とことん!雪まつり -さっぽろ雪まつり公式ブログ-
さっぽろ雪まつりの魅力や舞台裏を実行委員会スタッフが紹介する公式ブログ◆第70回さっぽろ雪まつりは2019年1月31日(木)~2月11日(月・祝)に開催します。 なお、ブログの内容に関係のないコメントは、予告なく削除させていただく場合があります。
『大通4丁目会場』カテゴリーの投稿一覧
終焉。【4丁目会場】
Posted by さっぽろ雪まつり実行委員会 on 2009年2月12日(木) 16:44
今年も雪になりました。
解体作業の朝です。
6時半の作業開始を前に、最後の姿を記録する隊長
丹精込めて造った雪像に、感謝の声をかける隊員
天候の悪い日もありましたが、今年もたくさんのお客様にご来場いただいた、第60回さっぽろ雪まつりも、昨日で無事終了いたしました。
皆様に感動を与えるという大役を終えた雪像に、お別れのときが来ました。
通行中、足を止めて歩道から見守ってくださった方には、期間中は壁の影で見えなかった、北島選手の見事な腹筋をご覧いただけたでしょうか。
この雄姿が皆様の目に触れたのも、ほんの数分のことでした。
隊員の見守る中、雪像は、元の雪の塊へと戻っていきます。
解体作業開始から、およそ1時間。
ついに一番高い壁の一角が崩れました。
前面のレリーフ部分には、腕などの細い部分を支えるための芯棒などが入っており、それらを取り除きながらの作業になるため、やや時間がかかりますが、ここまでくると、後は本当にあっという間です。
作業開始から2時間で、皆様にお楽しみいただいた雪像は、ほぼただの雪山と化していました。
ご来場くださった皆様、さまざまな場面でさっぽろ雪まつりの開催を支えてくださった皆様、そしてこのブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。
来年もまた、純白の夢呼ぶ世界の広場で皆様とお会いできることを、スタッフ一同願っております。
ありがとうございました!
集合。【4丁目会場】
Posted by さっぽろ雪まつり実行委員会 on 2009年2月3日(火) 17:25
今日は、制作スタッフの記念撮影が行われました。
ボランティアさん達も、都合の許す方はボランティアバッチをつけて集合!
これまでは、作業のために動きやすく暖かい服装で、ヘルメットと安全ベルト着用の姿ばかりを見ていたので、撮影用にキメていらした方など、一瞬「どちら様でしたっけ?」となってしまうほど。
隊長挨拶の後、ステージに上がって撮影!
...の前に
昨夜から雪が降っていたので、ステージの雪かきや、文字などにつもった雪を払う作業を、スタッフがしていました。
これはブロウワーという機械で雪を吹き飛ばしているところ。ドライヤーの冷風のような感じですね。
ここで、雪像の細部を再確認しておきましょう。
ソフトボールの上野選手
柔道の上野選手
そして水泳の北島選手です。
さあ、集合写真です!
皆さん、本当にありがとうございました!
第60回さっぽろ雪まつりは、あさってからです!
感謝。【4丁目会場】
Posted by さっぽろ雪まつり実行委員会 on 2009年2月1日(日) 21:53
最終日の今朝、8時過ぎの気温はマイナス8.2度!
今年の制作期間中、一番寒い朝だったかもしれません。
さて、今日はボランティアさん待望の、文字入れの日です。
先日、丁寧に仕上げた壁に、このように、型抜きでアウトラインを写して...
ラインに沿って、チェーンソーで切り込みを入れます。
そして、この切り込みに向かって、周りをナナメに掘る!そうすると文字が浮き彫りになって、ご覧のとおり!
まだ荒削り段階の写真ですが、見事ですね!
ところでこの部分「日本だから、できる」ですね。以前模型制作のときにご紹介した謎の「日本だ」というのは、この一部だったんですね~。
なぁるほど!
(わざとらしくてスミマセン)
お昼から雪が降り出し、ちょっとした吹雪でしたが、皆さん熱心に仕上げの作業をしています。
ステージ正面の文字は目立つ部分なので、自然と力も入りますね。
でも今年は、全体に壁がとっても目立つ雪像。ボランティアさんの活躍が光りました!
地元の新聞にも、なんと一面で取り上げられました!
地味な作業が延々と続き、手も冷たくて大変だったと思いますが、本当に、感謝、感謝の一言です。
ブログを読んでくださっている皆さん、あの平らで白い壁は、機械ではなく、人の手で作っているってこと、会場にお越しの際には、ぜひ思い出してくださいね。
さて、ステージの上では...
シンボルマークに切り込みを入れるため、ラインを引く作業中。きっちりメジャーで測っています。
切り込みを入れ始めてからも「曲がってない?」「幅は大丈夫?」と確認を繰り返します。実物はカラーの平面なので、立体の単色で表現するのは難しいのですが、決して妥協しません。
人物の方はというと
ソフトボールの上野選手。躍動感がありますね~。
柔道の上野選手。に、似てる...。
そして中央の北島選手に、今のお気持ちを一言!
