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しろくまサテ 冷却編
Posted by vetblog on 2013年5月28日(火) 23:33
前回の更新で、小難しいことを考えすぎて熱暴走寸前です。
本日はクールダウン記事で行かせていただきます。
あれ、いきなり熊違い。まだまだ頭に熱がこもっているようです。
脳内の熱に加えて気温も上昇中なので、水中画像が多めです。
いつ見ても、飛び込みは涼を感じさせてくれます。
メガネも飛び込んで冷やしたい。
今日から双子の母親はタイヤグマになりました。
違った、いつものララですね。
これなら親子も安泰。
と思いきや、母の目の前で喧嘩。
そして母をかすめて連続飛び込み。
なかなか落ち着けないですね、ララ。
それではこの辺で締めの1枚。
カメラ目線ウインク飛び込みを決めてくれました。難度Gの大技です。
あとはメガネのカメラテクが追い付けていれば完璧でした。
クールダウンの次はスキルアップが必要です。
しろくまサテ 語る。
Posted by vetblog on 2013年5月26日(日) 22:45
さてさて、せっかく獣医のブログなので、
2頭そろってどこを見ている?
今日はDNAによる雌雄判断について、解りやすいかどうかはともかく
少し語ってみたいと思います。
小難しいのが苦手な方は、本文とは全く関係のない秘蔵写真を放出しますゆえ、
小難しいのは読み飛ばしながらお楽しみください。
決まってる?決まってない?変なポーズ。
DNAで診断といっても、何をどう診断しているのか。
DNAというと妙に説得力がありますが、ご存じない方も多いのでは。
母の股ぐらから顔を出す。世界が楽しく見えるかな。
DNAはデオキシリボ核酸の略。この時点ですでに小難しい。
DNAは生物の遺伝情報を運ぶ物質で、体中のどこにでも存在しています。
ディーフェンスvs庶民シュート 勝つのは果たして
そこで、対象となる動物の体の一部を手に入れるところからスタートです。
動物園では血液や体毛を利用します。
ポリタンクブーム来る。
そして採取した材料からDNAだけを取り出します。
方法にもよりますが、DNAは白くてもやっとして見えます。
ポリタンク愛を全身で表現。
取り出したDNAだけで何かがわかるわけではありません。
そこからさらに必要な情報を探す必要があります。
ポリタンクバトル勃発。
DNAには塩基配列という形で遺伝情報が入っています。
4種類の塩基がいろいろな組み合わせで並び、情報の源となっているのです。
ポリタンクバトル継続。
DNAの中にある遺伝情報のうちには、
オスにしかないもの、逆にメスにしかないものがあるわけです。
ですからオスにしかない塩基配列メスにしかない塩基配列が、ある。
ポリタンク持ってどこ行くの?
しかし、体のどこにでもあるDNAですが、
わずかな材料から取り出せる量はやっぱりわずか。
それを解析しようにも至難の業。
ポリタンク親子。見つめる先はひとつ。
そこでPCR(ポリメラーゼチェインリアクション)という技術が利用されます。
DNAの特定の塩基配列を増幅するための技術です。
ふてぶてしい肉球。ぷにぷにしてやろうか。
PCRを利用することで、わずかなDNAからでも、
必要な塩基配列を大量に得られます。
仲良し、と見せかけてガブ。
そこで、PCRを利用して双子の体毛から得られたDNAの
オス特有の塩基配列、メス特有の塩基配列を大量生産します。
歯が怖い。でも逞しい歯に成長を感じます。
小難しいのももうすぐ終わり。
PCR産物は、オスとメスとでサイズや種類数が違います。
それををサイズごとに並べると、
オスのパターン、メスのパターンというように区別できるのです。
中身オッサン疑惑浮上。アイドルの沽券に関わります。
今回の双子は2頭ともメスのパターンが検出された、というわけで
このような発表に至ったわけです。
長かった解説もこれで終了。お付き合いありがとうございました。
小難しい解説は終わりましたが、写真が一枚余っていたので掲載。
書き終えてみて、小難しいのが一番苦手なのはメガネだということが判明しました。
脳髄がダウン寸前です。右と一緒にタイヤのベッドで寝てしまいたい…。
しろくまサテ 油断ならない右
Posted by vetblog on 2013年5月22日(水) 21:36
ひょっとして、
ひょっとすると、
キス顔の練習ですか?
ツンデレまで習得済み。
もてちゃうな、こりゃ。
しろくまサテ 性別判明編
Posted by vetblog on 2013年5月21日(火) 22:02
君たち、争っている場合ではないですよ。
重大ニュースが発表されています。
双子の性別が発表になりました。2頭とも、メスです。
もうこんな
ぶさいく顔を晒してしまっては、将来の婿探しに支障を来しかねません。
いい顔載せて、今からアピールしておくことにしましょう。
「右」です。メスです。器量よしです。枝が好きです。
「左」です。メスです。器量よしです。やっぱり枝が好きです。
枝好き女子がモテ要素になるかはさっぱりわかりませんが、
これからも2頭のアピールを続けたいと思います。
でも、
ちょくちょくこんな格好をしてしまいますので、心配でなりません。
君たち、きちんとララから母親術を学んでおくのですよ。
徒然しろくまサテ
Posted by vetblog on 2013年5月20日(月) 21:21
今日も特に一貫性なくホッキョクグマの様子をお届けします。
最早悪いことを企んでいるようにしか見えません。
でもきっと、頭の中は遊ぶことでいっぱい。
浮き玉発射遊び。
カメラ目線飛び込み遊び
同じくカメラ目線で隅っこに嵌まる遊び。
水底からポリタンク拾ってくる遊び。
日々遊びのレパートリーが増えていきます。
中でも最近は
やっぱりホースが好き。
2頭で引っ張り合い。
「右」も
「左」もホースたまんねえ様子。
たまんねえ「左」、口に手を添え
たまんねえ「右」、ワイルドな風貌に。明日はホームランか。
締めの1枚はこちら。
何だか空に飛び込んでいるようです。
桜の花びらが舞っています。
花の季節と同じく、子グマの季節もいつまでも続くわけではありませんので。
皆様お見逃しなさいませぬよう。