札幌100マイル

動物病院だより メガネ獣医奮闘記

現場で働くメガネの獣医3名と動物たちとの悲喜こもごもをお送りします。

2013年08月 の投稿一覧

もういくつ寝るとスネークアート

あなたの愛蛇写真展も一緒にやりますから。



よろしくお願い申し上げます。
こんなキャッチーなロゴもありますので、お好きなロゴで
ハープタイルズ好き同士で盛り上がっていただけたなら幸いです。



愛蛇写真展とは銘打っておりますが、爬虫類両生類の写真なら何でもOKです。
ヘビでもカメでもトカゲでもワニでもカエルでもイモリでもサンショウウオでも
写真お待ちしております。
さらに飼っている動物だけでなく、動物園の動物でも、野生の動物でもOKです。
跨ぐほどの敷居もありませんので、どうぞジャンジャカご応募くださいませ。



例えばアオダイショウを飼っている方なら↑な感じで。



ワイルドハープタイルに出会ったときは↑な感じで。

この秋、あなたと両爬のステキなひとときを切り取って、
スネークアート展を盛り上げてみませんか。



さてさて、蟲ランドの総括を一緒に。
例によって、ちょっと閲覧注意です。



WML48±αの選別メンバーが決定しました。

もっと甲虫たちに票が集中するかと思いきや、バラエティに富んだ顔ぶれになりました。
ご来場いただいた皆様が、蟲の様々な魅力に触れていただけた結果だと思います。

個人的にはカギムシがランキング入りを逃したのが残念です。
カギたんのインパクトに比べ本物のカギムシはあまりに奥ゆかしく、
展示中も物陰に隠れていました。
時間を見つけてはカギムシの魅力を伝えるべくガイドをしていたのですが、力及ばず。
それとも節足動物をフィーチャーしたイベントに
有爪動物がランクインするのはふさわしくないと有権者の方に配慮されたのでしょうか。
でも面白いんですよ、カギムシ。

わくわく蟲ランド(WML)最終夜

最後のWMLの扉が閉められました。



明日からはこの扉を開けても蠢く蟲たちはもう見られません。


以下閲覧注意画像とともに最後の蟲ランドをお届け。



昨日お伝えした独立したカギムシ子供です。
小さいながらも親譲りの異形にて存在感は抜群。



撤収に伴い、タランチュラ達も引っ越しです。
来場された方の心に染みついたであろう、アンティルピンクトゥータランチュラの巣。
残念ながら強制退去。



巣はまるで和紙のよう。透き通っていて強靭で、少しネバつきます。



作業中、ゴライアスバードイーターに粗相してしまいまして、
怒られてしまいました。



蟲ランドの後片付けは急ピッチで進みましてございます。
あとは物品を運び去るのみ。
カギたんはまるで見張り番をしているかのよう。
WML開催中もずっと見守ってくれていたのでしょう。


期間中、たくさんのお客様がいらっしゃいました。
本当にありがとうございました。
ご来場いただいた方々に、ほんの少しだけでも、
蟲を好きになったとか、蟲に詳しくなったと思っていただけていたならと
願って止まない我々スタッフ一同なのでございます。



わくわく蟲ランド(WML)最終回前夜

わくわく蟲ランドも明日でとうとう最終日。
最終日だからといってセレモニーをやる予定もありませんので、
あくまでいつも通りの25分の1の蟲ランドです。



とうとう明日、WMLの神7が決定いたします。
組織票、まだ間に合いますよ。
果たして最下位争いを繰り広げるオパカローチとトルキスタンゴキブリに
救いの手は差し伸べられるのか。

ここからは例のごとく閲覧ちょっと注意画像



連日お伝えしているウデムシ親子の様子ですが、本日も動きがございました。
脱皮殻を残して、子供たち全て独立したようにございます。
毎日同じように見える蟲ランドにも、実は日々ドラマがあるのです。

一匹立ちしたウデムシチルドレンの姿をぜひ最終日のWMLでご確認くださいませ。


あなたの愛蛇写真展(AAS)とわくわく蟲ランド(WML)としろくまサテ(SKS)

