『冬プロ』カテゴリーの投稿一覧
もうすぐ…ですね
Posted by winterpj on 2012年3月2日(金) 08:00
みなさんこんにちは。
最近はすっかり暖かい日が続くようになり、春の訪れを感じている今日この頃。
雪どけも進み、みなさんお待ちかねの「アレ」も、もうじき見られるようになるんですねえ。
…何がもうじきかって?
アレですあれ。
もちろん…カバのプール開きです!
どうやら昨年は4月23日にプール開きしているようです。
奥さん…もう来月の話ですよ?すぐです。すぐ!
今年もおそらくGW前には屋外でカバを存分にご覧いただけることと思います。
暖かくなるのが早ければもっと早くになるかもしれませんね~
もうどんなんだったか忘れたな~という方のために。。
こんなカバや…
さらにはこんなカバ。
そしてこんなカバまで。
お姉さんのほうを見てるあなた!
…カバですよ。
あくまでカバです。
冬プロのブログでしたが春のブログになってしまいましたね。
ちなみに今来てもこんなカバに出会えちゃいます。
今日は何を考えているのかな~?
来月にはどうぞご家族連れでカバ屋外プール前にお越し下さい。
お待ちしています。
ハゲつながりで、
Posted by winterpj on 2012年2月28日(火) 18:23
ハゲつながりで私に出番がやってきました。
私が誰かって?
ヒント
もうわかったでしょう!
後ろのタワー!!
そうです、すっ・スター(気取りだった奴)です。
普段はタオルを巻いています。
寒さ対策ではありません、ハゲ隠しです。
あれ!何かとかぶっていますねぇ?
今年は、雪多めですね。
チンパンジー用のブランコも埋まってしまいました。
おや?左上に何やら写り込んでしまいました・・・
いったいなんでしょう?
私でした、私の頭皮の一部が写り込んでしまいました。
大変失礼いたしました。
氷点下には、痛々しく写ります。
このぐらいで痛々しいなんて言っていたらあの方に失礼でしょう。
「チャコ様」にくらべたら
でも、「チャコ様」の回復力というか再生能力は本と関心します。
再生能力といえば
シカの角
最後は冬プロっぽく
雪化粧のエゾシカ
雪化粧の動物達他にもたくさんいますよ!
見に来てくださいね。
おしまい。
猛禽類野性復帰施設。
Posted by winterpj on 2012年2月27日(月) 21:33
ハゲ2号さん、僕は決してハゲではありません。
短髪なだけですよ。
猛禽類野性復帰施設のかんたんな紹介をします。
毎週土曜の15時から、限定20名という事で、飼育員が猛禽類の野性復帰施設の
解説をしています。
チンパンジー館(マチカ)とシカ舎の間の道路を通ります。
正面に見える黒い日よけをしてある建物がトレーニング施設です。
突き当たりを左に曲がり、下に下りて行きます。
下に下りましたら、ここで簡単な施設の解説をします。
右にあるこの建物が、一時保管室です。
中に入ってみると
左側にオオワシの若鶏。
右側の部屋には、シマフクロウの若鶏がいます。 オスです
アイヌの人は、「コタンコロカムイ」(村の守り神)と呼んでいたよ。
若くてもすごい風格があるね。
ここを下りて
左側を見るとトレーニング室や飼育場等があります。
正面にはトレーニング場があります。
現在、鳶、オジロワシがトレーニング中です。
左側の部屋には、鳥たちの映像を見る事が出来ます。 巣の中も見れるし、全部録
画されています。
右側にはオオワシの繁殖ゲージと
シマフクロウの繁殖ゲージがあります。
春になると、いちじ保管室にいるシマフクロウをここで飼育することになると思いま
す。
どうでしょう。
実際にご覧になってみては如何でしょうか。
動物の麻酔!
