子グマと軽トラと北大と
Posted by vetblog on 2011年4月21日(木) 20:10
皆様、こんばんは。メガネ3号にございます。
本日のお題は、本園の人気者、ホッキョクグマにございます。
昨年の12/25に生を受け、母ララの絶大なる愛を一身に、
すくすくと成長を続ける子グマ。
すくすくとは申しましても、相手は地上最大級の肉食獣、
柱に傷をつけ、身長を測っていくわけにもいかず、
そっと成長を見守る日々が続いておりました。
しかしながら、去る4月19日、一念発起、母ララからお子を一時預かって、
身体測定その他もろもろに踏み切ったのでございます。
気合が入る、メガネ1号氏。 ブログ登場はまだか。
数少ないホッキョクグマとの接触の機会、
撮影の準備等々整えていたのではございますが、
暗黒なるクマ館寝室での作業、
子を返せとばかりに、寝室の扉をたたき続ける母ララのプレッシャー、
子供とはいえ猛獣、吠え暴れる被写体、
幾多の試練の中では、お見せできるような写真は数少なく…。
それでも幾許かの写真をもとに作業の様子をお伝えしたく存じます。
尾の長さを測っております。
暴れるお子を抑えるは、非獣医メガネ。
大事なメガネもずれていく、緊張感。
マイクロチップの挿入シーン。
1cm程のチップの中には番号が記録されており、
それがこの子の、一生モノのアイデンティティとなるのでございます。
足のサイズも測ります。身長体重の測定も終え、順調な生育が確認でき
関係者一同、安心に胸をなでおろしたのでございます。
そんな中、一向に写真に映らないメガネ2号が何をしていたかと申せば
一心不乱に、お子の毛を抜いておりました。
御守りに入れて肌身離さず持ち歩くためなどではもちろんなく、
愛軽トラとともに
一路、北大獣医学部へ
こちらでDNAを解析して、性別を判定するのでございます。
ホッキョクグマファンの皆々様、
結果が判明いたしますまで、いましばらくお待ちくださいませ。
この一連の状況が、テレビジョンにて放映されることと相成りました。
HBCにて明日4/22、PM6:15ごろからの放送予定ということで、
ご覧いただければ幸いに存じます。
ご覧いただいた後、本園まで本グマに会いに足を運んでいただけたならば、
恐悦至極、感謝感激にございます。