札幌100マイル

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

『冬プロ』カテゴリーの投稿一覧

いきなりですが

みなさまこんにちわ。
昼に事務所にあがってみると…ん?
つい先週ブログ書いたはずなのに何故か机の上にウサギらしきものが見える。。。
何かの間違いかと思ってウサギを手にしたまま固まること1分。
どうやら間違いではないようです。
嬉しくて嬉しくて笑いさえでてきます。

そんなこんなでとりあえずいってみましょうか。。
今週から屋外で1時間ほどではありますが同居となったシマウマ達。
喜ぶかと思いきや…意外にお互い距離をとって近ずこうとしない。
スモモに蹴られそうになった時の飛馬の切ない顔…
そのあまりの寂しげな後ろ姿に飼育員も涙でそうになります。

はい。ここでいきなりではありますがシマウマクイズ~~!!
シマウマはお互いをその縞模様で認識してるといいますが…
みなさんはわかるでしょうか??
でわいってみましょ。


20110227-21.JPG

まずは簡単なとこから。う~ん。かわいい目ですね!
これはスモモと飛馬どちらですかね?
コアな常連さんならわかるはず!



20110227-22.JPG

そしてこのプリチーなお尻の持ち主は?



20110227-23.JPG

このセクシーな鼻は誰でしょう?
奥にちらっとヒントが。。



20110227-24.JPG


20110227-25.JPG

ここから難問。
この縞模様はどちらがスモモでどちらが飛馬???



20110227-26.JPG

そしてこの思わずチューしたくなるタラコ唇は?


はい。この答えは動物園にて確かめてみてください。



20110227-27.JPG

お待ちしていますノシ

冬は何の季節?

みなさん、こんばんは。



またまた回ってきました、冬プロブログ。

今回は何についてはなしましょうか・・・・


冬といえば雪合戦、スキー、スノボetc...とヒトの世界ではいろいろありますが、雪国の動物の世界で冬は何の季節でしょう?





ヒントは、春は出産の季節・・・




冬は・・・


こんな季節です









わかりましたか?

そうです。冬は繁殖(交尾)の季節です。
といってもすべての動物が冬に交尾するわけではありません。

ライオンやキリンなどの熱帯地方の動物には、一年中周期的に雌の発情がきて、雄と交尾を行う動物が(通年繁殖)多いですが、日本やロシアなど四季がはっきりしている地域では季節繁殖といって、繁殖の時季が決まっていて、特定の季節にのみ発情がきて、交尾をする動物がたくさんいます。



円山動物園で飼育する動物でいえば、アムールトラやレッサーパンダ、シンリンオオカミもそうですね・・・ではこれらの動物たちはなぜ、寒い冬に交尾を行うのでしょうか?

なんでわざわざ、寒くて餌を少ないこの時期に交尾なんて・・・
そうなんです、冬は寒さが厳しく動物の餌が少なく、出産をして子供を育てるには厳しい季節です。そんな時期に出産をしても生まれてきた赤ちゃんを育てることはできないですよね。

そんなわけで、動物たちは、草木が芽吹き餌が豊富で温かい春を待って出産できるように交尾時期を決めているのです。

多くの小型、中型哺乳動物は妊娠期間が2~4か月程度ですので春4~5月に出産できるように冬の12月~2月に交尾を行うんですね。

また、大型の草食獣などは妊娠期間が非常に長いので春に出産するために、たとえばウマは妊娠期間が約1年ですから、冬ではなく春に発情がきて春に出産するんですね。


このような繁殖時期の違いは動物種の違いだけでなく同種の亜種間でも起こります。たとえばアムールトラは冬が繁殖シーズンと言いましたが、寒い地方に住むアムールトラと違い、1年中温かい地域に住むスマトラトラなどはいつ子供を産んでも餌が豊富なため、一年中発情がきて、1年中繁殖を行います。
しかしアムールトラは夏場は発情がなかったり、よわい発情しか来ない為、冬に子育てをするリスクを回避しているんですね~。なるほど非常に合理的なものですね~


と、ここまで長々と書いてきましたが、字ばっかりですみません。写真をどうぞ



さきほども載せましたが、アムールトラのアイと多摩からやってきたオスのリングです。
12月にリングが多摩から来園して以来、リングはすぐに落ち着いて問題なかったのですが、♀のアイはリングに対し威嚇を繰り返し、常に緊張した状態が続いていました。そのため、このペアで同居できるのかが心配だったのですが1月20日に雌の発情がくると、今までのことが嘘のようにころっと態度が変わり、オスに対して挨拶をしたりすりよったりするようになりました。

そこでこのチャンスにすぐ同居とも思いましたが、大型の猛獣の同居は非常に危険で、場合によってはどちらかが命を落としてしまう危険も付きまといます。そのため、慎重を期して、雌雄の部屋を交換してお互いのにおいを嗅がせるなどしながら、動物の状態を観察し、1月24日に初同居をすることになりました。
一旦同居すると今までの心配が何だったのか?というような感じで、ラブラブ状態で一日に10数回交尾を繰りかえす様子が確認できました。
二度の繁殖実績をもつリングと違って、繁殖未経験のアイはうまく交尾姿勢をとることができず、不完全な交尾が続きましたが、そこは百戦錬磨のリング様。うまくアイを導いてもしかしたらうまくいってんじゃないのというような交尾も確認することができました。
アムールトラの妊娠期間は100~110日くらいです。うまくいけば春には赤ちゃんトラが見られるかもしれませんね~。

トラのほかにもユキヒョウも交尾を確認しましたし、レッサーパンダ、シンリンオオカミとこれから繁殖シーズンに入る動物もまだまだいます。

みなさんも春にはかわいい赤ちゃんが見られることを願って応援して下さいね。
(とはいっても必ず生まれるわけではないですので、動物たちにも飼育員さんにも過度のプレッシャーがかからぬように温かく見守っていてくださいね)

