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コウモリトーク終了です。
Posted by vetblog on 2015年3月30日(月) 18:11
前回お知らせいたしました、コウモリトーク、無事終了いたしましてございます。
こんばんは、メガネ`夜更かし3連続’です。
少し早い北海道の春の陽気と裏腹に、闇夜のイキモノのお話しとはいえ、
やや薄暗いホールでの講演となりましたが、
たくさんの方にご来場いただきました。誠にありがとうございます。
北海道希少生物調査会の寺島会長のお話しに始まり、
例のごとく写真のないメガネのお話を挟んだ後に、
コウモリ調査に欠かせない道具の数々を皆様に体験していただきました。
こちらはコウモリを捕獲するためのカスミ網という特殊な網。
残念ながら写真では特殊さがあまり伝わりません。細い糸でできた細かい目の網で、
動物に気づかれにくく、ひっかかると絡まって外れづらい。
こちらはバットディテクターといいまして、
コウモリの発する超音波を受信して人にも聞こえる音に変換する特殊な機械。
こちらもこちらで使ってみないと実感がわかない。写真だけではナゾの箱。
講演でお話しした内容をまとめまして、
改めて別の形で皆様にお披露目したいと考えています。
当日いらっしゃることのできなかった隠れコウモリ好きの方々もご安心を。
平成27年度もコウモリ調査事業は続きます。
是非是非これからも一緒に動物園のコウモリの謎を追いかけましょう。
平成27年度も円山動物園は見どころが沢山にございます。
次の目玉はこの白い人気者でしょうか。
先日の放飼場訓練時に撮影した写真を少しだけご紹介。
愛らしさ共に、北極圏からのメッセージをたくさん抱えた動物です。
沢山の来場者の目を楽しませるだけでなく、
大切なことを伝えてもらわなくてはなりません。
コウモリはコウモリで、愛らしさもメッセージ性も申し分ないと思うのですが、
黒いのが悪いのか、小さいのが悪いのか、はたまた夜型生活が悪いのか、
アイドル的ポジションの獲得は困難を極めそうにございます。