お伝えしたいことが沢山ありすぎて、
腕が4本あったなら、とか一日が28時間だったならとか、
そんな妄念に取りつかれながら日々を過ごしております。

ここ最近は蟲のアピールにかまけておりましたが、



こちらもアピールしたくてウズウズしておりました。
あなたの愛蛇写真展
写真をお受け取りする心構えはすでに整っております故、
いつでもいくらでも写真をお送りくださいませ。
爬虫類両生類の写真なら何でもOK。
自分で飼っている動物でなくてもOKです。
敷居は無いに等しい条件です故、お気楽にお申し込みくださいませ。





さて、私の作る広報物はとりあえずカラーバリエーションを用意します。



こちらは黄色バージョン。この色はキオビヤドクガエルのイエローをモチーフとしています。
ちなみに青バージョンはコバルトヤドクガエルのコバルトブルー。
ハープタイルズの美しさを端的に感じていただきたいという、メガネの想い。

さてさて、今回はきっちりと赤バージョンを作成。



青バージョンのタオルマンとは別人のようにございますが、
こちらのモデルも元爬虫類館担当。故に爬虫類・両生類への愛は折り紙付き。
そう、愛蛇写真展への申し込み資格は「愛」なのです。
そんなメガネの強引なこじつけを端的に表した赤バージョン。

こちらの赤は、パンサーカメレオンがモチーフです。
流れ的にはイチゴヤドクガエルでしたね。残念ながら円山にはおりません。
図らずも、シャ○専用に近い赤が表現できました。

こちらのチラシは円山動物園内で配布中です。
少しでもお心に引っかかったならお手に取っていただければ幸いです。


もちろん、わくわく蟲ランドもお忘れなく。
爬虫類担当の動物紹介が兎角注目されがちですが、
私もサインの一部を担当しております故、よくよくご覧いただけたならば恐悦至極。

ちょっとだけ閲覧注意画像。









こんな真面目な解説付き写真から



この世の物とは思えないコラージュ画像まで。
ちなみに蟲ランドの下調べ中に、一夫一妻で子育てをするゴキブリの存在を知った私。
あまりの衝撃に作成せずにはいられなかったのでございます。思いのほか本気の一枚。

どちらも蟲ランドの何処かに掲示されております故、
蟲たちを一通り堪能した後にでもお探しいただければと存じます。


本日のブログ、モフモフ成分が不足していますね。



ちょっとだけ足しておきます。
双子は順調に大きくなっております故、一枚でも結構なモフモフっぷりです。

しろくまサテ(SKS)とわくわく蟲ランド(WML)

こちらでも紹介されていますが、名無しの双子、マルルとポロロになりました、



名前が決まると、どちらがどちらか余計に気になるというもの。
ちなみにおそらく、左からマルル、ポロロ、ララ。

写真からでもなんとなくわかるのですが、
なにぶんそっくりなので、時々間違っているかもしれません。
もしお気づきの場合はそっと見逃していただくか、
こっそりと教えていただければ幸いです。



たぶんマルル。



きっとポロロ。



走っていてはわかりません。



尻ではわからんよ、尻では。

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うーん、どっちだろう。




わあ、もうわけわからん。

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逆向きで難易度アップ。うーん。


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ギャッ、想定外の角度から邪魔が。
くんずほぐれつでどちらがどちらやら。

ちなみに人から見分け方を聞かれた場合、私、
「目がシュッとしてるほうがマルル、ポヤッとしてるほうがポロロ」と答えているのですが、
大半の人は目が点に。届かないメガネの想い。


さてさて、ここから閲覧注意画像とともにWML通信。











お分かりになりますか?ウデムシの子供が独立間近なようです。
連日お伝えしているウデムシ親子の状況ですが、
わくわく蟲ランド開催中にさらなる動きがあるやもしれません。

ロングラン公演中のWMLにございますが、終了が近づいております。
皆様、蟲たちと共に夏の最後の思い出を作りませんか?

