札幌100マイル

植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

2008年11月05日 の投稿一覧

テンカン

アメリカも今日、歴史的に変わりました。
CHANGE。

一気に冬へ。
昨日なんて最高気温が一ケタに。


ところで、
11/2に「動物園の森・秋の散策会」をやりました。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/tree/forest/index.html

参加者のみなさんは雨にも関わらず、朝9:30には動物園に到着。
感謝。
20分ほど室内で簡単なレクチャーをしてから外へ。

寒いし、雨だしどうしようかなと思っていたら、晴れていた。奇跡的に。

晴れ男。晴れ女は誰だ。ボクか。

動物園の森は、円山原始林と円山動物園の間、動物園の敷地内なのよ。

開園以来、基本的に動物園のバックヤードとして
特別な利用はされていなかった場所なので、
ここが札幌の中心地であることを忘れさせてくれます。



今回は1時間半ほどの散策をしました。
ガイドの専門家の方を筆頭に、10名で2班に分かれて、主に植物の秋の
果実や種子、落ち葉を観察しました。
参加していただいた方々は、来年度以降スタートする動物園の森ボランティアの有力な候補生、楽しみです。

ここには、在来種も外来種も含めて。約140種の植物が生息しています。

動植物達は、
カレンダーも時計もない自然の中で
気温や日長の変化を感じて変化します。

以前紹介したマムシグサはどうなっているか。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_wood/article/2

8月終わり頃には、緑色の果実を付けてた彼、


この時期は何と


赤い実。
どこまでも奇抜に、目立ちたいタイプなのかしら。
でも素敵な赤です。
秋の寂しげな景色の中で一際目立っていました。

実はこのマムシグサ、性転換するの。

栄養状態や日当たりで、株が丈夫に育った時は、雌株。
あまりよく育たないときは、雄株。
つまり、成長の過程で転換。

子孫を残すだけの力がある時は子孫を残す。

多年草なので、来年もここに、マムシグサは生えてきます。
どっちになるのか。



マムシグサ。
忘れない名前そしてカタチ。

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