札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

2007年12月 の投稿一覧

良い年をお迎えください

今年は、5月からこのブログを書いてきました
本当にたくさんの方に、読んでいただきました
(累計で10000人を超えました)
ありがとうございます!

来年も 百合が原公園の花たちや
日常の一コマをご紹介していきたいと思います

では、どうぞ皆様良いお年をお迎えください。



※12/29~1/3は、緑のセンター(温室・ガーデンショップ)は休館です。
  管理事務所も休みとなります。

コタツで丸くなる?

こんにちは!

昨日、今日は寒いですねーー
公園内を歩いていても、肌がピリピリします

今年も後2日で年末の休みに入ります
それで、今日は久しぶりで園内を一周歩いてきました
と言っても、夏場の大回りコースじゃなくて、温室周辺の
小回りコースですけど

雪も積もって、歩くスキーもできそうです
百合が原公園では、スキー道具の貸し出しはないので
道具持参してくださいね

雪の上には、人間以外の足跡もあって・・・
これは昨日の朝の事務所前の雪の上。



キタキツネかな?と思ったけど、ネコだそうです
キツネはもっと足跡が長くて、一直線なんだそうです
こんな風にフラフラ歩かないんだそうです



野良ネコは、寒くても丸まってるわけには行かないのですねぇ


緑のセンター(温室・ガーデンショップ)と管理事務所は
12/29~1/3は休みます。
公園(屋外)は、この期間もご利用できます。

クリスマス⇒お正月

こんにちは!

クリスマスが終わると、年の瀬の気分が押し寄せてきますね~
「もういくつ寝るとお正月?」と口ずさんでしまいます

百合が原公園の温室もクリスマスからお正月へ
模様替えしました

まずは、大温室の門松!



門松は年神さまに来てもらうための目印だそうで、
温室の中でも大丈夫?と思ったのだけど
天井がガラスだから、見えますね(笑)



こんな風に竹の先を削るのは、庶民風なのだとか。
寸胴に切るのは武家風だそうです。
松の枝+(竹&笹)+梅の花の飾り結びで
「松竹梅」とおめでたい組み合わせ。

竹をそぐ時、こんな風に笑い顔に見えるように節を入れるらしいです
(百合が原のは6本中2本が笑い顔に見えにくいですが)
とにかく縁起ものですからね

この門松も自家製なんですよ
材料も一部を除いて、リサイクル品で自家調達です。
作ったのは、この方、サメジマ氏。


この時は、飛び石の設置に真剣でした。
(なので顔は見えません・・・)


先日までクリスマス飾りだったものも、
お正月飾りに変身してます

例えば、シクラメンも
金色の水引をあしらうだけで、和の雰囲気に。


入口の飾りも、この前まではシックなクリスマスでしたが


リボンを水引の梅に変えて、シクラメンをツバキにすると


はい、お正月です。

こんなアイデアなら、ご家庭でもできそうでしょう?


緑のセンター温室は、12/29~1/3までお正月休みです。
温室は高校生以上130円の入場料がかかります。
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!


せっかちさん

こんにちは!

クリスマスはいかがお過ごしですか?
百合が原公園のクリスマスディスプレイは、
おかげさまで好評のうちに終了しました。

今日は朝から迎春ディスプレイに変更していましたが
さて、明日はどうなっているでしょうね

温室の中に気の早い花を発見!



アブラナです。ナノハナ、ハナナなどの呼び方もあります。

ボランティアチームの方が、春用にと蒔いてくださったのですが・・・
どうやら一番早生の品種だったようです。
特に何もしないのに、咲いてしまったそうで・・・
ちょっとせっかちさんなアブラナでした(笑)

でも一足早い春の空気が楽しめます。


百合が原緑のセンター(温室)は、12/29~1/3はお休みです。
それ以外は通常通りの開館となります。

温室は高校生以上130円の入場料がかかります。
65歳以上の方は年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

ヒイラギもいろいろ

こんにちは!

3日も更新できませんでした・・・
実は体調をくずしてしまい、休んでいました
風邪もはやっているし、インフルエンザも大流行してます
みなさんも気をつけてくださいね
(風邪引いた人が言っても・・・ですけど)

さて、今大温室に入って一番に目に付くのは
この花 マホニア ‘チャリティー’ です。



なんとなく、妖精ぽい感じです
葉が身体で、花が頭に見えませんか?

