札幌100マイル

動物病院だより メガネ獣医奮闘記

現場で働くメガネの獣医3名と動物たちとの悲喜こもごもをお送りします。

2011年12月23日 の投稿一覧

雪の降った朝は

昨日の午後から円山に降り始めた雪は、
居残り後、車の雪除けが憂鬱になるほどで、
そして夜が明け、








動物園の景色が一変しておりました。
除雪に勤しむ方々には憚られますが
元南国人間の私といたしましては、未だ心躍る光景にございます。

さて、白く塗りつぶされた園内で動物達の反応は…



あまり、変わりありませんでしょうか?
いつでもテンション高めのオオカミ家族でございますれば、
致し方ありますまい。





こちらは全力で雪と戯れています。



ごろごろと、



ごろごろと、



それはもう、ごろごろと。


北極には及ばずとも、北海道の雪景色に本当によく映えます。
この白と白のコントラストが見られるのは、実は大変に希有。


サル山にて



まだ暗いうちは、猿っ子1頭姿が見えなかったのですが、
日が昇り始めますと、



暖を取りに、集まってきました。
寒さに強いとは申せど、津軽海峡は越えていない猿たちでありますれば、
札幌の冬は堪えるのでありましょう。



太陽の光と、仲間の温もりで身体を温めています。


常夏育ちの人間といたしましては、冬の朝は大変に辛いもの。
しかしながら、動物達の普段とは違う様子が見られると思えば、
布団の誘惑も、炬燵の魔力も断ち切られるというもの。


冬の動物園、雪の円山も、いと趣深いもの故
皆様、お召しものを多目に着込み、携帯懐炉を1つ2つ忍ばせて
是非是非足をお運びくださいませ。



いらっさいませ~。

pageTop