2007年09月05日 の投稿一覧
珍しい?懐かしい?
Posted by yuri87 on 2007年9月5日(水) 16:10
こんにちは!
今日はお天気はイマイチでしたね
一日中、晴れたり曇ったりで、すごしやすかったです。
今日は久しぶりで取材がありました。
テレビが1件、新聞が1件。
テレビは録画で、夕方の「HANAテレビ」とのことでしたが映ったのかな?
で、取材された本日の主役はこれです。
ヒガンバナ Lycoris radiata
日本の秋を代表する花のひとつですが
北海道ではほとんど開花しない植物です
栽培も難しいというか面倒なんだそうですよ
おしべとめしべがスーーッと伸びて、華やかです
花びらもちょっとキラキラ感があります
中国から渡来した、とても古い時代の帰化植物のひとつで
本州では、名前の通り秋のお彼岸の頃にどこででも咲いてる花です
田んぼのあぜとか、道路の路肩とかがこの花で
真っ赤になるんですよ
子ども心にも、きれいと思える花なので、摘んで帰ると
「家が火事になる」と叱られるんです・・・。
まあ、これは俗説ですが、ある意味では危険な植物で
実は毒があります。
かなり強い神経毒なので、下手に食べると命にかかわります。
たぶん子どもが危険に合わないように、
摘ませないようにする方便だったのかもしれませんね。
この毒性で防虫効果を狙って、田畑や墓地によく植えられるように
なったそうです。
こんなに詳しいのは、私も似たような経験があるから・・・
道外出身の子どもはたいてい、こんな経験があると思います。
こちらに来てから、そういえばヒガンバナは見てなかったなぁと
懐かしく感じています。
でも、今日取材にいらした記者さんは、
映画では見たことあるけど、生で見るのは初めて!とのことで
珍しそうでした。
ちょっとおもしろいと思いませんか?
あなたは、懐かしい派?それとも珍しい派?
ヒガンバナは赤花のみ、変種に白花がありますが、
現在は品種改良されたものが「リコリス」として流通してます。
なんと表現するのか微妙な花色
朱色にオレンジ色が入ったような色です
こちらは白花に薄いピンクをブラシではいたような色
他に、白花の変種 シロバナマンジュシャゲ Lycoris albiflora も
展示しています。
マンジュシャゲ(漢字では曼珠沙華)は、ヒガンバナの代表的な別名で
他にもたーくさんの別名があるそうですよ
一説では1000を超えるらしく、それだけ身近な花なんでしょうね
ちなみに花言葉は、「悲しい思い出」をはじめ
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
等など、名前と同じくたくさんあるようです(笑)
おまけ
昨日の紅花のハスも咲きました
垂水花〔じゅうすいか〕です