札幌100マイル

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動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

by zoowood

プロフィール

円山動物園 管理係 伊藤幹根(1974年愛知県生まれ) 
■2014年4月から円山動物園勤務
■担当は園内の植物や施設の管理

動物園の森のことや園内の植物のことなどをお知らせしていきます。
よろしくお願いします。


投稿したブログ数:240件

コウシン

更新。
行進、後進、交信・・・。香辛料。
ヤヤコシイデス、ニホンゴハ。
マッタク。

そういえば先日の「ガイライ」で紹介した↓
http://sapporo.100miles.jp/zoo_wood/article/8
「オオハンゴンソウ退治」実施しました。

円山公園から動物園に歩いて来る時に、
北海道神宮の方を上らずに、
円山原始林側を上って来ると円山川に沿いに、素敵な木道があるのをご存知ですか。

その木道の周辺に生えていた「オオハンゴンソウ」を退治しました。

特定外来種に関する作業をするには、許可証が必要でした。


持って帰ったりしたら、さらに拡大してしまいますから、
しっかりした指導の下に作業をする必要があるんですね。


種が付いている上部をハサミでチョッキとして、根っこを掘り起こして退治。




総勢20名くらいでしたが皆さん一生懸命。

あまりに無心で作業をしていたら、間違えて在来種まで退治するご婦人も・・・。


根こそぎ退治したら、その周辺の地面は丸裸。
強い生命力で、在来種を排除してしまうのです。

この危険性こそが「特定外来種」たる所以です。

でも、丸裸になった地面に、来年何が生えてくるかわかりますか?
高い確率で、再び外来種の植物が生えてきます。
もっと悪い奴が来る可能性だってあるのです。

次のことも考えておかないと、
男の子でも女の子でもくじけてしまいます。

一度退治したらそれで成功と言うわけではありません。
だからこそ、バランスの保たれた自然の偉大さ、儚さを感じるのです。

何をするにも、ヒトはもう少し自然に動物に植物に敬意を払って、
行動をするべきなんでしょうね。ボクも偉そうに言えませんが・・・。


ちょっぴり円山の自然に貢献したような気がした土曜日の昼さがりでした。

By the way,
9月は円山動物園大盛況続きです。ありがとうございます。




カチカチ真面目な植物的時間。ゴメンアソバセ。



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