『ロックガーデン』カテゴリーの投稿一覧
岩に咲く花火
Posted by yuri87 on 2007年5月31日(木) 17:32
みなさま、こんにちは!
今日も遅くなってしまいました・・・
それにしても暑かったですねー
気温はそれほどでもないかもしれないけど
日差しが強くて、ちょっとぐったりでした
夕べのNHK、見てくれた方いますか?
今日は、「昨日のテレビをみて来たよ」と
いう方もいらしたようです。
ガーデンショップの店長さんが教えてくれました♪
ロックガーデン担当者、いかがでしたか(笑)
その担当者が、今イチオシなのが、この花!
レウィシア Lewisia といいます。
北アメリカ原産らしいのですが、和名は「イワハナビ」
確かに、花火のようにも見えますね
今、百合が原公園では、この仲間が8種類咲いているそうです。
私は、3つしか見つけられなかった・・・
あまり目につかないのですが、花の変化が多くて
愛好者もかなりいらっしゃるようですよ
8つのレウィシアを探しにきてみませんか?
ところで、ガーデンショップからお知らせです。
野菜やハーブの苗が入ってきています。
昨日見たときは、ミニトマト、キャベツ、カリフラワー、ビーツ等など
いろんな苗が並んでいました。
花壇やコンテナの彩りとしても楽しいリーフレタスは、5つで350円。
産地直送のおいしい野菜、食べませんか?
黄色のケシと青いケシ
Posted by yuri87 on 2007年5月30日(水) 14:54
こんにちは!
今日も朝のうちは曇ってましたが、
午後からはいい天気になりましたねー
百合が原公園、初夏の日差しが木漏れ日をつくって
とても気持ちいいです
今日はケシを紹介しましょう
普通のケシは学名が Papaver属になります
ヒナゲシ(虞美人草〔ぐびじんそう〕)と呼ばれる普通のケシは
Papaver rhoeas、
赤い花の中心が黒くなる大型のオニゲシ(オリエンタルポピー)は
Papaver orientale、
麻薬の原料となるため栽培が禁止されているケシも
同じPapaverの仲間です
1990年の花と緑の博覧会で有名になった
「青いケシ」は実は Meconopsis メコノプシス です。
難しいですね
どちらもケシ科で「ケシ」には違いないのですが、
属(学名の先の名前)が違うと、植物としてはかなり違うんだそうです
では、青いケシの仲間はというと、こちら!
「黄色いケシ」です(笑)
学名は Meconopsis cambrica だそうです。
青いケシは、中国の高山地帯が原産ですが、
この メコノプシス カンブリカ だけは、ヨーロッパの原産です。
原産地では雑草扱いとか…
明るい黄色でが可愛い花ですよ
そして、百合が原公園の「青いケシ」は
今はこんな状態です
担当者曰く、「6月10日くらいかなぁーー?」とのこと
今年は、 Meconopsis betonicifolia
メコノプシス ベトニキフォリア だそうです。
さて、担当者の顔を見てみたいと言う方!
本日の夕方、NHKに出演しますよ
夕方5時台と6時台にちょこちょこっと出るみたいです
ロックガーデンも写るので、ぜひ見てみてくださいね♪
昨日 案内したフジですが・・・
池側からみると こんな感じです
見事でしょう? 本物は、もっとすばらしいのですよ
ちょうど見頃です
源平合戦の花
Posted by yuri87 on 2007年5月28日(月) 17:08
みなさま、こんにちは!
