札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

『温室展示』カテゴリーの投稿一覧

バンクシア

こんにちは!
今日も日差しが強くて参りました・・・
風があったのが救いです
風だけは、もう秋の気配を感じます

今日も昨日に続いて、温室の展示から紹介します

大温室の中央に、どどーーんといるのが、この木

バンクシア インテグリフォリア
Banksia integrifolia です


この種類はオーストラリアだけに自生しているんですよ
オーストラリアの東海岸の原産。
いわゆるゴールドコーストですねー。
現地ではコーストバンクシアと呼ぶようです

現地では、雑草のように生えているとか・・・
といっても、25mの大木になるそうですが

薄緑の花なので目立ちませんが、満開です(笑)

つぼみの固まり


少しずつ伸びて


これでつぼみです


一本が1輪。これから咲きます


咲き終わるとこんな感じになって


最後は芯だけになります


「ふりだしに戻る」って感じですね(笑)

実は、この後、さらに面白いことが起こるんです
この木でも少しだけなってるんですが・・・

それはぜひ、実物を見てください♪


温室は高校生以上130円です
65歳以上の方は、年齢が判る身分証明書をお持ちください

夏の庭

こんにちは!
今日は、少し過ごしやすいですね
百合が原公園では、さぁっと一雨あったので
よけいに涼しく感じます

緑のセンター温室は、今は特に展示会もなく
通常展示でお楽しみいただいてます


昨日、温室がお休みの間に展示を入れ替えました
オーストラリアや熱帯地方の花木を中心に飾ってます
先日紹介したハイビスカスも、まだまだ咲いてます

新しく展示に加わったのは、モミジアオイ


私の背よりうんと高いところで咲いてます
赤い花だけど、涼しげですよね
北アメリカ原産です


こちらも赤い花で、
手前がヒシバデイゴ、奥がアメリカデイゴです


ヒシバデイゴ Erythrina ×bidwillii の花


葉がヒシ形で「ヒシバデイゴ」ですね
サンゴシトウという別名もあります
またまた出ました、×印は交配種です
オーストラリアでイギリス人のビィドウィルさんが作ったそうです


アメリカデイゴ Erythrina crista-galli の花


同じデイゴの仲間でも、ずいぶん違う花ですよね
実は、上のヒシバデイゴの親になった種類です
これはブラジル原産です


今日からはヒマワリを展示していますよ
去年の「ヒマワリ展」ほどではないですが、
約30種のヒマワリを展示しています



近いうちに細かく紹介するつもりですが・・・



こんな小さいヒマワリもあるんですよ
品種名は‘小夏’です


夏といえば

こんにちは!
今日は、すごく降ってますね
曇ったり、晴れたり、どしゃぶりだったり・・・
百合が原公園は、忙しい天気です

カミナリも鳴りました
カミナリがなったら大きな樹の下に逃げるのは
かえって危険だそうですよ
少しでも高いところに落ちるので、カサをさすのも危険とか・・・
百合が原公園では、緑のセンター温室のロビーに避難してくださいね


ところで、8月といえば
夏といえば、ハイビスカス!?

大温室の中では、ハイビスカスの仲間も咲いています。


フウリンブッソウゲ
Hibiscus schizopetalus

「ブッソウゲ」はハイビスカスの和名です
なるほど、風鈴のような形ですよね
涼しげです


ハイビスカス‘マダムペレ’
Hibiscus ‘Madam Pele’

これぞハイビスカスという形です
でも色はちょっと珍しいオレンジ色



ハイビスカス‘ミセスユミ’
Hibiscus‘Mrs Yumi’

ペレさんに続いて、ユミさん(笑)
ピンクにレモンイエローの縁取りがきれいな人気品種です



ヒビスクス・ルドウィギィ
Hibiscus ludwigii

淡い黄色がやさしい感じのハイビスカスです



ハイビスカス‘ダブルクッションサーモン’
Hibiscus‘Double cushion salmon’

めしべの周りにも花びらのようなヒラヒラがついてます


百合が原公園では、名札に「ヒビスクス」と書いていますが
これは、学名をラテン語読みしたものです
英語読みすると「ハイビスカス」となります。
たまに、ハイビスカスとは別の良く似た植物と思われる方が
いるようですが、ハイビスカスなんですよー
かと言って、「ブッソウゲ」と書くとよけいに判りにくいですよね
名前の表示は、結構難しいんだなぁと思います

雨が降ってもカミナリがなっても安心な
緑のセンター温室もぜひどうぞ

高校生以上130円の入館料が必要です
65歳以上の方は年齢の確認できる身分証明書を
忘れずにお持ちください

昔の名前で呼ばないで?

