札幌100マイル

百合が原公園*スタッフブログ

ユリだけじゃない百合が原公園の魅力をご紹介します

2007年09月 の投稿一覧

準備完了!

こんにちは!
というか、こんばんは!ですね

今日は午前中雨もようだったこともあって
人がほとんどいない百合が原公園でした。

スタッフは
明日からの展示会の準備で大わらわだったんですよ
ようやく先ほど終了しまして・・・

展示会の様子は明日にでもご案内するとして
今日は入口の様子だけ・・・


素敵でしょう?
ダリアを使ったフラワーアレンジメントの大作です
作ってくれたのは、実は学生さんなんですよ

アレンジメント製作者

デザインの勉強中ということで、展示に協力してくれました。
昨年初めて企画したところ好評だったので
今年もお願いしたもので、力作ぞろいです。
ロビーのあちこちにも飾り付けをしてくれています。

ぜひいらしてくださいね。
ヒガンバナも まだまだ咲いてますよ

プロテア・クラークスレッド

こんにちは!

台風が近づいてきましたね
道内でも注意報や警報がでています。
大きな被害がなければ良いのですが・・・

ヒガンバナが北海道新聞に紹介されて
今日の温室は結構にぎわっていました。
でも、ヒガンバナは既に紹介したので、
今日はプロテアをご紹介します

プロテア‘クラークスレッド’
Protea aurea × Protea repens ‘Clarks Red’


南アフリカ原産の植物です。
はい、×がついているので、交配した品種ですね。

実のところ、豆知識として紹介できるような情報が得られなかったので
今まで紹介できなかったのですが、
先日ご来場された方から「ブログで紹介してください」と
直接リクエストをいただいたと連絡がありまして・・・

いろいろ調べると、片方の親であるプロテア・レペンスは
現地でもかなりポピュラーな種類で、南アフリカのほぼ全域に
自生しているようです。

プロテアは英名では「シュガーブッシュ」と言って
花が咲いているときは、蜜がとれるところからついたようです。
種類によって「○○シュガーブッシュ」となるようですが、
ただ単に「シュガーブッシュ」というと、レペンスをさすようです。
(ようです。ばかりですが・・・)

もう一つの、プロテア・オーレアはよく判らなかったのですが
オーレアというのは「黄色」「黄金」などの意味で
プロテア・オーレアも薄い黄色の花が咲くそうです。

この2種類の花期がずれているので、交配によって
より長く咲く品種として作られたのが‘クラークスレッド’のようです
プロテアの交配品種としては、ポピュラーなようでした。

プロテアはみかんと同じくらいの耐寒性があるということで
原産地でも高い山の上に自生する品種もあり、
多少の雪も大丈夫なんだそうです。
反対に、高温多湿は大の苦手。
南アフリカ原産と聞くと、暑いのは大丈夫な印象ですが
実際は南アフリカは緯度もオーストラリアの南側と同じくらいで
日本ともそんなに差はないようです。
とは言っても、みかんと同じなら外での越冬は無理ですよね

花は条件がよければ2月頃~10月頃まで咲き続けるようです
今も、花の一生をその場で見ることができますよ
つぼみから










プロテア・クラークスレッド

プロテア・クラークスレッド
終わりまで。

花自体は、ちょっと変わっていて面白いです
実物を見に来てくださいね。

温室は、高校生以上130円の入場料がかかります
65歳以上の方は、年齢の判る身分証明書をお忘れなく!

バラが咲いた

こんにちは!
関東に近づいている台風9号の影響か、
今日は雨も降りました
風がなくても、涼しい気温になってきましたよ

台風9号は、東京に上陸してそのまま東北地方を北上する予想です
このままいくとそのまま北海道に到達しそうな感じです
気をつけましょう

百合が原公園、いまはダリアが見頃ですが、
バラもまた咲き始めてますよ

ヒースガーデンの横の小路沿いのバラです


初夏の華やかさとは違って、奥ゆかしい良さがありますよ
歌にもあるように、バラの花がひとつ咲くだけで
辺りが明るくなりますね
他に、ローズウォークでも、いくつかの品種が咲き初めています

どのバラもきれいなんですけど、
今日の美人さんたちを・・・


バラ・シャンプラン

バラ・シャリーホームズ
バラ・シャリーホームズ


バラ・カントリーダンサー

バラ・パーリィーメイ
バラ・パーリィーメイ

バラ・レデューテ
バラ・レデューテ

いずれアヤメかカキツバタ・・・と言うとちょっと変ですが(笑)
それぞれに魅力的ですよね

このバラたちは、ボランティアグループ「ローズヒップ」の皆さんが
手入れの一部をしてくださっています
バラが好きという気持ちだけで
春の除草から始まって、暑い夏の間も欠かさず花柄摘みをし、
今はまた除草や施肥まで、様々な作業をお願いしていて
百合が原公園のバラ管理にとって、貴重な力となっています。

ボランティア活動

百合が原公園には、他にもいくつかのボランティアグループがあって、
温室の植物や樹木、パークゴルフ場などの管理や整備を
してもらっています。

いつも本当にありがとうございます!

珍しい?懐かしい?

こんにちは!
今日はお天気はイマイチでしたね
一日中、晴れたり曇ったりで、すごしやすかったです。

今日は久しぶりで取材がありました。
テレビが1件、新聞が1件。
テレビは録画で、夕方の「HANAテレビ」とのことでしたが映ったのかな?