今日は少し遅くなってしまいました・・・
最近は札幌も花の季節ということで、取材依頼も多くなってきました。
たくさんの方に百合が原公園を知って欲しいなと思っているので、
取材対応も大切なお仕事です
また、このブログを読んでますよー、ブックマークしてます等
うれしい声を聞くことも増えてきました♪
みなさんの声を励みに、これからも花の話題を
日々お届けしようと思ってます
今日は、この花です
すぐに「あっ」と思った方は、山野草通でしょう
クマガイソウといいます。
日本の野生ランでは一番大きな花を咲かせると言われてます
そう、この花「ラン」なんですよ
学名は、Cypripedium japonicum です。
後ろはなんとなく判りますよね。ジャポニクム、『日本の』と言う意味です
前のキプリペディウムは『ビーナスのスリッパ』という意味とか・・・
スリッパと言っても、ヨーロッパでのイメージは、ミュールのような形のようです。
クマガイは源平合戦の主役の一人、熊谷直実からの命名だそうで、
相手役・平敦盛から取った、アツモリソウもあります。
実はこのクマガイソウ、現在は環境庁のレッドデータブックで
絶滅危惧種II類に指定されています。
生育するためには土の中にいる特殊な菌が必要なランで、
そのため自生地の土ごと乱獲されたのが原因。
百合が原公園でも園路から少し奥まったところに群生していますが、
花壇の外から、そっと見るだけにしてくださいね
先日ここでお知らせしたクロユリも、かなり痛んでいます・・・
特に写真を撮る方のマナーの悪さが目立つようです
本当に一部の方なのですが・・・
花はその植物が自分のために咲いているもの、
人はそれをそっと楽しませてもらうのだということを
もう一度考えてみて欲しいです
もうひとつ、開花情報です。
世界のゆり広場の園路沿いにある
藤棚のフジが咲き始めました!
またここでも、随時開花状況をお知らせしますね!
女王コマクサ
Posted by yuri87 on 2007年5月25日(金) 14:03
こんにちは!
今日は、昼になっても気温が上がりませんね
典型的な「リラ冷え」らしいですが、
それにしても寒すぎです!
今日は、ロックガーデンから、コマクサをご紹介しましょう
「高原植物の女王」と呼ばれ、とても人気がある植物です
コマクサは、漢字で書くと「駒草」
花の形が馬の顔に似てるから・・・
名前はあまり色気がないですねー
私には、ハート型に見えます
じっくりみると、本当にかわいい花です
ちなみに学名はDicentra peregrina
百合が原公園のものは、四季咲きコマクサという外国産の園芸品種なので
高山に自生するものとは葉の形なども少し違います
花も大きめかもしれません
コマクサは、自然の中でも砂地など
他の植物が生えないような土の条件が悪い場所に生えます
コマクサが根付いてしばらくすると、土の条件が良くなります
他の植物が生きていけるようになると
コマクサは別の場所に移動していきます
パイオニアなんですね
百合が原には白花もあります。
被写体としても人気もののコマクサですが、
女王様に会うときは、礼儀正しくお願いします(笑)
満開のロックガーデン
Posted by yuri87 on 2007年5月23日(水) 12:53
こんにちは!
今日は爽やかですね。風も程よい感じで気持ちいいです
百合が原公園で、今のおすすめはロックガーデン。
岩や砂地の間に約600種!の植物を植えて
展示しています。
ここの花が次々と咲いているのです
少しの間、ロックガーデンの植物をメインに紹介するつもりなので
どうぞ、お付き合いくださいね
トップはこの花、ミヤマオダマキ
山野草ファンには人気の花ですね
良く見かけるのは、洋種の派手な感じの品種ですが
ここのは小ぶりで可愛いです。
オダマキの仲間は何種類か植えられていますが、
私はこの色が一番好きです
オダマキは「苧環」という難しい漢字なんですが
機織用の糸巻きのことだそうです
これにつぼみの形が似てるところからついた名前です。
そう言われれば、花の後ろの角みたいなところが似てるかな?
もうひとつ、オキナグサの仲間です
日本のオキナグサではなくて西洋種の
プルサティラ ゲイェリィ。
5月3日に撮影した時は、こんなでしたが
昨日、5/22にはこんなになってました
花は地面に近い、低ーいところで咲いて、
タネができるとぐーーんと伸びるのです。
この光っている綿毛に一つずつ種がついて
風に吹かれて飛んでいって、またそこで花を咲かせる・・・
条件が厳しいところで育つ植物は、
いろいろ工夫して絶滅しないようにしているんですね
オキナは翁、おじいさんのことです。
種がついた綿毛の白くて長い毛が
おじいさんの白髪を連想させるところからついたそうです。