札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

2007年10月 の投稿一覧

アシェィ・その後

こんにちは!

今日も少し暖かいですね
でも明日くらいから、冷え込んむようで、
今度の日曜日はついに「雪」の予報ですよ
いよいよですねー

初夏に、百合が原公園で一番大きな花として紹介した
マグノリア・アシェイ、覚えてますか?
こちらの記事です

花は10輪くらい咲いたのですが、実になったのは1つだけ。
ずっと追っかけてました

7/17 このつぼみが実になりました


7/30


8/30


9/26


10/22


裂開する寸前です
実が見えると、鳥が食べてしまうということで収穫しました
(今、公園にはカケスがたくさん来てます)

10/23 裂開


なんと、きれいなピンク色の実です
なかなかおいしそう・・・

10/27 そのまま追熟させてます


さて、発芽するんでしょうか?

今日のマグノリア・アシェイ


来年のための準備もできてます




世界の庭園は、11月4日まで。
入場には、高校生以上130円かかります。
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

来年また会いましょう

こんにちは!

今日は暖かいけど、雨ですね・・・
うら寂しい気配の漂う百合が原公園でした・・・
それでも、今日が雨で良かったんですよ

土・日は、「リリートレインご乗車感謝デー」として
ユリの球根プレゼントをしてましたからね
晴れてよかったです。
特に日曜日は、天気もそこそこで温かくて
リリートレイン日和でした(笑)

今回は、有料で乗車された方のみ対象としていました。
普段から乗車料金免除を受けられない方への
一年に一度のサービスとしてのプレゼントでした。
球根プレゼント企画

対象の方には、改札の時に小さなビニール袋をお渡ししましてね
こんな感じで持てるまで詰め放題としました


プレゼントの球根は大小様々があったので、上手に選ぶと
10個くらいは楽に入ってましたよ
市価にすると1000円くらいにはなっていたかも?

ちょっと裏話ですが、この袋を探しているときに
「縁日の金魚すくいで金魚をいれてくれる袋」と言っていたのですが
みつけた袋の商品名はズバリ「金魚ポリ袋」でした
業界では「金魚袋」で通じるようです。
サイズもメーカーで若干差はあるようですが、大・中・小の3サイズ展開のようです
またひとつ、雑学が増えました♪

事前に新聞でも紹介されたりして、ユリのために乗ってくださった方もいましたが
大半は当日来てみて、プレゼントを知ったという方のようでした。
本当にサプライズでしたね。喜んでもらえて、こちらも嬉しかったですよ

みなさん、選ぶときは真剣です(笑)
詰め放題って、ついついがんばっちゃうんですよね


「この機会に、初めてユリを植えてみます」と言ってくださった方もいて、
プレゼントして良かったなぁとニンマリ♪

先着200名としていましたが、結局有料乗車してくださった
皆さんにユリをプレゼントできました。
そして、昨日でリリートレインの今年度の運行が終了となりました。

今日は、電車を車庫に完全にしまって、
駅舎も板を打ち付けて完全に封鎖しました。



来年の春は 4月29日から運行開始の予定です。
またたくさんの皆さんのご乗車をお待ちしています。
本年度のご乗車、本当にありがとうございました!


明日はいよいよ・・・

こんにちは!

今日は、天気はイマイチでしたが、そんなに寒くはなかったですね
(毎日、寒いばかり書いてると指摘されました・・・)

いよいよ明日・あさっては、
リリートレインご乗車感謝デー です

100マイル・ピックアップでも、紹介していただいていますが
http://sapporo.100miles.jp/10milespickup/article/57

リリートレインに有料でご乗車いただいた方に、
ユリの球根をプレゼントします!

乗車料金を払わないと乗れない方への年に一度のサービスとして
今年初めての企画です。
小学生以上・1周・360円です。

(65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書で乗車料金免除になりますが
その場合は、球根のプレゼントは対象外となります)


ユリの種類は選べませんが、自分で袋に詰めていただく方法にしています。
普通に入れても5~6球は入りますよ。

「今まで乗ったことがない」と言う方も、この機会にいかがですか?
今百合が原公園では、紅葉が楽しめます。







ひっそりと

こんにちは!