わくわく蟲ランド(WML)佳境

泣いても笑ってもあと6日。わくわく蟲ランド(WML)も大詰めにございます。

日程が進むにつれ、会場内の展示もじわじわと充実してきております。



巨大カギムシに続き、巨大ウデムシが登場です。
展示中のウデムシの繁殖記念に作成されましてございます。

WMLは残り1週間を切って完成形に達したと言っても過言ではありません。



節足最前線コーナーが充実し、



北海道の蟲コーナーも写真をメインに何気に充実。



カギたんの顔面矯正マスクも豊富な品揃えで皆様をお待ちしております。

蟲好きの蟲好きによる蟲好きのためのトークライブ、
ムシトーークも8/24をもちまして最終回にございます故、皆様お見逃しなく。


さてさて、
それではみなさんお待ちかね、カギムシファイト、レディー・ゴー!!
都市伝説的人気を誇るカギムシの伝説的特徴の一つ糸を吐くスクープ映像が
円山ZOOの誇る優秀なWML専属撮影班により、iPhoneに収められました。
実際の動画は会場内で上映されている「WML ザ・ムービー」でご確認いただきたい。

現在公開可能な情報は、被害者の状況。
ちなみに吐きかけられたのは私メガネ。

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射出された直後は、無色透明の液状ですが、

20130820-01.JPG

触ると大変なことに。
ボンドのような接着力で、指と指が離れず、ご覧のように糸を引きます。
ちょっとでも気になった方はぜひ会場へ。

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いつまでもベタベタと粘着質です。


カギムシに並び、現在スターダムを駆け上がっているのが、母子ウデムシ。

やや閲覧注意な↓の光景が気になってしょうがない方もぜひ会場へ。





20130820-02.JPG

こちらは8/19の様子。いつまで母ウデムシが子ウデムシを抱きかかえているかは
全く予想がつきかねます故、どうしてもご覧になりたい方はお急ぎください。

わくわく蟲ランド通信と大事なお知らせ

わくわく蟲ランド(WML)、大いに盛り上がってまいりました。
今まではスクリーンで動画のみの公開でありましたカギたんのモデル、
レア生物カギムシの常設展示が始まりましてございます。

来園のタイミングを見計らっている皆様方、今がチャンスにございますよ。



毎週土曜日には、専門家による講演も実施。
この日は札幌科学技術専門学校の興野先生の「虫の飼い方」のお話。
まさに自由研究にうってつけ。

次回は寄生虫のお話、その次の最終回は節足動物の総括的なお話です。
ディープにディープに蟲を掘り下げてまいります所存故、お見逃しなく。
講演は、13:30からですよ。



WML48±α選抜総選挙も佳境にございます。
ヘラクレスオオカブトの独走の感もありますが、まだまだ逆転の芽はございます。
有権者の皆様、あなたの押しムシのランキングを押し上げてみませんか。

ここから、大事なお知らせ。

スネークアートは5年ぶりにございますが、



約半年ぶりに「あなたの愛蛇写真展」もひっそりと帰ってまいりました。
今回のロゴは本園のヘビのカリスマをフィーチャーしつつ、
スネークアートにかこつけてアーチスチックな仕上がりを目指してみましたが、
いかがでしょうか。


愛蛇(あいだ)と冠してございますが、今回の写真展は爬虫類両生類の写真ならば、
何でもOKにございます。
あなたが撮影した写真をスネークアート展会場に展示します。
さらに、ご自身で飼っている動物でなくてもOKと、
前回に比べて大幅に規制緩和してございます。

