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百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

2009年04月14日 の投稿一覧

赤い花♪

こんにちわ♪ ウッピーです。

今朝は、冷たい風が吹いてましたね。
自転車をこいでいると、手も顔も冷た~くなっちゃいました(><)

今日は、こちらの植物をご紹介♪

テロペア・スペキオシッシマです。


学名 Telopea speciosissima
ヤマモガシ科 テロペア属の植物です。

学名の「Telopea」は、ギリシャ語の「Telopos 遠くから見える」に由来し、赤い花が目立つことにちなんでいるそうです。

英名を「waratah」といいます。
このテロペア・スペキオシッシマは、オーストラリア ニューサウスウェールズ州の州花になっているそうです。
ちなみに、ニューサウスウェールズ州の州都は、2000年にオリンピックの開催されたシドニーです。

この花には、とてもロマンチックな伝説があります☆

その昔、クルビーと呼ばれるアボリジンの娘がいました。
その娘は、ロック・ワラビーの輝く赤い皮とオウムの赤い冠毛で作ったコートをいつも着ていました。
ある日、娘は若い狩人と恋に落ち、そしてとても愛し合っていました。
娘は毎日、尾根の大きな岩の間から狩人を見送り、狩人は娘の赤いコートを目印に帰ってきていました。

しかし、ある時ほかの種族が領地に入り込み、戦いが始まりました。
狩人は戦いに赴き、やがて戦いが終わりをむかえ男達が帰ってきましたが、そこに、愛する人の姿はありませんでした。

娘は7日間、いつも待っていた岩の間で狩人の帰りを待ちましたが、結局戻ってくることはありませんでした。 その後、娘は狩人の帰りをずっと待ちながら、そのまま息絶えていきました。

後に、その場所から美しい花が現れました。
それは、娘が愛した狩人のように丈が高く、真っ直ぐで、葉の先端は、その狩人が持っていた剣のようにとがっていて、花は娘がまとっていたコートのように赤かったのです。

そこから、アボリジンの人たちは、この木を「ワラタ(waratah)」赤い花の木と呼びました。

おしまい♪

恋しい人を思った娘の思いが、やがて美しい花を咲かせる・・・ロマンチックですね♪

こんな珍しい花をみられるのも、百合が原公園の温室ならではです。
ぜひ、皆さんも実際にご覧になって、花にこめられた思いを感じてみて下さいね。

温室の営業時間等は「百合が原公園ホームページ」の「施設案内」をご覧下さい。
http://www.sapporo-park.or.jp/yuri//index.html

それでは、また(^^)/

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