札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

『温室展示』カテゴリーの投稿一覧

今は主役

こんにちは!

毎日寒いですねぇ
寒いのが苦手なので、外に出るのがつらい季節がもうそこまで・・・
事務所の中の私の席がまた、風通しがいいんですよ
防寒対策を考えなくては・・・


今の大温室はこんな感じです。
大温室

地味? と思いました?
今までは脇役だった葉っぱが今は主役。
シダの仲間たちです。

中でも、ウラボシ科のシダ、ヒトツバの仲間が中心です。

これが ヒトツバ Pyrrosia lingua です
ヒトツバ

地面から、葉っぱが1本ずつ生えてるように見えるので
「一つ葉」ということなのでしょうか?

科名のウラボシは、「裏星」で葉の裏についた胞子嚢が
星のように見えるところからついたようです。
なかなかロマンチックな命名ですね

葉がもみじのように裂けている モミジヒトツバや


大きな突起がたくさんでてている ハゴロモヒトツバなど


他にもいろいろな変化のあるシダ類があります。
地味だけど じっくりみると面白い展示になっています。
いぶし銀の魅力で助演男優賞を取った俳優さんが
主役を務めているという感じでしょうか

今は脇役のシャクナゲ




助演女優賞って感じですね(笑)

シャンデリアみたい?

こんにちは!

一雨ごとに寒くなりますね
そろそろ最低気温が10度を切るようになってきました
寒がりの私は、すでに防寒着を着ないと外に出られません・・・
これ以上寒くなったら、どうなるんでしょうか・・・

そんな時は、温室で花を眺めましょう(笑)



今日は、メディニラ スペキオサ Medinilla speciosa です。
相変わらず、一回では覚えられない名前ですね~
インドネシアのジャワ島が原産です。

常春~常夏の地域の花らしく、条件が合えば
一年中咲いてます。
なので、1本の株で「つぼみから実まで」同時に楽しめます。

つぼみが

伸びて

シャンデリアのような房状に


一つの花はとても小さくて、色合いがなかなかオシャレ


実がつくと

ヤマブドウのよう

熟すと黒に近い紫色です


新宿御苑の植物園では、サンゴノボタンと表示されているようです。
確かにサンゴのようなきれいなピンク色です



花壇の色使い

こんにちは!

連休中は気温の変化が大きかったですね
暑かったり、肌寒くなったり。
今日も朝のうちは暑いくらいでしたが、午後はかなり涼しくなってきました
人間も大変ですけど、花も大変そうです

百合が原公園も花が少なくなってきて、今はダリアが一番の見頃なのですが
緑のセンター(温室)前の花壇も人気のコーナーです

緑の芝生にボーダー状に5区画あり、
それぞれテーマカラーをもって植えられています


黄色エリアのカンナは、花壇全体の中心でもあります
縞模様の葉だけでも楽しめるので、人気があります


白・青エリアは、清楚な印象で、特に夏は一番人気でした


赤エリアは、ちょっと変わった花が多く、
園芸好きの皆さんの注目を集めているようです


ピンクエリアは、かわいい印象です
カメラを向ける方が多いです

こんな風に、色の組み合わせを考えることをカラースキーム(色彩計画)といいます
本来は「どの色をどのくらいの配分にするかの計画を立てること」ですが
園芸では、「テーマカラーとアクセントカラーを決めて植える植物を選択する」と
いう感じで使われるようです
あれもこれも・・・ではなくて、中心になる色を1~2色+アクセントになる色を決めると
庭全体がしっくりとまとまりますよ
広い庭なら、コーナーごとにテーマカラーを作ると良さそうですね


ところで、ピンクエリアの一番低いところで咲いているのは
おなじみのインパチェンスです


インパチェンスというと、こんな風に背の低い植物のイメージだったのですが・・・



今、温室内で咲いているのは背丈が60cm近くある大きなインパチェンス
インパチェンス ‘サンパチェンス・マジェンタ グランデ’です
隣のベンチと比べると、大きさが伝わりますか?

従来のインパチェンスの強い日差しや高温に弱いという欠点を克服し
最近発表された品種だそうです。

日々、いろいろな花が開発されているんですねぇ

素敵なお宅

こんにちは!

金曜日も更新できず、3連休になってしまったので
4日間もご無沙汰してしまいました
みなさん、3連休はいかがお過ごしでしたか?
お休みじゃない方もいらしたことでしょう
お仕事、お疲れさまでした

今日は、日中はかなり暑かったですね
なかなか残暑が去らないですねー
でも油断すると朝夕は肌寒いくらいだし・・・

ところで、ここを読んでくださってる方は、
やはり花を育てていらっしゃるのでしょうか?
庭やベランダを花で飾って、素敵な家にお住まいなんでしょうね

百合が原公園にも、素敵な家に住んでいる家族がいます
花いっぱいのお宅です


え?どなたのお住まいかって?
では、ちょっとお邪魔してみましょうか・・・
判りますか?


もう少し失礼して、こんにちは♪
お留守番の雛たちです


ヒヨドリが巣を作っています。
今年は、この家族が3つ目です。
それにしても高さが1m程しかない、こんなに丸見えの樹に
巣を作るなんて・・・
自然界ではないんじゃないかなぁ
親鳥が温室内生まれで、ここは安全と判っているんじゃないか?と
推測していますが、本当はどうなんでしょうね

こちらが、母鳥です
ムクドリの母

ちょっと得意げな感じですよ(笑)

温室内に展示中のフクシアに巣を作っています
あまり詳しい場所はあえて書きませんが
とても判りやすいところにあります。
まもなく、巣立ちの予定なので、実際に見てみたい方はお早めに。

外でフクシア?

こんにちは!
今日も日差しは強かったですが、風はすっかり秋でした
ようやく過ごしやすい日が続いていますねー

ダリア展開催中のため、
それまで中温室にあったフクシアは、
大温室に移動して展示しています。


どれも大株なので、広いスペースにおいても見劣りしません
むしろ、広いところの方が、伸び伸びと見えます


2mを越すスタンダード仕立ても、まだまだ花をつけています
ちょっと一休みしていってくださいね



そして、温室からの帰り道。
温室と第2駐車場をつなぐ園路のふちにあるこの植物


花を見ると、フクシアです
外のフクシア

薄く緑の入る品種もありました


外で地植えでフクシア?と思った方もいると思いますが
そうなんですよ
このフクシア・マゼラニカ Fuchsia magellanicaだけは、
札幌の屋外でも越冬できるくらい耐寒性があるそうです

もちろん、冬期は地上部は枯れてしまいます。
その後、厚めのマルチングをして雪の下で越冬させると
次の年の5月も終わり頃になってようやく小さな芽を出して来ます
そこからがんばって成長し、8月の中頃からポツリポツリと
花が咲いてきました。

今は、花数も増えて見ごたえのある株になってます
と、言っても花自体が2~3cm程のものなので
普通に歩いていると見過ごしてしまうかな?

百合が原公園には、こんな風にひっそり咲いている花も
たくさんあるので、上から下まで、じっくりゆっくり
見て歩いてくださいね
思わぬところで、可愛い花に会えるかもしれません

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