってミーティングを行っています。




主な内容は、
朝のミーティングでは、当日の作業指示、昼は午前中の作業の不備是正、
そして、夕方には進ちょく状況や翌日の予定の確認です。
繰り返し常に取り上げられるテーマは、安全管理と作業の効率化。
「基本的なことですが、徹底が肝心なんです」と、森岡隊長は真剣な表情で語ります。




このほか、よく協議事項となるのは、日々の班の枠を越えた人員配置の適正化、
雪の圧縮による高さのアンバランスの是正など。
隊長からの指示事項については、班長や副班長は自身が確実に理解することはもとより、
それぞれの各班員に的確に、かつ、分かりやすく伝える役割があるため、真剣そのものです。



さぞかしミーティングはかたーい雰囲気だと思いますよね。
実は、決してそうではありません。
これがなんとも不思議なんです。
なぞを解く鍵は、森岡隊長。
大雪像制作に関しては、設計図から始まり制作隊運営までの中核を担う主力隊員としての実績は21基。
制作に関わった大雪像の総数は、なんと通算31基を数えます。
雪像作りについては、厳しさも辛さも楽しさも快感も、そして、なによりも携わる“人の気持ち”を熟知しているんです。
間違いない!
「1カ月もの長期間の作業。きついのは当然。だからこそ、“明るく楽しく”やっていきたいと思っています。これが私のモットーです」
と顔をほころばす森岡隊長。
時として、ダジャレも雰囲気づくりに絶大な効果を発揮します。




本物のオヤジによるオヤジギャグには正に本物の“重み”が。
高所作業の前は“身軽”な方がいいと思いきや、みんな常に一発を望んでおり、リアクションに備えております。

板です【つどーむ会場】

今日と明日、つどーむでは中古車市が行われています。

そんな屋内で行われているイベントのすぐ横では、
今日も雪まつりの屋外作業が続きます。

おやっ!この板はなんでしょう?

看板かな?
それにしてはちょっと高さがないような。
しかも同じサイズがいくつも。

正解は、氷のすべり台の階段につける雪止めでした。
これがあれば、たくさんの人が利用しても
階段の角が欠けて単なる坂に成り下がってしまうこともありません。


全体の画はこんな感じです。
どうです!コースの溝も掘られて、すべり台らしくなってきましたね。


さっぽろ雪まつりつどーむ会場には一般用駐車場はありません。
お車での来場はできませんので、公共交通機関及びシャトルバスをご利用願います。
会場周辺へのお車の送迎は、道路混雑の恐れがありますので、ご遠慮下さい。

粗削り開始【10丁目会場】

今朝は冷え込みましたが、午前中のうちに曇りから快晴に。
青空と雪のコントラストが美しい日でした。
足場から西方向を見るとこんな感じ。
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振り返るとフクロウの頭の部分を粗削りしていました。
ボランティアさんの姿も見えます。高所での作業、気をつけてくださいね。
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削った雪はどんどん下へ落とされます。落とす、落とす、落とす。
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雪積み後の雪は硬く、落ちてくる雪は足場に当たると土石のような音がしていました。
特に、ちょっと気温が緩んだときに積んだ雪は、冷え込むとガッチガチになるようです。
こんな硬い雪、生まれて初めて触ったかも(*.*)

輪郭。【4丁目会場】

今日は寒いですね!
今回のボランティアさんの中には、このためにわざわざ名古屋から来てくださった方もいらっしゃいます。
そろそろ寒さにも慣れてきた頃でしょうか?




キリッと冷えた空の下、4丁目東側雪像中央の北島選手の輪郭が現れました!
以前、模型制作の様子をご紹介したとき、ちょっと不思議な画像をお見せしましたが、あれが何だったか、もうお判りでしょうか?
そうです、胸板の表現の参考にしていたんですね。
もちろん、北島選手の胸板は、あんなムキムキではありませんが、立体の人物像を作るには、筋肉がどういう形になっているのか、理解していないとリアルな表現ができません。
細部にまでこだわって雪像を作っていることが、よく判りますね。
(でも、あの写真はびっくりした...)




こちらは、柔道の上野選手。
まだペンで描いた線が残っています。こちらも近日中に輪郭が見えてきますよ。お楽しみに。
もう一人、ソフトボールの上野選手の方は、輪郭ができ始めていますが、足場の関係でまだ良く見えません。
こちらも乞うご期待。

ボランティアさん達は、今日も寒さの中、元気に作業を続けてくださっています。
3日目ですが、雪像の上に上る足取りにも、もう不安はうかがえません。
頼もしいですね。
でも、慣れた頃が気の引き締め時!安全第一で、明日もよろしくお願いします!


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