札幌100マイル

冬プロレポート~冬の円山動物園から~

冬の動物園プロジェクト、略して冬プロのメンバーが冬の動物園の魅力を発信

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なんだろう?

みなさま、こんばんわ。

久々登場のメガネ1号でございます。
今日は一日暖かかったのですが、園内の調査等でカンジキをはいて園内フェンス周辺を歩いてきました。

円山川の川べりを歩いていると雪庇を踏み抜いて転落しそうになるなど、
トラブルもありましたが、久々に雪中散策をして、いい運動になりました。



さて、話は変わりますが、最近レッサーパンダの屋外で、あるものを制作しているのを
ご存知でしょうか。

レッサーの室内にも設置している ア・レ・です

ア・レ・がついに完成したのです!


あっ! この写真ではちょっとわかりづらかったですね


そうです、外放飼場と飛び地の木をつなぐ吊り橋がついに完成したのです!

これで屋外放飼場から木柵でかこわれたあっちの木まで移動できるようになります!

吊りの上をあるくレッサーをこんな角度や


こーんな角度や



こーんな角度でご覧いただけるようになります!


また、木を降りて飛地の下に行くとこーんな感じで見ることができます!


二月に入ったら吊り橋を渡る練習をして、なれてきましたら一日に30分程度ですが
一般公開をする予定です。

いつからみられるようになるかは、まだ決定していませんが、そう遠くない時期に
皆様にお知らせできるのではないでしょうか。みなさん楽しみに待っていてくださいね。

また、吊り橋をかけている期間につきましては、落雪等の危険も考えられるため、
安全管理のために冬期間は吊り橋を外して、春になってから再開する可能性も
ありますのでご了承ください。

冬ならではの光景

皆さんこんにちは。
↓の写真、冬ならではの光景なんですが、なんだかわかりますか?


分からないですよね。少しアップにしてみましょう。



猛禽者の檻の上に誰か乗っているような・・・?




正解は雪下ろしです。

猛禽者の天井の網は雪が降ることを考え少し広めに作られているのですが、それでもやっぱり雪が積もってしまいます。
円山動物園の屋外檻は積雪も考えかなり頑丈に作られているのですが、やはり積もりすぎてしまうと檻ごと落ちてしまうということもあるため、積もってきたら雪下ろしを行います。
普段は非公開になっている猛禽類野生復帰施設のケージ類も同じです。

積雪寒冷地ということで、ほかの動物園では考えなくてもいいことなんかもでてくるんですね。

寒さが動物に及ぼす影響なんかも考えなければなりません。
たとえば、この子。モップじゃないですよ。
誰か分かる人はなかなかの円山動物園マニアかもしれません。


正解はナマケグマのゴマキです。


彼女は昨年まで世界のクマ館で年中暮らしていたわけですが、世界のクマ館はかなり寒い施設なので、冬の寒さが少し心配で、今年は暖房の効いた熱帯動物館で過ごしてもらうことにしました。
今年は暖かい館内でゆったり過ごしているように感じられます。世界のクマ館から熱帯動物館への移動は彼女にとって多少の負担があったかもしれませんが、結果的には移動させてよかったなと思っています。
ただ、飼育的にはもともと独特の臭いがあった熱帯動物館に、別種の新しい臭いが加わって慣れるまでにしばらくかかりました。。



ところで熱帯動物館が少し様変わりしたのにお気づきでしょうか?


檻の色が変わったような・・・?

これはモンキーハウス改修のための準備です。
もうしばらくしたらモンキーハウスの改修工事が始まります。
その間モンキーたちが熱帯動物館に仮住まいすることになるため、改修を行っているのです。
たとえば強度の弱そうな網や、モンキーがすり抜けてしまうそうな目の粗い網などに、目が細かく強い強度の網を重ねて脱走事故が起きないようにしなければならないわけです。
とりあえず網の強化や隙間をふさぐ工事が終わったので、今度は動物舎内の木組みを行います。
木組みとはおサルさんたちの行動の幅が三次元的に広がるように木を組んであげることです。

ただ、木を組み合わせればよいというものではなく、おサルさんたちの動きを考えて、作業の際の飼育員さんたちの死角をなくしたりということも考えながら組まなければなりません。
それに彼らは小さな体に似合わず力が強いので、頑丈さも求められます。
なので、木組みの作業はまるで大工仕事です。




20140129-09.jpg
チェーンソーなんかも使います。


おサルさんたちが引越ししてきたら、アジアゾーンに動物が引越ししたことで少し静かになっていた熱帯動物館がまた騒がしくなりそうです。


20140129-10.jpg
しばらく騒がしいと思うけど、勘弁してね。

雪国のオアシス

体が冷えたら熱帯鳥類館で一息いれてください。
館内はとっても暖かくそしてたくさんのトロピカルな動物たちが出迎えてくれます。

特に午前中の食事時に出会えたらラッキーです。

いつもピーピー鳴いているアカハナグマのホセ君。




仲良しトリオのムツオビアルマジロ




物怖じしないキムネオオハシ。






九官鳥は普段はとてもおしゃべりですが、食事中はいくら話かけてもノーコメンテーター。

みんな会いに来てね!

ウマトーーク満員御礼

みなさんこんにちは!

今日は動物園センターで、飼育員カフェ『ウマトーーク』が行われましたが、大盛況でした。
さすが馬。今年の顔ですね。



本日の語り手は弓山飼育員!



このとおり、満員でした。
参加してくれた方には、あたたかいお茶とお菓子でゆったりとした時間を過ごしていただきました。


それにしても、この飼育員カフェ。聞けばきくほど、奥が深いと感じます。
今回の『ウマトーーク』に限らず、どの動物の話も、その動物の魅力に引き込まれること間違いなしです。
飼育員カフェは2月も行う予定です。
どの動物の話になるかは、お楽しみ。



おわりに…


明日1月5日は、ちびっこ餅つき体験&おしるこ無料配布!
餅つき体験は小学生以下、各回50名。
第1回 11時~
第2回 12時~
第3回 13時~

おしるこは11時より配布予定で、先着500食です。
遊びに来てくださいね!


あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

20140102-00.JPG
昨年秋から野生復帰施設は工事のため閉鎖しています。
オオワシやシマフクロウは病院に移し、残っているのはコンドルのウルスラだけです。
フクロウとタカの森の裏マスに移して様子を見ましたが、
やはり寒くなってくると吹きさらしの環境は厳しいようです。
今年、来園58年目を迎えますがまだまだ元気で食欲旺盛です。

20140102-01.JPG
オオワシのペアです。
窮屈そうですが落ち着いています。
右のメスも今年5歳になります。すっかり成鳥の羽に換ってます。

20140102-02.JPG
アメリカワシミミズクのプラム。
バックヤードツアーでも紹介されない動物園の裏の裏、旧保護舎にいます。
やはり視力の問題はありますが元気です。
たまに園内に連れ出しています。


20140102-03.JPG
シマフクロウのクック。
こちらも落ち着いて餌食いも良好です。
シマフクロウは極端に冬場食べなくなり、ほかの鳥よりも体重変化が大きいように思います。
工事の工程によってはまた移動になるので、今のうちにしっかりと備えてもらいたいです。

20140102-04.JPG

今年こそお嫁さんを迎えたいです。

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