スネークアート展直前の9/12まで写真を募集しておりますよ。

あて先はこちら
〒064-0959 札幌市中央区宮ヶ丘3番地1 円山動物園 あなたの愛蛇写真展係

スネークアートへの出品は敷居が高いとお感じの皆様、
是非是非あなたが撮影した爬虫類両生類の写真で、
スネークアート展に参加してみませんか。

ちなみに前回の愛蛇(あいだ)写真展を巡るメガネの悪戦苦闘ぶりはこちら

皆様のご協力が必要不可欠なこの企画、
ぜひぜひご一緒に盛り上げてはいただけませぬか。

わくわく蟲ランド(WML)通信Ⅲ めぐりあいカギたん編

私は、大変なものを手に入れてしまいました。



カギムシ「カギたん」の設計図です。
これで誰でもカギたん製造が可能となります。

カギたん量産の暁には、総選挙のヘラクレスオオカブトの人気なぞ、
あっという間に叩いて見せるわ。

というわけで、今日もカギムシ「カギたん」のお話。

カギたんは、怖い、キモい、巨大の3Kで、会場内でも異彩を放ってしょうがありません。



そんなカギたんをアイドルとしてプロデュースするため、
会場内にはカギたん専用オプションが用意されております。



ワンタッチでマルヤマンになれるマルヤマンマスク。
これでポップアイコンとしては顔面に少々難のあるカギたんも、
キャッチーに生まれ変われます。

作成者のT氏はマスクにも様々なバリエーションをご用意。



カギたんの容貌が苦手な方はお好きなマスクを被せて、
カギたんとの記念撮影をお楽しみください。



蟲ランド建設中の一コマ。
何だかカギたん、蟲ランドの王様みたいです。
実は陰で蟲ランドを牛耳っているのは、カギたんなのかもしれません。

わくわく蟲ランド(WML)通信

わくわく蟲ランド(WML)、歓声感嘆悲鳴等、様々な声をいただきながら開催中です。

蟲の専門家の、とっても素敵なお話の数々、
ムシトークの詳細もようやくアップされましたので、
毎週土曜日はぜひぜひ円山動物園へお越しくださいませ。

WML会場に足を踏み入れますれば、まず皆様をお出迎えするのが

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このカギムシの巨大オブジェ、「カギたん」にございます。
本来カギムシは最大でも15cmほどの動物なのですが、
我々の、カギムシを知ってほしいという思いが高じ、
カギたんは、このような巨大な姿と相成りました。

カギたん誕生の秘話というほどでもない与太話を少し。

そもそもカギムシとはいかなる存在か。

分類学的には有爪動物門に属し、カギムシ目一目のみで門を形成しています。
それだけでも分類学的には稀有な存在として、一目置かれているとかいないとか。

さらに、長らく謎とされていた環形動物(ミミズやゴカイなど)と
節足動物(いわゆるムシ)の分類的に中間に入る存在として、
動物の進化・分類を語るうえで必要不可欠な生物なのです。

小難しい話はさておき、カギムシの何が我々を魅了して止まないのか。
答えはシンプル。

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見た目

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ルックス

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外貌

地球外生物、あるいは未知との遭遇、もしくはファーストコンタクト。
その存在を初めて知った時の衝撃たるや。

その衝撃の大きさを、オブジェ作成に注いだ結果、
巨大になってしまったかどうかはさておき、

来場者の方々に、そんな素敵生物を知るきっかけになればと作成されてございます。

作成者は知る人ぞ知る飼育展示課のアーティスト、T氏。

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カギたんの主原料は、麻袋、紙粘土、針金、ペレット、ペンキ。

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熱帯動物館裏で、時折ひなたぼっこをしておりましたので、、
不穏な姿をフライングチラ見されたお客様もいらしたかもしれません。
謎の生物の正体は、円山動物園を強襲したUMAあるいは侵略的外宇宙生命体ではなく
お茶目なカギたんですのでご安心を。

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材料にペレットを使用しております故、蟲等の食害に日々怯えて暮らすカギたんです。

英名がvelvet wormで、表皮がビロードのように心地よい肌触りとされますが、
カギたんはカッチカチです。

分類の縁を取り持った功績により、
縁結びのキャラとして売り出そうと計画中のカギたんです。

さて肝心の生カギムシなのですが、蟲ランドのために用意しておりますが、
展示が難しい生物であり、どのような方法ならばお見せできるのか、
今だ画策中にございます。

カギムシ生体については、ご来場いただいても直接ご覧いただけない場合がございますが、
カギたんはいつでも記念撮影に応じますので、
ご理解いただければ幸いにございます。

WML開幕!!

わくわく蟲ランド、無事スタートを切りました。
オープニングイベントがあるわけでも何でもないので、
静かなスタートにございました。

昨日まで固く閉ざされていた秘密の扉が

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開いた!!

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中の様子をいろいろとリポートしようかと思っておりましたが、
こちらのブログ記事にほぼ全て盛り込まれております故、ご参照くださいませ。

微妙なマイナーチェンジを繰り返してより良い展示を目指していきますので、
ぜひぜひ一度と言わず、何度でもいらしてくださいませ。
毎週土曜日の講演会も、期待大でございます。

この辺で私、

連日居残り設営でせわしなかったので、

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ふわぁ、

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お休みなさい。ぐぅ。

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