『アカバナトキワマンサク』タグの付いた投稿
春らんまんの温室
Posted by yuri87 on 2008年3月31日(月) 13:54
こんにちは!
百合が原公園は、雨が降ってきました
先ほどはちょっとミゾレ混じりになってました
やっぱり、春はすんなりとは来てくれないようですねー
それでも、外の雪はもうかなり溶けていて
札幌市内は積雪0cmになりました
確実に、近づいてはいるんですよ
そして温室は、もうすっかり春らんまん♪
アセビ です
学名は Pieris japonica
漢字で書くと 馬酔木
本州では、その辺にいくらでも生えている植物です
間違って食べると、馬が酔っ払ったようになるから「馬酔木」とか・・・
アザレアやサツキと同じツツジ科の植物です。
花をみるとドウダンツツジやエリカ(ヒース)に近いようですよね
かんざしのような立派な房になります
赤っぽい色の花も。園芸品種かと思われます。
「アセビ」は、「アシシビレ」から変化したとも言われています。
有毒植物ということは、かなり昔から知られていたようです。
植物全体に有毒成分を含んでいるので、野生の動物もこの木は食べないそうです
奈良公園のアセビは有名ですが、
鹿がこの木だけは食べずに他の木ばかり食べるので、
結果としてアセビが目立つようになったからと言われています。
ただ、毒をもって毒を制す、毒と薬は紙一重、で
殺虫剤としても古くから利用されている植物です
北国の屋外でも越冬できるそうです。
日陰でも育つし、剪定にも強いので、いろいろな形に作れます
乾燥にだけ気をつければ、とても丈夫で良い庭木になるそうです
以前紹介した、アカバナトキワマンサク。
本当に樹全体が赤くなりましたよ
花もますます紅色で、絶好調に咲いてます♪
これは、ジャカランタ ミモシフォリア Jacaranda mimosifolia
熱帯・亜熱帯地方では、公園や街路樹に利用されていて
ハワイの日系人の間では「ハワイ桜」と呼ばれているそうですけど、
以前紹介したノウゼンカズラの仲間です。
そして、サクラ!!
エゾヤマザクラが満開です♪
明日から始まる『春の花展』用に、咲かせたものです
外なら5月になるサクラ、一ヶ月早く楽しんでいただけます
ただ、もう満開なので、ご覧になりたい方は早めにどうぞ
ということで、温室の中は花いっぱいの春爛漫です
そして、いよいよ平成19年度も今日で終わりです
私シミズも、今日で卒業です。
11ヶ月の間、花の情報を書き続けてこの記事がちょうど200回目です
今までどうもありがとうございました。
これからも百合が原公園に遊びにきてくださいね
どうぞ、よろしくお願いします。
まず咲く
Posted by yuri87 on 2007年11月27日(火) 16:14
こんにちは!
今日は寒かったですねー
今年の冬は寒暖の差が激しいという予報がでてましたけど
あまり激しいと体調を崩しそうです
インフルエンザやノロウィルスもはやっているようだし・・・
お互い、体調管理には注意しましょう
今日も、温室に咲いている花ですが・・・
咲いてるんですけど、判りますか?
控えめな花です
色はかなり派手なピンクなんですけどね
大きさもそんなに小さいわけじゃないんですよ
アカバナトキワマンサク です
漢字では、赤花常盤万作
学名は、Loropetalum chinense var. rubrum
アカバナではなく、ベニバナトキワマンサクとも言うようです
本当にきれいなピンク色です
花びらがたくさんあるように見えますが、
1つの花には4枚だそうです。
それが集まって咲いているので、こんな風に見えるのだとか
花びらを数えると32枚くらいなので、
たぶん8つの花がついているんでしょうね
トキワマンサクという植物もあって、
そちらは薄いクリーム色の花が咲きます。
このアカバナトキワマンサクは、それの変種です
で、花だけでなく、葉も赤紫色に変化した株もあるそうです
百合が原公園の樹は緑葉ですが、所々赤っぽい葉もついています。
実はこの花、本来は3月~5月が開花期
今咲いているのは、ちょっとした気の迷い?
最盛期には、葉が見えなくなるくらいびっしりと花が咲くようですが
さて、どうなるでしょうか?
ちなみに・・・
マンサクという植物もありますが、それは落葉樹で
こちらのトキワマンサクは常緑樹です。
マンサクは、まだ冬の気配が残っているような時に
他の花々に先駆けて、黄色の花を咲かせます。
「まず咲く」花から、「まんさく」となったとか。
来年の春が待ち遠しいですねぇ・・・