で、取材された本日の主役はこれです。

ヒガンバナ Lycoris radiata


日本の秋を代表する花のひとつですが
北海道ではほとんど開花しない植物です
栽培も難しいというか面倒なんだそうですよ



おしべとめしべがスーーッと伸びて、華やかです
花びらもちょっとキラキラ感があります

中国から渡来した、とても古い時代の帰化植物のひとつで
本州では、名前の通り秋のお彼岸の頃にどこででも咲いてる花です
田んぼのあぜとか、道路の路肩とかがこの花で
真っ赤になるんですよ

子ども心にも、きれいと思える花なので、摘んで帰ると
「家が火事になる」と叱られるんです・・・。
まあ、これは俗説ですが、ある意味では危険な植物で
実は毒があります。
かなり強い神経毒なので、下手に食べると命にかかわります。
たぶん子どもが危険に合わないように、
摘ませないようにする方便だったのかもしれませんね。
この毒性で防虫効果を狙って、田畑や墓地によく植えられるように
なったそうです。

こんなに詳しいのは、私も似たような経験があるから・・・
道外出身の子どもはたいてい、こんな経験があると思います。
こちらに来てから、そういえばヒガンバナは見てなかったなぁと
懐かしく感じています。

でも、今日取材にいらした記者さんは、
映画では見たことあるけど、生で見るのは初めて!とのことで
珍しそうでした。
ちょっとおもしろいと思いませんか?
あなたは、懐かしい派?それとも珍しい派?

ヒガンバナは赤花のみ、変種に白花がありますが、
現在は品種改良されたものが「リコリス」として流通してます。


なんと表現するのか微妙な花色
朱色にオレンジ色が入ったような色です


こちらは白花に薄いピンクをブラシではいたような色

他に、白花の変種 シロバナマンジュシャゲ Lycoris albiflora も
展示しています。

マンジュシャゲ(漢字では曼珠沙華)は、ヒガンバナの代表的な別名で
他にもたーくさんの別名があるそうですよ
一説では1000を超えるらしく、それだけ身近な花なんでしょうね

ちなみに花言葉は、「悲しい思い出」をはじめ
「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」
等など、名前と同じくたくさんあるようです(笑)

おまけ
昨日の紅花のハスも咲きました


垂水花〔じゅうすいか〕です

「外でも越冬可」

こんにちは!
今日は、秋らしく過ごしやすい一日でしたね~
こんな日が続いてくれるといいんですけど

毎日園内の開花状況を確認して歩くんですけど
今日は温室でハスが咲きかけてました


いい感じの開き具合ですねー
品があります
身長150cmの私より高いところに咲いてるので
中を見ることは難しいけど
デジカメなら撮れちゃうんですよね


美しい・・・
自然が作る形って、本当にきれいですよね


紅い花も、もうすぐ咲きそうです


今日はもうひとつ。
小さな小さな、秋咲きのシクラメンです。


この葉は、ビオラのものですよ
シクラメンの葉は今はほとんど出ていなくて
花だけがぴょこぴょこ咲いてる感じです
花のアップはこんなです


可愛いですよね
こちらもやっぱり自然の作るきれいな形です

さしてある名札を見ると・・・
シクラメンの名札

百合が原公園内で屋外で越冬していると書いてあるじゃないですか
これからの札幌では「外で越冬します」
絶対確認事項、ポイント高いです(笑)

さっそく探しに行きました
たぶんロックガーデン辺りかなぁと狙いをつけて行ってみると
あったー
屋外のシクラメン

ロックガーデンの樹林地で
さらに、ぴょこぴょこ咲いてますよ
蝶々が群れてるようですね

名札にも「樹林地、岩の間」とあったので
これが自然に近い咲き方なんでしょうね


外のも同じ花。あたりまえですけど


smapじゃないですけど
大きなハスも小さなシクラメンも、どちらも素敵な花です

お役にたちます

こんにちは!
いきなり秋ですね
今日は本当に寒かったです
昨日まではあんなに暑かったのに・・・

体調管理に気をつけなければ・・・
みなさんも気をつけてくださいね


今日は、この花、マリーゴールドです。


背の高い種類ですが、花つきもまあまあで、
明るい黄色やオレンジ色がなごみますね
ユリがほとんど終わってしまった百合広場を
少しでも明るくしてくれます

でも、それだけじゃないんですよ
実は、この花はこの後、枯れる前に土に戻してしまいます。
「緑肥」と言います。

マリーゴールドの根から出る分泌液で
土中のセンチュウ類を遠ざけることができると言われています。
また、葉の独特の臭い(臭気)には防虫効果があると言われ、
緑肥として、土にすきこんでおくと害虫予防に効果があるらしいのです。
さらに、セイヨウヒルガオなどの雑草を殺す物質を分泌する種類もあるとか・・・

ということで、害虫予防効果を期待して植えているわけです。
こういうことは植物では、よく知られた効果で
「コンパニオンプランツ」と言われています。

相性の良い植物同士を一緒に植えると生育が良くなったり、
ある種の害虫が寄ってくるのを防いだりしてくれるそうですよ
反対に、相性が悪くてお互いに生育を阻害する組み合わせもあるとか

みなさんの庭でも、一度検討してみてはいかがでしょうか?

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