双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
by hokkyoku
一歳を迎えて
Posted by hokkyoku on 2009年12月9日(水) 20:02
2008年12月
1kgにも満たない小さな体で生まれてきました。
2009年1月
暗く温かな小さい部屋で、お母さんと兄弟だけで過ごしていました。
2月
目も見え、少し歩けるようになって来ました。
この頃にふたごだとはっきり判って、人間は大喜びしていました。
3月
明るい外の世界に出ました。
寒いし怖いので産室に帰ろうとすると、お母さんに止められました。
4月
初めて大量の水を見ました。お母さんに水泳指導を受けました。
4月の末に兄弟揃ってオスだとわかりました。
さもありなん、女の子同士の双子はレスリングなんてしないんだそうです。
5月
連休はたくさんの人が来ました。ちょっと疲れた。
6月
プールが一番の楽しみでした。
7月
暑い季節はどうも疲れるし、とにかく眠くて…
初めて氷のプレゼントをもらったのはこの月です。
氷と一緒にもらったご馳走をカラスが持っていきました。
8月
知らぬうちに体ががっしりしてきました。
9月
やっとイコロとキロルという名を授かりました。
「宝物」と「人が踏み固めた道」の意です。
玩具遊びが進化しました。
10月
口さがない人にあれは子熊じゃないとか、大きくて可愛くないとか言われたけれども
心は幼子のままでした。
11月
たやすくタイヤを持ち上げられるようになりました。
この頃、プールの淵まで使って追いかけっこができるようになりました。
再び12月が巡ってきました。
やっぱり心は幼子のままです。
まだ母乳を飲みます。姉たちより乳離れが遅いみたい。
浮きのヒビ割れに前足を挟んで大泣きしたり、お母さんも前足を痛めたりしたけれど、
今日も元気です。たぶん明日も明後日も元気です。
愛されて満一歳。
これからも宜しくお願い致します。
どこへ行っても、お爺さんになっても、見守っていてください。
一歳の誕生日にも関わらず、微妙な写真と稚拙な作文でお届けしました。
なんじゃこりゃ。