「グー!」やっぱりこれですね!
今日はまだ足場が残っているため、完成した全体写真のお披露目は、おあずけ!
ボランティアさんはじめ、制作スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!
秒読。【4丁目会場】
Posted by さっぽろ雪まつり実行委員会 on 2009年1月30日(金) 19:01
完成予定日まで3日。
カウントダウン状態です。
おや、北島選手がヨダレかけをしています?
これは昨夜振り出した雨対策で、ビニールシートをかけた状態です。
夜中は頭の上にもシートがかかっていたのですが、日が昇り直射日光を受けると、一種の温室効果で溶け出す危険があるので、早朝に取り外されました。胸元の部分は、足場と頭部の影になるので、影響は少ないんですね。
今朝は、やはり各所で雨の影響が...仕上げ段階での雨は憎い!
化粧雪は後から貼り付けているので、硬くしまった雪を削り下ろした部分より弱いのです。一度きれいに仕上げた部分も、少し削って貼り直しです。
お天気ばかりは仕方ないので、これも経験と考え、雨対策と修復のノウハウを蓄積していきます。
備えあれば憂いなし。
気を取り直して...
大切に保存してある化粧雪用の真っ白な雪で、今日もネタを造ります。
今日ネタを貼るのは、こちら。
ステージ前面、言ってみれば雪像の顔の部分です。
この写真はネタを貼り終わった状態で、ここから削りおろして平らな面を作ります。
削っている途中の様子です。
ぼこぼこした面と、削り終わった平らな面の違いが判りますね。
まったいらな壁ができたら、最終日にこの雪像のテーマの文字を彫ります!
さて、ステージの上では...
何か巨大な切り絵のようなものを前に、スタッフが作業手順を確認していました。
これを北島選手の前のニョキニョキ~ッとはえてきた壁にはり、アウトラインを写して削ったり、さらにネタを貼ったりします。
たとえばこの部分は...
こんな感じに盛り上がりができました。ここから細いラインを削り、美しいシンボルマークを作ります。繊細なマークなので、高度な技術が要求されます。仕上がりをお楽しみに!
第60回さっぽろ雪まつり開催まで、あと6日!
追込。【4丁目会場】
Posted by さっぽろ雪まつり実行委員会 on 2009年1月28日(水) 22:21
雪まつり開催は2月5日からですが、4丁目東側雪像の完成予定日は2月1日(日)。
今日を入れてあと5日しかありません!
当然現場はフル稼働。
このように、いくつもの作業が同時進行しています。
背景の壁に化粧雪を貼って仕上げをする人、レリーフ部分の削りこみをする人、削られて出た雪をかく人、ちょっと離れてバランスを確認する人...それぞれが自分の担当部分に責任を持ち、熱心に作業しています。
さて、以前途中までご紹介したネタ貼りについて。
こちらはネタ貼りを待っている壁。
アルミ棒の前面が、仕上がりの壁の面になるように棒を埋めてあるので、この棒を越えるくらいの厚さまで、ネタを貼っていきます。
その後、2本の棒に垂直に別の棒を当て、でこぼこした面をまっすぐに削り降ろすと、平らな壁ができます。
それからアルミ棒を抜いて...
抜いた後のミゾに、また化粧雪を埋めていきます。
壁がきれいに平らになっているのが判りますね。
壁の一番上は...
水平機を当てて、地面と水平になっているか、確認しながら角を90度にきれいに出す作業をしています
。ここはベテランボランティアさんの技術とチームワークが発揮される持ち場です。今年デビューのボランティアさんも、角出しを任されるレベルを目指して、また参加してくださいね!
細部を見てみると...
柔道着の帯の部分。実物の写真が貼ってあり、これを参考にして作っています。
足場の高い所で、北島選手の写真発見!このポーズを再現しているんですね。
ソフトボールの上野選手のお顔。知的で凛とした表情が再現できています。
完成が楽しみですね!
さて、作業も佳境に入り、激励の慰問も多くなっています。
今日は、2件も差し入れがありました。
札幌の観光名所のひとつ、ラーメン横丁さんから本格的なラーメンが!
遠方から参加のボランティアさんも、札幌のラーメンを堪能していただけたようです。
なお、手渡ししてくれたのは、ミスさっぽろと、すすきの氷の女王。男性陣はいつも以上に笑顔だったかも。
そして夜間作業の前には、中田副市長から激励と豚汁が。
寒い中での力仕事の後ですから、本当に骨身にしみます。ありがとうございます。
泣いても笑っても、いよいよ来週開幕です。
残りの日数も気を抜かず、来場される皆様に純白の夢をお届けするべく、がんばりましょう!