双子の白クマ赤ちゃん通信 跡地
札幌市円山動物園で2008年12月9日に生まれた双子のホッキョクグマ「イコロ」と「キロル」の成長記録です。 双子の旅立ちと担当者の異動により、当ブログは更新を終了しました。 ご愛読ありがとうございました。
by hokkyoku
よく見る光景
Posted by hokkyoku on 2009年8月24日(月) 18:10
午後1時頃。
昼食をとったあと、クマ一家の顔を見に行きました。
昼時には珍しく、目を覚ましてじゃれあっておりました。
すぐに眠くなり、各々好きな場所で寝入ります。
どうもこの子は体の汚れが著しいですね。
ところかまわず遊んでついた汚れです。
元気な証拠ですので、何卒ご容赦ください。
アルカイックスマイル。
よく見る光景。
一頭で眠るのは落ち着かないのか、こうして寄っていきます。
「可愛い!」とお客さまから嬌声があがります。
ん?嬌声ってこういうとき使っていいのかな。
アルカイックスマイル。
単なる寝顔ですが、良い具合に口角が上がっているので、見るものを幸せな気持ちにさせてくれます。
ララは徘徊。
ララも眠くなった様子。
お宅の息子さん、愛くるしいですね、ララさん。
ララも腰を下ろします。
どうも左の子は身じろぎが多い。
しっくりくる寝方を探しているようです。
眠っているところに兄弟が寄り添ってきて、もぞもぞ動くものだから、どうにもうっとうしくて、腹に据えかねたらしいです。
『ギャアゥ』というような声をあげて噛み付きました。
喧嘩になってしまいましたとさ。
激しい吼え方だったので、ララが起きて様子を見に来ました。
眠気がまさって、喧嘩はあっさり終了。
『うるさい、静かにしなさい』なのか、
『仲良くしなさい』なのか、その心中はいかに。
息子達を見守るララ。
落ち着きましたね。
俯瞰。
見上げてくる甘えん坊。
頻繁に会えるから忘れそうになりますが、世界中の動物園において、一歳に満たない双子のホッキョクグマはこの子たちだけです。
オーストリアに一歳年上の双子がいるけれど、オランダとデンマークにいる2008年12月生の同期の子熊はそれぞれ一頭ずつ。
(もし誤りでしたら申し訳ありません。彼らも双子で生まれたけれど、片方が亡くなっているはず)
この子たちが離れ離れになったあと、こうして双子がじゃれあう様を見られる日が再び来るのかどうか。
一般的にホッキョクグマの赤ちゃんは二頭生まれるものなのですが、複数頭が揃って無事に育つ例が乏しいのです。