札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

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プロテア・クラークスレッド

こんにちは!

台風が近づいてきましたね
道内でも注意報や警報がでています。
大きな被害がなければ良いのですが・・・

ヒガンバナが北海道新聞に紹介されて
今日の温室は結構にぎわっていました。
でも、ヒガンバナは既に紹介したので、
今日はプロテアをご紹介します

プロテア‘クラークスレッド’
Protea aurea × Protea repens ‘Clarks Red’


南アフリカ原産の植物です。
はい、×がついているので、交配した品種ですね。

実のところ、豆知識として紹介できるような情報が得られなかったので
今まで紹介できなかったのですが、
先日ご来場された方から「ブログで紹介してください」と
直接リクエストをいただいたと連絡がありまして・・・

いろいろ調べると、片方の親であるプロテア・レペンスは
現地でもかなりポピュラーな種類で、南アフリカのほぼ全域に
自生しているようです。

プロテアは英名では「シュガーブッシュ」と言って
花が咲いているときは、蜜がとれるところからついたようです。
種類によって「○○シュガーブッシュ」となるようですが、
ただ単に「シュガーブッシュ」というと、レペンスをさすようです。
(ようです。ばかりですが・・・)

もう一つの、プロテア・オーレアはよく判らなかったのですが
オーレアというのは「黄色」「黄金」などの意味で
プロテア・オーレアも薄い黄色の花が咲くそうです。

この2種類の花期がずれているので、交配によって
より長く咲く品種として作られたのが‘クラークスレッド’のようです
プロテアの交配品種としては、ポピュラーなようでした。

プロテアはみかんと同じくらいの耐寒性があるということで
原産地でも高い山の上に自生する品種もあり、
多少の雪も大丈夫なんだそうです。
反対に、高温多湿は大の苦手。
南アフリカ原産と聞くと、暑いのは大丈夫な印象ですが
実際は南アフリカは緯度もオーストラリアの南側と同じくらいで
日本ともそんなに差はないようです。
とは言っても、みかんと同じなら外での越冬は無理ですよね

花は条件がよければ2月頃~10月頃まで咲き続けるようです
今も、花の一生をその場で見ることができますよ
つぼみから










プロテア・クラークスレッド

プロテア・クラークスレッド
終わりまで。

花自体は、ちょっと変わっていて面白いです
実物を見に来てくださいね。

温室は、高校生以上130円の入場料がかかります
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

珍しい?懐かしい?

こんにちは!
今日はお天気はイマイチでしたね
一日中、晴れたり曇ったりで、すごしやすかったです。

今日は久しぶりで取材がありました。
テレビが1件、新聞が1件。
テレビは録画で、夕方の「HANAテレビ」とのことでしたが映ったのかな?

で、取材された本日の主役はこれです。

ヒガンバナ Lycoris radiata


日本の秋を代表する花のひとつですが
北海道ではほとんど開花しない植物です
栽培も難しいというか面倒なんだそうですよ



おしべとめしべがスーーッと伸びて、華やかです
花びらもちょっとキラキラ感があります

中国から渡来した、とても古い時代の帰化植物のひとつで
本州では、名前の通り秋のお彼岸の頃にどこででも咲いてる花です
田んぼのあぜとか、道路の路肩とかがこの花で
真っ赤になるんですよ

子ども心にも、きれいと思える花なので、摘んで帰ると
「家が火事になる」と叱られるんです・・・。
まあ、これは俗説ですが、ある意味では危険な植物で
実は毒があります。
かなり強い神経毒なので、下手に食べると命にかかわります。
たぶん子どもが危険に合わないように、
摘ませないようにする方便だったのかもしれませんね。
この毒性で防虫効果を狙って、田畑や墓地によく植えられるように
なったそうです。

こんなに詳しいのは、私も似たような経験があるから・・・
道外出身の子どもはたいてい、こんな経験があると思います。
こちらに来てから、そういえばヒガンバナは見てなかったなぁと
懐かしく感じています。

でも、今日取材にいらした記者さんは、
映画では見たことあるけど、生で見るのは初めて!とのことで
珍しそうでした。
ちょっとおもしろいと思いませんか?
あなたは、懐かしい派?それとも珍しい派?