Posted by winterpj on 2012年2月21日(火) 11:04
みなさま、こんにちは。
本日のブログは私、メガネ獣医1号が担当いたします。
ここのところ動物の移動や治療などで動物に麻酔をかけることが多くなっています。今月中旬だけで、トラ、ライオン、チンパンジー、ホッキョクグマと四件の麻酔をしました。そこで今日は、冬プロとは関係ありませんが、動物の麻酔についてちょっとお話しようと思います。
動物園の動物たちは野生の動物に比べれば人になれていますが、それでも治療や検査の際には危険防止(人と動物双方の)のために麻酔をかけなくてはいけないケースが少なくありません。
ヒトや家畜、犬、猫などでは一般的な検査や採血程度は当然無麻酔で行いますし、全身麻酔をかける場合は事前に血液検査を実施して全身状態に異常がないことを確認してから麻酔を実施します。
しかしながら動物園の動物たちは血液検査や一般的な検査をするためには麻酔をかけないといけません。そのため全身状態を確認できないまま麻酔をかけることとなるため、より慎重な麻酔管理が必要となります。先月ゴマフアザラシのキカナイが麻酔中に循環不全により亡くなってしまいましたが、動物の麻酔は常に危険を伴うものなのです。
・・・と、楽しい冬プロブログのはずが、ちょっと堅苦しくなってしまいましたね。
それではここからは画像をまじえて楽しく?いきましょうか
まずは、2月8日 アムールトラのリング(おす)です。一昨年の12月に釧路市動物園さんからお借りして、当園のメスのアイとペアリングをしていましたが、契約期間が満了のため、釧路市動物園にお返しすることになりました。
吹き矢で麻酔をかけて麻酔のかかり具合を確認しているところです。
当然中に入る前に棒でつついたりして反応を見ますが、それでも中に入るときはドキドキです!
酸素吸入用のマスクをつけて、心臓の音を確認!
採血をして!
身体測定をして!
獣舎から移動用の檻までは人力で運びます。よっこらしょっと!!
体重は151.4kg、重いです!
移動檻に移し終えたら麻酔を覚まします。
拮抗薬(麻酔を覚ます薬)をお尻に注射!
麻酔から覚醒!!
無事に麻酔から覚めて、翌朝釧路市動物園へと移動していきました。ほっ!
今回のアイとのペアリングでは残念ながら繁殖にいたりませんでしたが、リング自体は釧路と多摩で繁殖実績のある優秀なオスですので、今後も国内のアムールトラの繁栄のためにも繁殖にがんばってほしいですね。
リング!一年間ありがとうね~
お次はライオンのメス 「ティモン」
前足の爪が伸びすぎて肉球につきさってしまったため、
全身麻酔下で爪切りをしました。
ティモンは年齢が15歳と、かなりの高齢のため、麻酔には細心の注意が必要です
麻酔をかけて広い部屋に移動
ティモンのお口!舌の表面はトゲトゲです!
爪が伸びて肉球にぶっすりささってますね。
野生のライオンなどは獲物を捕まえるときに爪を使うので自然に爪がけずれていきますが、飼育下の動物は獲物を捕まえることがないので、自分で爪とぎをしてくれないとこのように爪が伸びてきてしまいます。
爪きりを パチン!パチン!
はい!きれいになりました!
高齢のためか麻酔のさめが悪く、心配しましたが、
なんとか無事に終了しました。
ティモンさん、これからは自分で爪をといでね~
お次はチンパンジーのレディーさんです。
チャーボー兄ちゃんにかまれた傷の治療で麻酔をしました。
まずは鎮静剤を飲ませると、だんだんとうとうとしてきて・・・
ふわ~ねむーい
ZZZZZ~ ZZZZZ~
麻酔がかかったところで病院に移動して手術開始!
新しくできた傷は軽症でしたが、
古い傷はちょっと悪化していたため、洗浄後汚染部位を除去し、縫合しました。
筋肉を縫って~
皮膚を縫ってー、はい終了です。
もう怪我するなよーと願っていたのですが、数日後に薬をあげようとしてレディーと他のチンパンジーを分けた際に、再度怪我をしてしまいました。
最後にホッキョクグマのアイラの捕獲を紹介しようと思いましたが、
長くなってしまいましたので今日はこの辺で終わりにいたします。
続きはまたの機会にしたいと思います!お楽しみに~!
アイラ出発
Posted by winterpj on 2012年2月20日(月) 15:38
'本日2月20日(月)、9:20、
ホッキョクグマ アイラを載せた車両が、正門ロータリーに到着。
朝早くから、約100名もの皆様が見送りに駆けつけてくださっていました。
ありがとうございます。'
落ち着いているアイラ
お客様から「がんばってね、」、「帯広動物園にも見に行くよ~」と
温かいお声かけをいただきました。
報道陣の皆さまも、ありがとうございます。
そして9:40頃、アイラは「おびひろ動物園」に向けて旅立ちました~。
元気で活躍してね!
おびひろ動物園さんの冬期開園は2月25日(土)、26日(日)で最終。
春からの開園は4月28日(土)からとのことです。
おびひろ動物園℡0155-24-2437