円山ZOO 飼育展示課 伊藤でした~

裏側にて

こんにちわ~
今日はなかなか入ることのできない熱帯動物館の裏側をお見せしたいと思います。




ここがちょうどお客さん側の反対側。
シマウマとダチョウの前になります。
動物越しになんとなく見えるとは思いますが僕たちが普段作業するのに
通る場所ですね。
ただ裏側を見せるだけじゃつまらないので…
今日は特別にここに潜むマルヤマンの紹介。




はい。これがキリン前のマルヤマン。
ヨダレ多めのユウマに注意だそう。




こちらはカバ前にて。
まき糞かかったら一日ブルーですからね…




そしてこちら。バク前。
う~ん。何が馬並みなんでしょうか?
女の子だし…
うん。きっと顔だ!顔が馬並みに長いってことだよね。
そうに違いない(笑)

ちなみにエランド、シマウマ、ダチョウ前にはいませんでした。
いつか入る機会があったなら…他にもいるかもマルヤマン。
是非探してみてください~

お手紙ありがとうございます♡

 カゼは治りましたが・・・
 ハスキーな声になった、こども動物園、三浦です。
 
 2月3日、藻岩小学校1年生の児童たちが、
 生活科の授業を、動物園で実施してくれました♡ ↓
 

 動物園の役割の一つに、「教育施設」があります。
 飼育員が特別講師として、先生役をしている日もあるんですよ!
 飼育員は動物が大好きだけでは・・・勤まらない職種でした♡ ↓



 ↑ 飼育員のお話しをよく聞いて!よく考えて!感想を発表したり!!
               あらためて、児童たちの感性の豊かさに、感銘しました♡

 
 藻岩小学校のように、
 動物園を学習の場(教室)として利用されることは、本当にありがたいことです♡ 
 どんどん、教室としての利用が増えれば!と思っております!!

 
 児童たちから、サンキューレターが届きました↓




 マッスル(ドサンコの森担当:田中)と、お手紙を貼り出しました。
 通称:「栄光の階段」です↓


 ↑ここには、お客様の声が貼り出されています。
  提案、応援、○○、などなど・・・お客様の意見は、
  より良い動物園づくりのための、ヒントが沢山あります!!
  本当にありがたい事です♡


 ↑職員一同、サンキューレターは、なまら励みになります♡♡
  感謝の言葉が送られてくる動物園って、いいですよね~。。
  「しっかり持続しないとっ!」、とと、気合が入るマッスルです(^^)
 
 
 
   藻岩小学校1年生の皆さん!
   お手紙、本当にありがとうございました。
   これからも♡ 動物園にたくさん来て下さい。
   なんと!中学3年生までは無料ですしね♡♡

 ↑ ちなみに、冬のビーバーは、早起きです!
    夜行性のビーバーは、
    夕暮れが早い、秋から冬の起床時間は、12~13時ころです↓
  

  夏場は閉園後に起きることもあり・・・ドッキドッキする日も・・・。
  ですが、冬はビダヒタのビーバーでした!
  エサを食べたり、泳いだり、家を作ったり、
  是非、ご観覧下さい♡  ↓





  最後に、冬プロのコマーシャルです。
 ・2月20日 サンデーセミナー 「酪農学園大学の研究発表」があります♡
  2010年に動物園で研究を行った酪農大学の学生が、研究の成果を発表!
 ・2月27日は、祐川飼育員による、
  「レディの群れへの復帰ストーリー」の講座もあります!
  サンデーセミナーの大とりです♡♡
  是非、ご参加をお待ちしております。
  詳細のお問い合わせは、円山動物園まで、お電話をよろしくお願いいたします。
  


↑ ビーバーの♀:タンポポの寝起き顔でした♡


 

バックヤードの謎生物

こんばんは、岡本です。

実は昨日誕生日だったんですが、なんと同じ係のミヨツエさんより
サプライズプレゼントをもらっちゃいました!!(*^∀^*)

それがこちら






どうもありがとうございました

さて、気を静めまして。
皆さんご存知かと思いますが、4月下旬に「は虫類・両生類館」がオープンします


ありがたいことに、ちらほら雑誌などの取材が入ってきています。
そんな取材の折には私も同行し、は虫類館のバックヤードで飼育されている動物をひそかに撮影しています。

しかしいざ事務所に帰って写真を見ると。

「こいつの名前なんだっけ…?(´ー`;)」



都合によりチラ見せにてお送りいたします。

何と新施設では動物の飼育数も約60種と今の10倍!
現は虫類館バックヤードにはぞくぞくとは虫類達が蓄えられているのです。
一時的に本田飼育員に動物の名前を聞いても全然覚えられません。
イモリとヤモリどっちがは虫類かも覚えられません。

しかし最近名前を覚えた動物がいます。


コウヒロナガクビガメ


コウヒロナガクビガメ


コウヒロナガクビガメ

皆さん、もう覚えましたね。
はい、ご一緒に。


コウヒロナガクビガメ
なんというどや顔。

彼は何かと広報シーンに登場してくれるため、名前を覚えることが出来ました。
名前の通り、長い首をウネウネさせながら泳ぎます。
長い首が甲羅に収まらないため、甲羅の横に折り畳んで収納します。



すいません、事務職員の知識ではこれが限界です。
詳しい生態は本田飼育員のブログをこうご期待。

ともあれこのコウヒロナガクビガメは動きがとってもユニーク。
ぜひとも動く姿をご覧になって頂きたいです。
は虫類・両生類館オープンまであと2カ月ちょっと。
今後もHP等で詳細をお知らせしていくと思いますので、お楽しみに!

pageTop