久しぶりで青空と日光が楽しめました
青空をバックにすると、紅葉も一段と映えますね
寒いですけど・・・

大温室に入ってすぐ、左側の通路を入った所に
ひっそりと咲いている花があります

この花、シュウカイドウ


漢字では「秋海棠」
学名は Begonia evansiana です

学名で判るように、ベゴニアの一種です。
このシュウカイドウは、江戸時代には日本に入ってきて
半分野生化しているので、ベゴニアとは区別しているようです




上が雄花、下が雌花。
雄花は、4枚の花びらがピンとそっているような形
大きな2枚はガクで、小さな2枚が花びらだそうです
黄色のボール状のおしべの塊も可愛いですね

雌花は花びらの下(垂れ下がって咲くので見た目は上側)に
三角形の羽のようなひれが付いていて、中に子房があります
ネジネジに巻いているめしべは、ベルベット状で
見れば見るほど不思議な感じです

ベゴニアの中ではとてもやさしい印象の花です

札幌でも屋外で越冬するんだそうですよ
でも、葉が出るのが遅くなるので、花つきはあまり良くないそうです
本州では、日陰の湿気のある場所でも良く育つんですが、
札幌ではある程度日当たりのある場所でないと
なかなか育たないとのこと。

百合が原公園の温室のシュウカイドウたちは
自分で育つ場所を選んで少しずつ移動しているそうです。
なかなか賢いヤツラらしいですよ(笑)

以上、百合が原公園のヘッドガーデナーの話でした。

一晩あけて、紅葉その後

こんにちは!

今朝方は冷え込みましたね
少し暖かい日のすぐ後だと、寒さが身にしみますが・・・
植物たちも同じのようで
昨日、紅葉はイマイチと書いたのですが、
一晩でかなり色が濃くなりました
特に、紅が冴えてきてます

正面玄関付近、時計塔の向かいあたり


世界の庭園内の日本庭園


同じく世界の庭園の中の瀋芳園

キヅタは、まだ緑の葉が目立ちます
壁一面、真っ赤になるんですよ


ロックガーデンのあたり。
黄色も鮮やかになってきました


秋咲きのバラも咲いてます
後ろはシラカバの林、ちょっと茶色っぽい感じ
緑の葉もまだ残っています


寒くなって百合が原公園の人影もまばらですが
散歩を楽しむ方は結構いらっしゃいます。


世界の庭園は、高校生以上130円が必要です。
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく
なお、今年度は11月4日(日)までの公開、冬期は閉鎖になります。

紅葉は・・・

こんにちは!

今日は、少し寒さが緩みましたね
外に出ても、身にしみると言う感じではなかったです

ところで、今年の紅葉は良くないみたいですねぇ
本州の方では、12月頃になるんじゃないか?とも言われてる
みたいですし・・・
昨日も大通り辺りのイチョウは、青い葉のまま落ちてましたし・・・
樹木が紅葉しにくい気象条件が重なったのが原因らしいです

この前もテレビニュースで、旭岳の紅葉を写してましたが
赤色と黄色との他に、茶色が混じったような感じでした。

百合が原公園の紅葉も、まだまだですねぇ

温室前の紅葉



温室前の芝生に回りは、こんな様子です。
百合が原公園は常緑の針葉樹もたくさんあって
赤・黄の他に緑のバリエーションが加わって
錦織のようにカラフルな印象です。

小さいんです?

こんにちは!

今日の百合が原公園は、少し暖かかったです
日差しがある時は、防寒着を着ていると少し暑いくらいでした
でも、もうこれからは寒くなる一方ですねぇ

今日も温室の中から・・・

この木です


きれいな紫色の実がついてます


「あ、ムラサキシキブね」と思う方もいらっしゃると思いますが・・・
実は、コムラサキという植物です

ムラサキシキブは Callicarpa japonica
コムラサキは Callicarpa dichotoma 
別の植物なんですよ

ムラサキシキブは、実のつき方ももっとバラバラした感じで
葉のギザギザ(鋸歯)も葉の全体に入ってます

コムラサキ(別名コシキブ)は、
ご覧の通り実がびっしりとついて
葉のギザギザも先の方の半分くらいだけにしかありません

でもね、ここでもまた例のごとく・・・(笑)
今お店で「ムラサキシキブ」として売っているものは
ほとんどが「コムラサキ」なんですよ
なので、「コムラサキ」を「ムラサキシキブ」と思っても
まあ、仕方がないんだそうです。

コムラサキには、白い実がつくものもあります
コムラサキの白実

シロシキブと呼ばれることもありますが
百合が原公園では、コムラサキの白実と表記してます。


もう一つ、白い実がありますよ


シロミノマンリョウ Ardisia crenata f. leucocarpa 
マンリョウは普通は赤い実ですが、白い実もあるんですね
「万両」という名前と紅白の実で、とてもおめでたい印象です

今は主役

こんにちは!