名札には書いていませんが、
ヒイラギナンテンと マホニア・ロマリフォリアとの交雑品種群の一つということで
園芸店などでは、 ヒイラギナンテン‘チャリティー’と呼ばれることが
多いようです。
でも、 ヒイラギナンテンは Mahonia japonica をさすので、
百合が原公園では、マホニア‘チャリティー’としています。

たくさんの花がびっしり付いてます。


一つ一つもしっかりしていて、可愛い花ですよ
近くに寄るとほのかに香りもします

そして、葉。


実は、これが1枚の葉なんです。
そう考えると、かなり大きい。30cm以上ありますから


ところで、マホニアの「ヒイラギナンテン」は、
葉がヒイラギに似て、実がナンテンに似ている ところから
ついた名前だそうです。

ナンテンは、マホニアと同じメギ科ですが、
ヒイラギは、モクセイ科です

同じ大温室の入ってすぐ右側に1株あります。
最もこれは、ご覧の通り、斑入りの園芸品種


新芽の部分は、更に黄色が強いです


日本でヒイラギといえば、これなんですが。
クリスマスで使うヒイラギは、こちら。

ヒイラギモチ

マホニアの間に置いてあります。
これはたぶん、ヒイラギモチとかシナヒイラギとか呼ばれる種類かと思いますが
はっきりしません。
もしかすると、セイヨウヒイラギ(クリスマスホーリー)かも?
いずれにしても、モチノキ科の植物です。



どうやら元々は、こんな丸い葉で、四隅にトゲが出て四角く見えるようです

両方の一番の違いは、葉の付き方。
モクセイ科のヒイラギは、向かい合わせに葉が出る「対生」で、
モチノキ科のヒイラギモチは、互い違いに出る「互生」です。
メギ科のヒイラギナンテンは、葉の形が全然違います

でも、どの種類も「魔よけ」「厄除け」の意味があるそうで
ヒイラギを節分に玄関に飾るのも、
ホーリー(セイヨウヒイラギ)をクリスマスに飾るのも、
ヒイラギナンテンを鬼門に植えるのも、
思いは一つ!ですね(笑)


温室は、高校生以上130円の入場料がかかります。
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

冬のサクラ

こんにちは!

今朝、「歩くスキーはもう出来ますか」とお問合せがありました
以前紹介したように、コースは出来ているんですが
する・しないは、ご本人に判断してもらっています
ちなみに現状は、スキーをするには、まだ足りないかもしれません
雪は積もっているんですが、
まだしている人を見たことはないです

温室休館日は、原則温室外の情報を載せるようにしているのですが
ちょっと用事があって、小温室に入ったところ、
ふわ~っと甘くいい香りがしていました

この花からの香りでした


ルクリア・ピンケアナ Luculia pinceana です

また聞きなれない名前だなーと名札を見ると

別名 アッサムニオイザクラ とありました

調べてみると、これは和名ではなくて、流通名でした
「正式な和名ではないけれども、定着している名前」というところでしょうか
インターネット検索でも、ルクリアよりアッサムニオイザクラの方が
たくさんヒットしたので、すっかり定着している名前のようです



真珠のようなつぼみと、サクラのような淡いピンクの花・・・などと
表現されてます

確かに、つぼみは丸く膨らんでます
真珠に見えるかは、想像力しだい?



花も、確かに5枚の花びらですけど、
サクラというには、厳しいかな(笑)

でも、本当に良い香りがしています

原産は、ヒマラヤ~中国雲南省。
ヒマラヤ山脈のふもと、インドの北東部辺りが、
有名なアッサムティーの産地ですね

アッサム地方原産の香りの良いサクラに似た花ということで
「アッサム匂い桜」 なるほど。

最近人気が出ているそうなんですが、
この名前も一役買っているかもしれませんね



アカネ科の常緑低木だそうです

同じ科には、サンタンカ(イソクラ)、ペンタス、ブバルディアなどが含まれてます
確かに花のつき方や葉の感じが似てますね

さらに、クチナシやハクチョウゲも同じ科です
さらにさらに、コーヒー豆を取るコーヒーノキも同じ科なんですよ
この辺になると、あまり似てないように思うのですが・・・

植物の区分は、難しいです


温室は、高校生以上130円の入場料がかかります
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

ルクリア・ピンケアナ
アッサムニオイザクラ

根雪かな?

こんにちは!

今朝はご覧いただけましたか?
クマガイさん、相変わらずのテンションでしたねー(笑)
サトウ店長に聞いたら、「キラキラしてたよー」とのこと
赤いコートが可愛かったですね

番組内でも何度か映ってましたが、
百合が原公園も今年一番の積雪になってます
朝で15~20cmくらい積もってたようです

ただ、気温が高いので、園路部分はもうかなり溶けてます
春先のシャーベット状の感じ。
今は冷たい霧雨のようなものが降ってます
傘が欲しいほどではないですけど…寒い

足元がちょっと危ないので、除雪中。


園路1周の除雪にでかけて行きました・・・


手前の雪山をはじめ、園路の両脇はこのまま根雪になりそうです

庭からの贈り物

こんにちは!

