蝙蝠で悪魔で猫。
Posted by yuri87 on 2010年1月19日(火) 13:48
昨日少し雪かきしただけで現在肩や腰が痛い運動不足な書き手です^^;
さて、今回は前回紹介出来なかった植物を・・・。
それはコレ。
タシロイモ科[Taccaceae] タシロイモ属[Tacca]
タッカ シャントリエリ[Tacca chantrieri]と言います。
東南アジア大陸部~マレー半島原産です。
翼の様な栗黒色の部分はハンカチの木や地涌金蓮でもお馴染み(?)の「苞」で、
長く伸びている部分は「不稔性花柄(ふねんせいかへい)」と呼ばれるものです。
ちなみに花柄とは、
花序(花のついた枝全体)の側枝として生じて、花を支える枝の事です。
サクランボのいわゆる「ヘタ」と呼ばれる部分を思い浮かべると解り易いかと・・。
苞が蝙蝠の翼を思わせる事から、英語ではバットフラワー(bat flower)、
デビルフラワー(devil flower)と呼ばれます。
隣に展示されている真っ白な花のエウカリスと並ぶと、
なんだか「天使と悪魔」みたいだなぁと思いました。
また、辞書には悪魔の舌(devil’s tongue)、猫の髭(cat’s whiskers)
ユダヤ人の顎髭(Jew’s beard)、魔術師の花(magician’s flower)
・・・と言う英名も載っていました。
(名前は英名を直訳してるので少し表現が違うかも知れません)
悪魔で猫で、蝙蝠の翼・・なんだかファンタジーに出てきそうな組み合わせ・・(笑)
ちなみにタシロイモ科に属しているのはこのタシロイモ属のみです。
苞や不稔性花柄だけでも十分不思議な見た目ですが、
まだ蕾なので花が咲くのを楽しみに待ちたいと思います。
現在温室内は、
「みかんなどの柑橘展」開催中です!
いらした方々共通の感想は「美味しそう」との事(笑)
柑橘展のお隣では洋ラン類が徐々に咲き始めてきました。
ツバキ類もどんどん咲いてきています!
これからもっと華やかになってきますよ!
コダチダリアは現在2輪。
1輪は背を向けて咲いていますがもう1輪は少し低い所で咲いています。
さてさて、来週火曜日からは「市民ラン展」が始まります。
展示鉢もまだまだ受け付けていますよ!!
詳しくはこちら↓
http://www.sapporo-park.or.jp/blog_yuri/index.php/archives/611
最後に・・。
可愛らしい手作りお雛様。
温室入口の券売機後ろでひっそりと(?)お出迎え。
春も近い・・・?否、さすがにまだ早いですかね?
もう一つお雛様関連の話を・・・。
こちらは書き手作。
2/11に行う講習会、「木の実で作るひな人形」の見本です。
着物やら屏風やら扇の柄といった、
ちょっと違う方向にこだわりながらもやっと昨日完成しました。
和風な物は書き手の趣味で作ると龍やら虎やら桜やらと偏った方向で進むので・・・。
序でに顔を描くと失敗するオチが見えてますので、
あえて書き手は描かない方向で行きたいと思います・・(笑)
下書きは上手くいってたのに色を塗ってガッカリするタイプですから!
緑のセンターにて既に申込みが始まっていますので興味のある方はどうぞ。
(・・・と言っても子供向けですが・・。^^;)