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森の冬支度始まる
Posted by zoowood on 2014年10月24日(金) 21:13
秋ですね。ここに住む生物たちも冬支度に大忙しです。
餌や脂肪を蓄えたり、新芽を寒さから守ったり、葉を落としたり。
葉が紅葉するのも、その一環で、緑の色素が役割を終え、紅や黄の色素が強くでる。
森を含め園にはいろんな紅葉の仕方をする木がある。そのひとつを紹介。
これら2本ともアズキナシ(Sorbus alnifolia)というナナカマドの仲間。
一週間以上前の撮った写真。見てのとおり、樹形が整いやすく、扱いやすい木と言われている。
ほとんど同じ環境に育ったこの2本が、なんで違う色に見えるのか、不思議です。
右側は南側なので、日の光の影響を受けやすいのが原因か。ま、きれいだからいいかともいえないか・・・
で樹木の専門家に聞いてみると、「個体差」がそうさせているとのこと。
なので、どこで育てても、この色になることになる。来春挿し木かなんかで実験してみたい。
一方森は、カツラの黄葉の甘い香りに包まれています。満腹中枢も刺激してくれる、ここの森歩きはダイエットにもいいかも?
このキャラメル臭、マルトールという物質が原因らしい。落葉して、少し濡れた状態がベストです。なんで、落ちたら、におうのか、べたつくのか。
だれかの、冬支度のためなのか・・・こんな甘い香りに包まれながらの冬眠も悪くない。
今週は今年最後の森の散策です。10/25AMはお休みですが、多くのご参加をお待ちしております。
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