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プロフィール

札幌在住40代、お酒大好き!全道あちこち出張に行きます。
メタボも恐れぬ高カロリスト ダイスケが、いろんな食べ物を食べまくり、いろんな情報発信します。


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微笑みの降る星 長倉洋海写真展 北海道立釧路芸術館

微笑みの降る星 長倉洋海写真展
 北海道立釧路芸術館 2008年9月13日(土)〜11月13日(木)



20081025-01.jpg


 恥ずかしながら釧路出身の長倉洋海という写真家のことは知りませんでした。
 釧路芸術館に入ったのも、ちょっとした時間潰しだったのです。

 だけど入ってよかった。観てよかった。
 子どもたちの生き生きとした表情、生きているということが実感できる、そんな写真がたくさんあります。
 これを観たあとには、子どもの写真をもっと撮っておかなきゃって思いました。

 以下は、この写真展の写真集から抜粋した長倉さんの『「微笑みの降る星」展によせて』の文章です。

 紛争地や辺境の地を長く取材してきた。旅の中で、いつも魅かれたのは子どもたちの姿。初めての土地で不安がいっぱいのぼくの心をふっとなごませ、いつも友だちになってくれる。
 握手を求めると、はにかみながら小さな手を差し出してくれる。ささくれ、ひび割れていても、どこか柔らかく温かい手。その瞳の奥には好奇心があふれている。さっきまで泣いていても、いやなことがあっても、「やあ」と明るい声をかけると、すぐに笑顔を浮かべてくれる。決して楽な環境ではない。だからこそ、「今」を懸命に生きていた。つらい時や悲しい時、支えてくれる友だちと家族がいた。自然に包まれ、まわりの動物に慰められることもあった。
 心が荒むようなニュースが氾濫する現代でも、心と耳を澄ませば、子どもたちの元気な声が、大地の息づかいが聞こえてくるはずだ。
 いま、地球のどこかで子どもたちが泣いている。笑っている。生きている。草原や大地を飛び跳ね、市場や裏路地を動き回っている。
 子どもたちが踊る時、大地も一緒に踊り、躍動する。それがぼくたちの大地、私たちの生きている地球だ。


 11月13日まで。一般600円、高大生300円、小中生100円。

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