ヒガンバナは赤花のみ、変種に白花がありますが、
現在は品種改良されたものが「リコリス」として流通してます。


なんと表現するのか微妙な花色
朱色にオレンジ色が入ったような色です


こちらは白花に薄いピンクをブラシではいたような色

他に、白花の変種 シロバナマンジュシャゲ Lycoris albiflora も
展示しています。

マンジュシャゲ(漢字では曼珠沙華)は、ヒガンバナの代表的な別名で
他にもたーくさんの別名があるそうですよ
一説では1000を超えるらしく、それだけ身近な花なんでしょうね

ちなみに花言葉は、「悲しい思い出」をはじめ
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
等など、名前と同じくたくさんあるようです(笑)

おまけ
昨日の紅花のハスも咲きました


垂水花〔じゅうすいか〕です

「外でも越冬可」

こんにちは!
今日は、秋らしく過ごしやすい一日でしたね~
こんな日が続いてくれるといいんですけど

毎日園内の開花状況を確認して歩くんですけど
今日は温室でハスが咲きかけてました


いい感じの開き具合ですねー
品があります
身長150cmの私より高いところに咲いてるので
中を見ることは難しいけど
デジカメなら撮れちゃうんですよね


美しい・・・
自然が作る形って、本当にきれいですよね


紅い花も、もうすぐ咲きそうです


今日はもうひとつ。
小さな小さな、秋咲きのシクラメンです。


この葉は、ビオラのものですよ
シクラメンの葉は今はほとんど出ていなくて
花だけがぴょこぴょこ咲いてる感じです
花のアップはこんなです


可愛いですよね
こちらもやっぱり自然の作るきれいな形です

さしてある名札を見ると・・・
シクラメンの名札

百合が原公園内で屋外で越冬していると書いてあるじゃないですか
これからの札幌では「外で越冬します」
絶対確認事項、ポイント高いです(笑)

さっそく探しに行きました
たぶんロックガーデン辺りかなぁと狙いをつけて行ってみると
あったー
屋外のシクラメン

ロックガーデンの樹林地で
さらに、ぴょこぴょこ咲いてますよ
蝶々が群れてるようですね

名札にも「樹林地、岩の間」とあったので
これが自然に近い咲き方なんでしょうね


外のも同じ花。あたりまえですけど


smapじゃないですけど
大きなハスも小さなシクラメンも、どちらも素敵な花です

水に咲く

こんにちは!
段々秋が近づいている気配は感じるのですが
まだまだ暑いですね

今朝の新聞に、札幌は乾燥しているという記事があって
その説明に百合が原公園で芝生に散水している写真が載ってました
早く9月の気候になって欲しいですね

緑のセンター温室は、今は展示会もなく
ヒマワリや熱帯花木などをお楽しみいただいてますが
その一角には、水生植物のコーナーもあります
コーナーといっても数はすごく少ないのですが・・・

今朝見に行ったら、ハスが咲いていました
まさに仏様が座れそうなきれいな花だったのです
で、午後に写真を撮りに行ったときには・・・


こんなんでした~ 残念・・・
ちなみに、西光寺白蓮[さいこうじびゃくれん]という品種です

ハスは、ハチス=蜂巣から来ていて、
真ん中の実のついている部分が蜂の巣に似てることに由来するそうです


今は2鉢展示しています。
それぞれにひとつずつつぼみがあって、どちらも咲きそうです
いつ咲くかは、ハスのみぞ知る・・・


他にも、スイレンや


ホテイアオイがあります


葉の根元がふくれて、浮き袋のようになり
水の表面に浮いています
このふくれた部分が、布袋様のお腹に似てるから
「布袋葵」だそうですよ
ご利益あるかなぁ・・・



温室は、高校生以上130円の入館料がかかります
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

ヒマワリいろいろ

こんにちは!
今日も暑い一日でした
朝夕は涼しくなってきたけど、
昼間は、まだまだ夏!という感じですね

夏といえば、ヒマワリ!
今年も緑のセンター大温室で展示しています
去年開催した「ヒマワリ展」に比べるとほんのわずかですが・・・
それでもなかなかバラエティーに富んでますよ



サンスポット
これぞ、ヒマワリ!いいですねー


タイヨー
同じく、典型的なヒマワリ
この品種は1960年代に作り出された定番です


ハーディアニュアル
外側の花びらが、ストローのように筒状になってます


ルビーエクリプス
シックな2色使いが、おしゃれ


ココア
一瞬黒に見えるくらい濃い色の花


ジェイド
白いヒマワリもあります


ルシアンジャイアント
たくさんの花がいっせいに咲く、枝分かれの品種


テディベアー
中心部分がどんどん盛り上がってくる不思議な咲き方
横からみると、熊に見えなくもないかな?


等など・・・全部で30種ほどあります
ぜひ見に来てくださいね
9月の上旬頃まで展示予定です


温室は、高校生以上入場料130円が必要です
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

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