いよいよ明日は、テレビの生中継が入ります。
朝6:25~ STV「ズームイン!SUPER」ですよ。
クリスマスディスプレイの話は、6:45頃からです。
みなさん、見てね♪

デザインされた梅木さんによると、
今回の展示のコンセプトは「庭からの贈り物」です
一年の1/3は雪に閉ざされてしまう北海道の庭ですが、
春から秋まで花を楽しませてもらった後、
最後に残った枝や実でリースを作って、
完全に白くなる前の少し寂しい庭を飾りませんか?との提案なのだそうです

反対に、リースを作るために庭に樹を植えるというのも良いのでは?という
提案もあるそうです。

例えば、今回入口正面に飾られているこのリース。
とてもシンプルですが、このコンコロルモミ(シロモミ)は、
花材としてはほとんど流通しておらず、欲しくても手に入らない材料だそうです。
だから庭に植えてみませんか?ということですね。
(かなり大きくなるので大きな庭が必要ですが・・・)



あるいは、ギンフミズキとシラカバがあれば
こんなリースができるんですよ
これもシンプルだけど、ゴージャスですよね


また、和風のお庭が好みでも、
マツとミズキ、バラの実でこんなリースができます
バラじゃなくて、メギやサンザシなど赤い実のつく植物でも良いですよね



梅木さんの一番のお気に入りは、こちらだそうです



やっぱり素敵ですよねー
白い実のナンキンハゼや、茶色のイガイガしたフウの実は
北海道にはなく関西地方から取り寄せたもの。
あちらに知り合いのいる方は、お願いしてみては?


温室は高校生以上130円の入場料がかかります。
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

Japanの花

こんにちは!

今度の金曜日、テレビの生中継が入ることになりました
朝早い番組で、6時45分頃に約2分間だそうです
クリスマスディスプレイが放送される予定なので
早起きしてみてくださいね
早起きは三文の徳って言いますし・・・


ところで、少し先なんですが
来年2月26日からは、『ツバキ展』を開催します

ツバキは世界に誇る日本原産の花です
シャネルの定番モチーフ「カメリア」はツバキなんですよ

元々北海道には自生していないツバキですが
百合が原公園のコレクションは日本でも有数なんだそうです
展覧会を待たずに咲き出した花もちらほらあって
状態の良いのは、大温室に展示しています
特に何かしたわけじゃなく、
早生系[わせけい]品種、つまり早咲きの種類なんですよ

では、美人さんたちをご紹介
一部サザンカに分類されるものも入ってますが・・・


‘相模侘助’


‘菊月’

ハルサザンカ ユーレタイド
‘ユーレタイド’

絞初嵐
‘絞初嵐’

初嵐
‘初嵐’

ツバキもサザンカも、 Camellia の仲間で、種名(下半分の名前)が異なります
Camellia japonica カメリア・ジャポニカと言えば、ヤブツバキのことです
「日本のカメリア」ですね

お茶の葉を摘む木(チャノキ)も Camellia です
Camellia sinensis で、「中国のカメリア」です
お茶の花はとても小さいですが、よーく見ると、確かにツバキに似てるんですよ


温室は、高校生以上130円の入場料がかかります
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

頬染めた花嫁

こんにちは!

いよいよ本格的な雪が降り始めましたね
百合が原公園もかなり白くなってます
そろそろ歩くスキーもできるかなぁと思ってましたが
昼過ぎには、舗装面がちらほら見えるようになり・・・
まだ少し早いかも。
今週はまた少し暖かくなるようで、
次の本格的な雪は1週間後の予報です

そんな訳で、今日も温室の中から
でも、クリスマスはちょっと休んでこの花!



セルリア・フロリダ です
学名は、そのまま Serruria florida
英語名は、blushing bride 頬を染めた花嫁 です

つぼみの時は白くて、開くにしたがって
きれいなピンク色に染まっていく様子からの名前だそうですが
なるほど!のネーミングですね
見方によっては、チークブラシにも見えますしね

セルリア・フロリダ

例によって、花びららしき部分は総苞が変形したもので
小さい花がたくさん集まって咲いているパターン
1つずつの花の先に、ふさふさの毛があります
以前紹介した プロテアに近い植物なのです
印象はずいぶんちがいますけどね

葉だけ見ると コスモスの葉をごつくした感じです

セルリア・フロリダ

こちらが頬を染める前の様子。
清楚ですねー 確かに花嫁かも(笑)



百合が原公園では、鉢で育てていてまだ小さいですが
本来は2~3mになるそうです
セルリアの仲間は、南アフリカのケープ岬の近くだけに分布するんですが
中でも、このセルリア・フロリダは、フランシュクック山(Franschhoek Mountains)の一部にだけに
自生しているそうです。

でも今では、オーストラリアで育成されていて品種改良なども
行われているとか。
日本に入ってくる苗や切花もほとんどがオーストラリア産だそうです

この花、故ダイアナ妃が結婚式のブーケに使ったことで
ウエディングフラワーの仲間入りをしているそうです
他の花との組み合わせがちょっと難しそうですけど、
色合いや名前は花嫁さんにふさわしい感じですね

南半球の産地では冬の花なので、北半球の日本では5~7月頃に
切花が入るそうです。
春の花嫁さんなら使えそうですね

温室は、高校生以上130円の入場料がかかります
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

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