札幌100マイル

植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

2016年07月 の投稿一覧

8月の森の散策タイム

今日も暑いですね。お体にお気を付けください。北海道に来て、こんな夏は初めてかも。
本州にいた時の眠れない真夏の夜を思い出します。

8月は下記の日程で散策を行います。ご参加お待ちしております!
8/13(土)AM・PM
8/14(日)AM・PM
8/20(土)AM・PM
8/28(日)AM・PM

さて、昨日は8/6に行うキッズナイト「夜の森の散策time」の下見を森ボラさんと行いました。
17:00ころ開始し、入口付近の月見草(の仲間)の開花の様子も観察できました。
テレビの動画で花の開花のスローモーションは見たことはありますが、実物を見るとテンションあがりますね。

下見

20:00頃のビオトープ池の写真。
今年はなぜかガマが消えてしまい、ヤゴが上がる枝葉はがなくなってしまいました。
そこで森ボラさんが先週末(7/23)に枝を刺したたところ何とヤゴが!感動です。今朝はいませんでした。
人の手を加えることに?という方もいらっしゃるかもですが、そこは教育施設と割り切り、
問題ないです!。
ただ残念ながら羽化は朝までに終わってしまうとのこと。

ヤゴ

で、翌朝森へ、トンボ発見。
事務所へ戻り手元の図鑑を見ると、サナエトンボ科のコオニヤンマっぽい。
10cmほどの大きさです。
昨晩のヤゴの正体でしょうね。どうでしょう?

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来週8/6は通常の散策コースの半分くらいですが、夜の森で懐中電灯を持って虫などを探すイベントを行います。年に一度のチャンスを是非お見逃しなく!トンボ以外にもセミなどの羽化も観察できるかもしれません。

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両生類のカニバリズム

先週のボランティア講習会(両生類について)で、種内補食=共食いについて少々話題に。
共食い・・・これだけ聞くと、なんかぞっとしますが、 生物にとって生き延びるためのデフォルトなのだと・・・
エゾサンショウウオは同じ種ではないと吐き出してしまうそうな。
田中 慎弥さんの小説にもありました。人間社会でも似たような現象はあるようです。
これからもっと緊張感もって生きていこうと思います・・・。

さて、森ではオオウバユリがピークを迎えております。そのため、急きょ散策タイムを実施。
急なお願いにも関わらず、ご協力いただいたボラさん、ありがとうございました。

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オオウバユリの様子

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キアゲハのさなぎの様子

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7/18散策タイム午後の様子:池でオタマジャクシやエゾサンショウウオを観察

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これは、秋口にOPEN予定のアフリカゾーンの法面の様子。先月末、法面を整形した際に、
数種類のイネ科の種が入ったマットを敷きました。軽くて施工性抜群です。
約1か月たちますが、順調に育ってます。OPENになんとか間に合いそうです。キリンも喜ぶといい。

 

 

 

最近の森

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7月に入り夏っぽくなりました。皆様お体には十分お気を付けください。

さて、森では不定期ですが週末ボランティアさんによる散策ガイドを行っております。
そろそろオオウバユリが見ごろを迎える時期です。来週も散策できるといいなと思います。

さてこの写真。森内のビオトープ池がウキクサに覆われてております。散策中、歩けるかと思った!なんて声も聞こえます。

しかしこれが厄介な代物で、30分とりまくっても1日たてばこの状態に戻ってしまいます。困った。誰が困った?

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たぶん、彼らには少なからず影響がありそう。

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ウキクサのおかげで水の中に光が入りづらくなり溶存酸素が少なくなるとのこと。

ただ、水温は一定に保たれそうで、いい面もありそうですね。

 

なんかいい方法ないですかね〜

 

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