毎日寒いですねぇ
寒いのが苦手なので、外に出るのがつらい季節がもうそこまで・・・
事務所の中の私の席がまた、風通しがいいんですよ
防寒対策を考えなくては・・・


今の大温室はこんな感じです。
大温室

地味? と思いました?
今までは脇役だった葉っぱが今は主役。
シダの仲間たちです。

中でも、ウラボシ科のシダ、ヒトツバの仲間が中心です。

これが ヒトツバ Pyrrosia lingua です
ヒトツバ

地面から、葉っぱが1本ずつ生えてるように見えるので
「一つ葉」ということなのでしょうか?

科名のウラボシは、「裏星」で葉の裏についた胞子嚢が
星のように見えるところからついたようです。
なかなかロマンチックな命名ですね

葉がもみじのように裂けている モミジヒトツバや


大きな突起がたくさんでてている ハゴロモヒトツバなど


他にもいろいろな変化のあるシダ類があります。
地味だけど じっくりみると面白い展示になっています。
いぶし銀の魅力で助演男優賞を取った俳優さんが
主役を務めているという感じでしょうか

今は脇役のシャクナゲ




助演女優賞って感じですね(笑)

ややこしい話

こんにちは!

今日は一日なんとなくポツポツと雨が降ってました
どんよりと曇りで。
うすら寒いというのがぴったりな様子でした

ガーデンショップをのぞいてみると
こんな真っ白の実をつけた木がありました。


赤紫やうす紫などの実もあります


札をみると「真珠の木」とあります
むむむむ。これはどう見ても、園芸屋さんがつけた名前ですね
と思って調べてみると、割と簡単に判りました

ゴーテリア ムクロナタ Gaultheria mucronata
ツツジ科のシラタマノキ属 です

シラタマノキは、なるほど~と思いますが、
でも「シラタマノキ」というのはこれとは別の木の和名だそうです
このムクロナタは、和名がついていなくて、
「真珠の木」で通用しているようです

本物の「シラタマノキ」は、
Gaultheria miqueliana ゴーテリア ミクエリアナ です。


ガーデンショップの「真珠の木」の横には
「コン太のおくりもの」が(笑)


こちらは、サクランボのような赤い実です
名札の裏にちゃんと植物名が書いてありました。
Gaultheria procumbens ゴーテリア プロクムベンス だそうです
和名は ヒメコウジ
英語名は チェッカーベリー

これだったら、ヒメコウジでもよさそうなものですけどね

ところで、全然別の木を「シラタマノキ」と呼んでいる方も
いるようです
例えば、この写真の木です
お花屋さんでは、シンフォリカルプスと呼ぶことが多いみたいです
園芸屋さんでは、スノーベリーでしょうか?
セッコウボクが一番覚えやすい気もしますけどね


どっちにしても、一つの植物をいろんな名前で呼ぶのは
ややこしいですよねぇ





樹齢350年

こんにちは!

毎日寒くなりましたね
百合が原公園も、だいぶ紅葉が進んできています
もう少し冷え込みが続くと、ぐっと赤くなると思うんですが・・・
寒いのはつらいです

ローズウォークの入口に、でーーんと置かれている輪切りの樹
ご存知ですか?



大きさがわかりにくいですが
この木より背の高い人は、そうそういないと思います



断面に、由来がつけらてます
20年前の花博の展示品だったんですね

シトカ・スプールス Sitka spruce は英語名で
和名は シトカトウヒ
学名だと Picea sitchensis  ピケア シトケンシス です

エゾマツに近い マツ科の木で、高さは80mくらいにもなるとか。
これは「樹齢 約350年」となってますが
生きてる時は、どのくらいの高さがあったんでしょうね

スプールスというのは、木材の名前として通用していて
エゾマツも木材になると「スプールス」として流通するんだそう。

中でも シトカ・スプールスは、木肌が白くて、くるいが少ないけども
耐朽性が少ないという特徴があり
家具や木工品に良く利用されているそうです

特に楽器、中でもアコースティックギターによく使われるみたいで
試しに「シトカ スプールス」で検索してみると、
ギターの話題がたくさん出てきます
きれいなギターが多いですよ

他に、高級将棋盤や高級まな板の材料でもあるようです。
どれも希少価値があるようなので、
百合が原公園の「輪切り」も実はお値打ち品だったのかも?

もっとも、20年のうちにかなり朽ちてきてるので
もう木材としての値打ちはなさそうですけどね



この写真だとわからないですが、
今日みたいな雨上がりの晴天の日には、
樹の表面からは、水蒸気がもうもうとでてます。
本当にね、「山火事の後、まだくすぶってる」と言うくらいに
もうもうと出てるんですよ

自然現象なので、いつも見られるわけじゃないですが、
見るとなんだか感動しますよ

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