札幌100マイル

RSS 植物的時間@Maruyama Zoo

動物達だけじゃない円山動物園の魅力を紹介するブログ。

by zoowood

プロフィール

円山動物園 管理係 伊藤幹根(1974年愛知県生まれ) 
■2014年4月から円山動物園勤務
■担当は園内の植物や施設の管理

動物園の森のことや園内の植物のことなどをお知らせしていきます。
よろしくお願いします。


投稿したブログ数:240件

テンカン

アメリカも今日、歴史的に変わりました。
CHANGE。

一気に冬へ。
昨日なんて最高気温が一ケタに。


ところで、
11/2に「動物園の森・秋の散策会」をやりました。
http://www.city.sapporo.jp/zoo/tree/forest/index.html

参加者のみなさんは雨にも関わらず、朝9:30には動物園に到着。
感謝。
20分ほど室内で簡単なレクチャーをしてから外へ。

寒いし、雨だしどうしようかなと思っていたら、晴れていた。奇跡的に。

晴れ男。晴れ女は誰だ。ボクか。

動物園の森は、円山原始林と円山動物園の間、動物園の敷地内なのよ。

開園以来、基本的に動物園のバックヤードとして
特別な利用はされていなかった場所なので、
ここが札幌の中心地であることを忘れさせてくれます。



今回は1時間半ほどの散策をしました。
ガイドの専門家の方を筆頭に、10名で2班に分かれて、主に植物の秋の
果実や種子、落ち葉を観察しました。
参加していただいた方々は、来年度以降スタートする動物園の森ボランティアの有力な候補生、楽しみです。

ここには、在来種も外来種も含めて。約140種の植物が生息しています。

動植物達は、
カレンダーも時計もない自然の中で
気温や日長の変化を感じて変化します。

以前紹介したマムシグサはどうなっているか。
http://sapporo.100miles.jp/zoo_wood/article/2

8月終わり頃には、緑色の果実を付けてた彼、


この時期は何と


赤い実。
どこまでも奇抜に、目立ちたいタイプなのかしら。
でも素敵な赤です。
秋の寂しげな景色の中で一際目立っていました。

実はこのマムシグサ、性転換するの。

栄養状態や日当たりで、株が丈夫に育った時は、雌株。
あまりよく育たないときは、雄株。
つまり、成長の過程で転換。

子孫を残すだけの力がある時は子孫を残す。

多年草なので、来年もここに、マムシグサは生えてきます。
どっちになるのか。



マムシグサ。
忘れない名前そしてカタチ。

コメントをどうぞ

メールアドレス (必須・公開されません)
コメント本文

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

  • スパム・迷惑コメント投稿防止のため、メールアドレスの入力が必須ですが、公開はされません。何卒ご協力のほどお願いいたします。
  • 投稿いただいたコメントは管理者のチェック後掲載しておりますので、即時には反映されません。
pageTop