こんにちは!
お久しぶりです・・・夏休みが終わりました・・・
今日からまた、更新しますので、よろしくお願いします!

ところで、雨が降ってますね~
今週もほぼ曇りか雨の予報です
おかげで百合が原公園の植物たちも、とても元気になってます
芝生も新しい芽がたくさん出てきて、
遠くからみると緑っぽくなってきました
まさに「恵みの雨」ですね


さて、今日もこの花


キダチチョウセンアサガオの話です

先日の紹介で、「別名・ダツラ、ダチュラ」と書いたのですが
これはちょっと複雑なようなのです

あ、試しに皆さんも「キダチチョウセンアサガオ」で
検索してみてもらえますか?
「キダチチョウセンアサガオ」の学名がたくさん出てくると思います

実はこの植物、元々は
Datura suaveolens という学名だったのですが

わりと最近 
Brugmansia suaveolens という名前が正式に学名になったそうです

ムムムムム 難しくなってきた・・・

Datura というのは、同じような花が上から横に向けて咲きます
しかもこれは「草」だそうです

それに対して エンゼルストランペットと呼ばれる植物は
花が下向きに咲く、「樹木」なのだそうです
それで、Datura属の中の Brugmansia節 を格上げして
Brugmansia属にしたということだそうです

難しいですねー
でも、植物の名前ではよくあることなんですよ

また下向きに咲く Brugmansia には
Brugmansia suaveolens
Brugmansia x candida
Brugmansia arbolea 等など、
いくつかの種類があるそうなんですが、
英語では全部「エンゼルストランペット」
アバウトなのは、どこも同じなんですね(笑)

そんな訳で、「キダチチョウセンアサガオ」を
別名、ダツラと呼ぶのは更に事態を混乱させるので
避けるほうがいいようです。

上向きに咲く草が、ダツラ
下向きに咲く樹木は、ブルグマンシア と
区別して呼びましょう

・・・というのが、百合が原公園の見解です

ちなみに百合が原公園のキダチチョウセンアサガオは
Brugmansia cv.

と表示しています
これは、「ブルグマンシアの仲間」という意味で
はっきりと種類が特定できない時に使います
品種名がわからないのでこのように表示しています。

ついでに、毒性について。
ダツラもブルグマンシアも、強い毒性のある成分を
全体に含んでいます。
なので、アレルギー体質の人や皮膚が弱い人は
触っただけでもかぶれることがあります。
また、汁が目に入るとかなり危険です。

自分で育てる場合や公園などで観賞する場合も
なるべく触らない、触った場合は必ず手を洗う、
を守ってくださいね。

ただし、毒は薬にもなるわけで、
漢方では重要な薬材のひとつとされていますし
花岡青洲が麻酔のために栽培したのも
上向きに花がさくダツラの一種なんですよ


今日は、とっても字が多くなりました
なので最後にオマケ


私のイチオシ、‘マルコポーロ’です

『多肉植物展』が始まりました!

こんにちは!

今日も一日良い天気でしたね~
百合が原公園は、ユリもさすがにピークを過ぎて
下り坂になってきました。
後は人気の‘カサブランカ’や‘マルコポーロ’の他
最後に咲く‘内田かのこ’等が残っています

展示温室では、『多肉植物展』が始まりました

乾燥に耐えるように、葉や茎を肥大化して、そこに水分を貯めることができる
植物たちを「多肉植物」と呼びます
いろいろな姿形や色があるのと、乾燥に強く丈夫な性質ということで
人気が出てきているそうですよ

日本でもベンケイソウなどは、昔からおなじみですよね
今回は、寄せ植えの鉢もたくさん展示されています

流木に、さまざまな姿や色の植物を植えたもの






背の低い、形が似たものを使って、絵を描くように植えたもの




等、いろんなパターンがあります
じっくりみていくと、面白いですよ~

札幌カクタスクラブの皆さんの力作なんです。
また、会期中は会員の方による相談コーナーも設けられます
今からはじめたい!という方にも親切に教えてくれますので
挑戦してみませんか?
もちろん、ベテランさんの深~い質問も大丈夫。
この機会に、いろいろ聞いてみてくださいね

販売コーナーもあるので、ぜひご利用ください
本当に安いそうです・・・準備をしていた会員さんがうなってましたから・・・

みなさんのご来場をお待ちしてます!

高校生以上は入場料130円の有料エリアです。
65歳以上の方は年齢の判る身分証明書を忘れずにお持ちください

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