札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

『アカバナトキワマンサク』タグの付いた投稿

春らんまんの温室

こんにちは!

百合が原公園は、雨が降ってきました
先ほどはちょっとミゾレ混じりになってました
やっぱり、春はすんなりとは来てくれないようですねー

それでも、外の雪はもうかなり溶けていて
札幌市内は積雪0cmになりました
確実に、近づいてはいるんですよ


そして温室は、もうすっかり春らんまん♪

アセビ です


学名は Pieris japonica
漢字で書くと 馬酔木 
本州では、その辺にいくらでも生えている植物です
間違って食べると、馬が酔っ払ったようになるから「馬酔木」とか・・・

アザレアやサツキと同じツツジ科の植物です。
花をみるとドウダンツツジやエリカ(ヒース)に近いようですよね
かんざしのような立派な房になります
アセビ

赤っぽい色の花も。園芸品種かと思われます。


「アセビ」は、「アシシビレ」から変化したとも言われています。
有毒植物ということは、かなり昔から知られていたようです。

植物全体に有毒成分を含んでいるので、野生の動物もこの木は食べないそうです
奈良公園のアセビは有名ですが、
鹿がこの木だけは食べずに他の木ばかり食べるので、
結果としてアセビが目立つようになったからと言われています。

ただ、毒をもって毒を制す、毒と薬は紙一重、で
殺虫剤としても古くから利用されている植物です

北国の屋外でも越冬できるそうです。
日陰でも育つし、剪定にも強いので、いろいろな形に作れます
乾燥にだけ気をつければ、とても丈夫で良い庭木になるそうです



以前紹介した、アカバナトキワマンサク。
本当に樹全体が赤くなりましたよ
アカバナトキワマンサク

花もますます紅色で、絶好調に咲いてます♪
アカバナトキワマンサク



これは、ジャカランタ ミモシフォリア  Jacaranda mimosifolia
ジャカランダ

熱帯・亜熱帯地方では、公園や街路樹に利用されていて
ハワイの日系人の間では「ハワイ桜」と呼ばれているそうですけど、
以前紹介したノウゼンカズラの仲間です。

そして、サクラ!!
エゾヤマザクラ

エゾヤマザクラ
エゾヤマザクラが満開です♪

明日から始まる『春の花展』用に、咲かせたものです
外なら5月になるサクラ、一ヶ月早く楽しんでいただけます
ただ、もう満開なので、ご覧になりたい方は早めにどうぞ


ということで、温室の中は花いっぱいの春爛漫です
そして、いよいよ平成19年度も今日で終わりです
私シミズも、今日で卒業です。
11ヶ月の間、花の情報を書き続けてこの記事がちょうど200回目です
今までどうもありがとうございました。
これからも百合が原公園に遊びにきてくださいね
どうぞ、よろしくお願いします。

まず咲く

こんにちは!

今日は寒かったですねー
今年の冬は寒暖の差が激しいという予報がでてましたけど
あまり激しいと体調を崩しそうです
インフルエンザやノロウィルスもはやっているようだし・・・
お互い、体調管理には注意しましょう

今日も、温室に咲いている花ですが・・・

アカバナトキワマンサク

咲いてるんですけど、判りますか?
控えめな花です



色はかなり派手なピンクなんですけどね
大きさもそんなに小さいわけじゃないんですよ

アカバナトキワマンサク です
漢字では、赤花常盤万作
学名は、Loropetalum chinense var. rubrum

アカバナではなく、ベニバナトキワマンサクとも言うようです



本当にきれいなピンク色です
花びらがたくさんあるように見えますが、
1つの花には4枚だそうです。
それが集まって咲いているので、こんな風に見えるのだとか
花びらを数えると32枚くらいなので、
たぶん8つの花がついているんでしょうね

トキワマンサクという植物もあって、
そちらは薄いクリーム色の花が咲きます。
このアカバナトキワマンサクは、それの変種です

で、花だけでなく、葉も赤紫色に変化した株もあるそうです
百合が原公園の樹は緑葉ですが、所々赤っぽい葉もついています。

アカバナトキワマンサク

実はこの花、本来は3月~5月が開花期
今咲いているのは、ちょっとした気の迷い?
最盛期には、葉が見えなくなるくらいびっしりと花が咲くようですが
さて、どうなるでしょうか?

ちなみに・・・
マンサクという植物もありますが、それは落葉樹で
こちらのトキワマンサクは常緑樹です。
マンサクは、まだ冬の気配が残っているような時に
他の花々に先駆けて、黄色の花を咲かせます。
「まず咲く」花から、「まんさく」となったとか。

来年の春が待ち遠しいですねぇ・・・

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